表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/75

林の中のカラフルゾーン

朝ごはん食べてチョココロネと挨拶したら、出発です。

イチャつき空気をどうにかしたい。


馬車の中でアンズをモチモチしながらシルジットと話す。

「女体化ってあんなにあっという間に変わるんだね。骨格から肌から全然違う別の生き物になってなかった?」

「私も話には聞いていましたけれど、現場に立ち会うのは初めてですから驚きました。

また一つ知識を得られました。

これもコウイチ様のおかげですね」

「それで子供を作って家族になって、純血種が大人になるまで育てたら後はどうなるの?」

だって女体化したならどんどん純血種増やせるよね?

「女体化しても純血種は中々産まれません。

以前も言いましたけど女体化は負担が大きく、一年程で亡くなります。

なので純血種は一年で成人体になり、知能も一気に上がります。

その為に拘りを持ったもの以外は興味の薄い性格になるようです。

そして家族にはなりません。

シーズンが終わる前に種の提供者は食べられますから」

…ん?

ちょっと理解したく無い言葉が聞こえた?

「その名の通り血肉になって養分となります。

その養分で純血種はより優秀になるそうです」

いや、元の世界でも後尾の後オスを食べる生き物居たけど…怖いから考えるのよそう。


*****


海から離れ沼に向かい馬車は行く。

北西へ向かい小さな林をいくつか抜けた森の中らしい。

森の中は流石に馬車は行けないから僕とシルジットさんが降りて沼まで歩き、そのまま北上して森を抜ける。

馬車は森をぐるりと回って先に北の出口で待っている、そういう感じのスケジュールだそうだ。

途中の林の中を走っている時木々の合間にあり得ないカラフルな色を見つけた。

花畑とかではなく立体的なカラフルゾーン。

「シルジット、アレは何ですか?」

わからない時のシルジット、

「さあ、何でしょう?

見た事も聞いた事も無いですね。

木の間にあんなに色とりどりの場所とは…

カクムンド、あちらへ寄って下さい」

ちょっと道を外れてカラフルゾーンへ。

近づいてみたら木々の間にカラフルな布が巡らされていた。

赤、黄色、緑、ピンクにレモンイエロー?

何これ?

馬車を降りてさらに近づいて見ると、ピンクは赤い布の上に白の薄い布が、レモンイエローも黄色の布の上に白の布が。

なんだろう、布の見本市?

さらに近くへ寄って行くと…

「!!!」

「コウイチ様!」

いきなり縄が飛んできて縛り上げられさらに宙に引き上げられた。

何これ、罠⁈

「コウイチ様!大丈夫ですか⁉︎」

下の方でシルジットが叫ぶけど、結構高い位置まで上げられてて助けてくれようとナイフを取り出してるけど届かない。

この紐どこから来てるのか辿って行くとカラフルゾーンの向こうから誰かが僕を縛り上げているみたいだ。

「えっと、どなたですか?僕を縛ってるのは。

力試しなら受けますので解いてもらえますか?」

見えない相手に話しかけてみる。

「え?ご飯じゃ無いの?」

ひょいっと布の向こうから女性…勿論キレーなお姉さんが顔を覗かず。

「嫌だ、ご飯がかかったかと思ったらあなた人族?」

人族と聞くといことは魔族かな?

「はい、人族のコウイチと言います。

魔族の方を束ねる為魔王になろうと旅しています」

「魔王?それ何?」

「シルジット、説明よろしくお願いします」

面倒なので説明はお任せ。

「へえー、そんな面倒な事する為に旅をしてるの。

物好きねえ」

いや、好きでやってるんじゃ無いんだけど。

「ご飯がかかったかと思って捕まえちゃったの。

間違えてごめんね、今外すわ」

言うとシュルンと紐が外れて…勿論空中に居た僕は地面に落ちた…。

どうせなら地面まで下ろして欲しかった。

「人族って初めて近くで見るわ。

良かったら家へ寄って行きなさいよ。

ダーリンも中に居るし」

え?何の魔族か知らないけれど、シーズン中、ダーリン、と言うことはここでもイチャイチャ見せつけられるの?

もうお腹いっぱいなんですけど…。

でもスルーするわけにはいかないか…。

今日はイチャイチャ見せつけられデーだとでも思って諦めよう。

「そっちに有る隙間から入って来てね」

言いながらお姉さんは引っ込む。

お呼ばれ致しますか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ