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死にかけ、そして異世界転移

 彼はありふれた少年だった。

 そこそこの学力、どこにでもいそうな容姿。だが彼はとても気が弱かった。そんな彼、宮本アキラは今道路の真ん中で血を流して倒れている。

 彼がこんなことになったのはつい数分前のことである。

 横断歩道を渡ろうとしたら信号を無視して大型トラックが突っ込んできた、そして轢かれた。

 彼は倒れた状態で今までの人生を振り返っていた。

 

 「あぁ何も出来ない人生だったなぁ、ひたすらキョドっておどおどしてて、真面目とは言われてたけどそれだけだ。母さんや兄さんには申し訳ないなぁ。」

 

 とそんな事を思いながら目を閉じた。

 

 死の間際彼の魂はどこかに消えた。

 ……………………………………………………………………………………………………………………………


 目を開けたら真っ白な場所であった。


 「どこだ…ここ…?」


 そう呟いた途端どこからか声が聞こえた。女性とも男性とも若いのか年季の入った声なのか、どれとも言えないような声で、


 「やぁ君、災難だったねぇ」


 彼は驚き内心で


 (うわ、ビックリしたぁ…ってか軽っ!?何だよ災難だったねぇって!)


 と言ったが、声の主は


 「いやぁ悪気があって言ったんじゃないよ?ごめんねぇ。」


 と心を見透かされたように言った。


 そして


 「君、地球では亡くなった事になってるから別の世界に転移させるけど、OK?」


 と、また軽い調子で言われた。当のアキラは


 「は!?えっ!?転移?どういうことですか!?ていうかアナタは誰ですか!?」


 とメッチャ焦って聞き返した。

 

 「あぁ言ってなかったかい、ゴメンゴメン。私はぁ、まぁいわゆる神様ってヤツだねぇ。複数の世界を監視してたらたまたまスッゴイ未練を残して亡くなりかけた君を見つけたもんだから、まぁ何と言うか人生2回目をプレゼントしようと思ってね。」


 と、またまた軽い調子でアキラに告げた。アキラはというと


 「え、ええっと、その、ありがとうございます…?」


 と理解が追いついてない様子でそう言った。そして神様(自称)は


 「OK、じゃあ君が転移する世界をかるーく説明するよ。君が行く世界はRPGとかでお馴染みの剣と魔法があって魔物とかと戦う世界だよ」


 「え、ちょっと待って下さい!魔物?戦う?どういう事ですか?もっと安全な世界は無いんですか!?」


 と本日2度目の焦って聞き返した


 「うーんごめんねぇ、他の世界でもいいんだけどこの世界が1番君の未練を晴らすのに良いかと思ってね。」


 「確かに未練はありますけど戦うなんて…」

 

 「あぁぁ!!焦れったいねぇ!男だろう!さっさと転移しろ!詳しいことは向こうで調べろ!」


 ここで神様(自称)がキレた。


 「あぁっ!スイマセ」


 と言いかけてアキラの体が光に包まれ一瞬で消えた。神様はというと


 「あ、やべ焦れったくて渡したスキルとかの説明し忘れた…まぁあのスキルがあの子にきっと1番あってるかね」


 と言った。

  

 この日宮本アキラは異世界へ転移した。

初投稿です!拙い部分など沢山あると思いますが面白いと思ってくれる様な作品にしたいです!

転移と転生が曖昧ですが、お許し下さい!

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