空
清んだ風に誘われて
さらり、さらり、揺らめく布は
この大空を飛びたそうに
窓のそばを行ったり来たり。
気持ちはわかると頷くものの
少しお待ちと撫で付けて
あすこに浮かぶあの雲を御覧。
あれは雷様の雲。
近くの山ごと飲み込んで
じきに雨が降るだろう。
“自由”に恋するお前でも
鉛の体で飛べはしない。
だからこそ、いま少し。
空を眺めていようじゃないか。
雷様を見送って、
それでも焦がれる空ならば。
そのときは。
お前の“自由”へ後押ししよう。
清んだ風に誘われて
さらり、さらり、揺らめく布は
この大空を飛びたそうに
窓のそばを行ったり来たり。
気持ちはわかると頷くものの
少しお待ちと撫で付けて
あすこに浮かぶあの雲を御覧。
あれは雷様の雲。
近くの山ごと飲み込んで
じきに雨が降るだろう。
“自由”に恋するお前でも
鉛の体で飛べはしない。
だからこそ、いま少し。
空を眺めていようじゃないか。
雷様を見送って、
それでも焦がれる空ならば。
そのときは。
お前の“自由”へ後押ししよう。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。