表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/163

記録95_《聖典:禁戒》






「く、ふふふふふ。いやはや生意気ですねぇ。なんと言いましょうか、自信過剰?我らを煽り散らかして、私に勝てる気であると見えますなぁ?」








「あっちで《錬金翁》さんが頑張ってんだ!若いウチらがやらないと日本の将来心配されちゃうってのよ!!」


「そうですね。あの人、歳の割に元気ですから……」




 《風姫》と《カタクリフト》に立て続けに失礼なことを言われる《錬金翁》。



「……舐められてるようですね。いいでしょう。私の能力(アビリティ)。避けられるものならば避けてみなさい!!」




 そう宣言すると、手元に分厚めの本が現れる。




「来ます。構えてください!!」


「は、はい!!」






 《カタクリフト》の宣言により《風姫》も同時に構えを取る。





 そして、そこで()()する。




「は、ははははは。本当に愚か。いつ私の能力(アビリティ)が、構えなければ防げないと言いましたか?」





「「……………」」




 二人は動かない。





「所詮あなた方はその程度。私の《聖典:禁戒》の能力(アビリティ)の前では抵抗なんてものも虚しいだけなんですよ」




 《聖典:禁戒》。



 《愚聖者》の《隠し能力(チートアビリティ)




 自身が敵意を持っている任意の相手を最大で5人まで補足可能である。



 しかし、人数は少なくなるにつれて能力(アビリティ)の効きは良くなるし、人数が多いと抵抗されやすくなる。






 その効果は、『異常を平常であると認識する』という、なんとも曖昧なチカラだ。




 聖典というものは、ざっくり言ってしまえば『人々が目指す偶像が書き綴ってあるもの』だ。


 その聖典に書いてあるものを目指して、それを日常、つまり『平常』とするためのものだ。






 ならば、その聖典で禁じられているものは『平常』ではなく、『異常』にあたる。





 《聖典:禁戒》はそのような概念を具現化したものである。



 起きている状態を『平常』であるとするならば、寝ている状態は『異常』だ。



 だから、《聖典:禁戒》を使えば、寝ている状態を『平常』とするため、起きることが容易にはできなくなってしまう。




 そのように、おとなしい人間を凶暴にさせたり、()()()()()()()()()できる。






 それが、この能力(アビリティ)のチカラだ。






 ちなみに、本人たちの意識は『平常』のままだ。



 つまり、この状況が異常であることに気づいているわけで………。




 対策は、如何様にもできる。





『《機械化(モード・マシン)》、フルオートモード!』





 その機械音声と共に、《カタクリフト》の能力(アビリティ)の真価が発揮される……。









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ