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200文字小説集

想い出の写真(200文字小説)

作者: 日下部良介

 はにかんだような彼女の表情。

 数年前の旅行の写真。

 僕の隣に居た彼女の表情だ。

 この写真がきっかけで僕は彼女と結婚した。

 

「何を見ているの?」

 妻が写真を覗き込む。

「懐かしいだろう?君はこの頃から僕のことが好きだったのかな?」

「どうして?」

「僕の隣で恥ずかしそうにしてる」

「そんな風に思ってたんだ」

「えっ?違うの?」

「この頃、私が好きだったのは佐藤君よ」

 そう言えば、この時、カメラを構えていたのが佐藤だった…。





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― 新着の感想 ―
[一言] なんというか、とてもきつい一言。 僕が言われたら、たぶん一週間ぐらいひきこもるかも。 その時は、「天岩戸に旅立つ」とか言い残していきそうですが。
2015/04/15 19:27 退会済み
管理
[一言] せっかく素敵な思い出の会話だったのに。 奥さん正直すぎます。 もしかして照れて、別の人のことを言ったのかな? とも考えられるのですが。だったら奥さんめちゃ可愛いです。 共通の思い出がたくさん…
[良い点] 縮緬の皺がごとき波がたつ  櫻散るだに はや秋の風 女房はカメラに姿態さらしてた  別の写真を見れば赤面 勘違いさせる女が悪いのか  間抜けな男が悪いのか [一言] ただの風景とし…
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