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第一話


ここは、魔法と剣が存在する世界。

そして、魔王と勇者も存在する世界。


今日もまた魔王を倒すべく、新たな勇者が生まれた。

勇者は産まれた時から勇者ではない。

勇者はガスト帝国の皇帝と、国教のダビデ教の教皇に認められた者だけが、勇者と呼ばれる。

今日、新たに選ばれた勇者は13歳。

となりに住んでいる幼なじみの子のことが大好きな、いたって普通の女の子だ。


彼女、つまり勇者の名は【シノン・スチュワート】

はじめは普通の女の子だった。

魔法学者の父と二人暮らし。

となりに住む男の子【スタズ・バーナード】と共に、帝国の帝都から遠い田舎町に住んでいた。


異変はすぐに周りが感じた。

魔法学者の父が遊び心と娘の可愛さで、シノンに魔法を教えていた。

すると、少し練習しただけですぐできるようになる。

違う魔法を教えてもすぐにできるようになった。

「なにかおかしい。」

そう思いながらも、娘の良い方向への成長を喜ばない親はいない、小さな疑問より大きな喜びを優先した。


そして、剣もスタズと遊びでやっている内にどんどん強くなる。

はじめは負けていたが、教わりながら経験を繰り返すうちにスタズは手も足も出せないぐらい強くなった。

スタズは弱くない、いや、子供ながら剣の才の片鱗を見せてくれるほどの強者である。


それを、9歳で追い抜き、魔法学者の父から教わる魔法は12歳で無くなった。

そんな凄い才能と実力を聞きつけた者がいた。

帝都に住む皇帝と、教皇だ。

すぐに、勇者の才があるか見に来た。

才を見分ける方法は2つ。


1つは単純に強いかどうか。

剣は帝国に所属する最強の聖騎士と、攻撃魔法は帝国にある学園一の天才賢者と、補助魔法は教皇の愛娘の聖女と対決した。

全員10も年上の大人でみな帝国一の天才、苦戦できるほうが素晴らしかった。

だが、シノンは苦戦しながらも徐々に善戦にもっていき、最終的にはこの3人に勝った。

これには、その場にいる皇帝、教皇も含め全員が驚いた。

力の素質は充分の証となる。


そして、もう1つ勇者を決める証となるのがスキルだ。

人はみなスキルを一つ持っており、それは努力ではどうしようもない一つの才能だ。

スキルは魔法とは違う能力だ、魔法ではできなくてもスキルではできることもある。

スキルは似た能力はあっても、同じ能力を持つ者はいない。

なので、スキルが強力かどうかは勇者にとってとても大事なことだ。

スキルがわかる方法はある。

これもまた、スキルだ。

教皇は人の(スキル)が分かるスキルをもつ。

そして、そのスキルを使うため、シノンの頭に手をおいた。

実際は手なんかおかなくてもいいが、儀式の場などは形式で手をおく。

すると、教皇は目を見開き驚いた。

スキル【勇者の力】

能力・成長速度が通常の人の100倍。


単純かつ強力なスキル。成長速度が100倍ってことは、人が一年かけて習得することを3日と少しで、百年かかることを一年で習得するということだ。

先ほどの聖騎士たちとの戦いでも、はじめは苦戦していたのに、とたんに善戦、勝利までにいたった。

あれは、戦いの最中も成長が進んでいたというこか。


彼女はすぐに勇者に選ばれた。

帝国にも招かれ魔王を倒すべく旅にでなければならない。

それは、最愛の人、スタズと離ればなれになることになった。

スタズも旅に行くと言ったが、当然行けなかった。

シノンと旅に出るのはあの時に戦った、聖騎士、賢者、聖女。

この四人で魔王を倒す旅にでる。


シノンとスタズは愛し合っていた。

まだ子供の彼らでも、お互いに尊敬しあい愛を語れるほど愛し合っていた。

シノンとスタズは離ればなれになる際に約束した。

『魔王を倒し、戻ってきた時は結婚しようと。』

それが、お互いの支えになり、お互いの希望だった。

そしてその約束の瞬間がスタズのスキルが発動した瞬間でもあった。


そして、その三年後にシノンは死んだ。


初めまして!

島人です。


これがはじめての投稿だから、暖かい目でみてもらえると助かります。(笑)


ですので、「こうしたほうがいいよ」とか

「この業界の常識こうだからさ?」とかいろいろアドバイスもらえると助かります。


あぁ緊張したー

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