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オニギリと合流

そう言えば、今までのパターンでは純血種に先に会っていたけど、ワーウルフの純血種は見当たらない。

「純血種の人は一緒には居ないんですか?」

『純血種か、今年はもう生まれないなぁ』

あ、ヤバイ、僕が邪魔して勝ち抜き戦止めちゃったから、今年は女体化もしないんだ。

「邪魔してごめんなさい」

罪悪感ハンパないです。

謝って済むことではないけど、謝らなければ。

『まあ純血種なんてほとんど生まれないからなぁ』

「そうなんですか?」

『シーズンは毎年来ても滅多に生まれないぞ。

生まれても育たないとかな』

『前に生まれたのがこの先の沼を超えた崖の所にある洞窟に住んでるぞ』

『あいつ何年前に生まれたんだったか?』

『3年前だろ?』

『いや40年くらいならないか』

『バカ言え、15年くらいだぞ』

なんでだかバラバラ通り越して誤差ありすぎ…。

「シルジット、魔族の人って年数の概念あまりないの?」

こっそり聞いてみる。

「そうですね、魔族の方は大抵大雑把ですね」

「そっか、頭に置いておこう」

とりあえず沼でオニギリ達と合流したら、洞窟に行ってみよう。


*****


ワーウルフの人は走る時は四足走行、走りにくくないのかな?と聞いてみたら、人により二本足の方が走りやすい人と、四つん這いで四足走行の方が楽な人と、それぞれなんだって。

でも見た目的に走りやすそうに見えないんだけど…。


沼地に行くと、土壁の簡易小屋が建っていた。

小屋の横には僕達の乗って来た物より大きな馬車が。

でも馬はいない。

んー、この馬車を引くのが次に仲間になる人かな?

「お待たせしましたー」

声をかけながら小屋に入る。

中に居たのはオニギリとトンソクの兄弟と、見ただけで【紳士】って言葉がぴったりの男性が一人。

てっきり下半身馬のケンタウロスとかその辺りかな?とか思っていたのに、普通に紳士。

「おう、コウキチ、待ってたぞ。

暇だったから一軒建てちまった」

暇だからと小屋を建てるって、本当に好きなんだね。

「海に行った後、アルラウネとアラクネの夫婦と、このワーウルフの人達と仲間になったんだ」

「おう、ワーウルフか、宜しくな。

俺はオーガのオニギリ、こいつが弟のトンソクだ」

よっ、と片手を上げるトンソク。

「んでこいつがケンタウロスの純血種だ」

あ、やっぱりケンタウロスなんだ。

「完全に人型なんですね。

外にある馬車を引く事できるのですか?」

いや、魔族と言えど人型の方に馬車を引いてもらうのはちょっと気がひけると言うか、見た目的に問題があると言うか。

「初めまして、コウチチ様?

私は普段は人型を取っていますが、完全変体出来ますので、走る時には動物型になります。

流石にこのままでは…ね」

ん?んん?声が…。

「あれ?もしかして女性の方ですか?」

「コウキキ、こいつ男だと思ったのか?

まあオッパイないから仕方ないか」

あ、オニギリさん、それ言っちゃうの?

ガハハと笑うオニギリの後頭部に綺麗に回し蹴りが決まった。

ってか後頭部まで足が上がるって!

「凄い!身体柔らかいんですね!

あそこまで足が上がるってそうそう無いですよ!」

素直に凄い凄いって感心してたら、ケンタウロスさんはにっこり微笑んだ。

でもやっぱり紳士スマイルにしか見えない…言わないけどね。

「着ている物が男性向けなので勘違いしました。

すみません」

間違えたのは間違えたんだから謝っておく。

「おや、これは男性向けなのですか。

森で見かけた人族が身に付けていた物を模したのですが。

動き易いので同じ形の物ばかり作ってしまいました」

「いえ、勿論女性もズボン…その形の物を身につけますが、スカートやワンピース、ドレスなどを身につける方が多いと思います。

僕もあまり詳しくは無いのですが…スケエリアさん、この世界の服装に着いて教えて貰えますか?」

女性の服なんて詳しく無いし、こちらの世界の衣服事情なんて全然わからないので、お得意の丸投げです。


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