記録76_突如始まる混戦
投稿遅れて申し訳ございません。
最近弛んできてるけど、これから忙しくなるので、張り切って頑張ります!!
闇、光。
アンデッド天使(仮称)の見た目をしておきながら、どちらの属性にも当てはまらないイレギュラー。
《睡魔》が見てきた中でもトップクラスの《惑星主》だ。
そもそも、《惑星主》自体の討伐事例は極めて少ない。
数百、数千、数万と。
《惑星主》が出る条件が揃っている惑星は数多あるが、そんな中、討伐された《惑星主》はせめて100体前後。
それもそのはず、そもそも《メビウス》で戦闘をするプレイヤーがいないからだ。
効率が上がるというメリットで、《メビウス》内に企業が展開された時、PvPやモンスターバトル等で死ぬと2度と《メビウス》にログインすることができなくなるという大きすぎるデメリットを抱えることになってしまう。
《メビウス》は『死人が復活することはない』というのを無理やり実現させたような、無駄なこだわりが強いゲームだ。
その影響もあってか、このゲームはあまりガツガツと戦闘をやるようなプレイヤーは少ない。
やるとしても、ゲームオーバー扱いにならない惑星でモンスターと戦う程度だろう。
ゲームオーバーになるところへなんて、一歩も踏み込みたくないし、PvPなんてもってのほかだ。
「だから、こんな《メビウス》の楽しみ方、マイナーなんだよ。普通は全国トップ帯なんて目指す方が頭いかれてるんだ」
「それに加えて、手探りで弱点探さないといけないのも鬼畜だ。思いつくあたりはかなりやったと思うけど?」
先ほどの光属性と闇属性の他、火、風、水、土、植物、雷etc.etc.……。
こうなってしまえば、もう選択肢はかなり限られてくる。
動力を奪取して終了。
規定時間生き延びる。
もしくは。
属性的不利など無く、急所のような攻撃箇所的不利。
一つ目は、何を奪えば良いのかわからない。
二つ目、生き延びる。時間は無制限っぽい、これじゃない。
だから考えられる攻略の糸口は、俺があげた最後の一つ、急所への攻撃である。
「《ブラッディ・グリム》の弱点を調べるために、属性ごとにいろいろな箇所から攻撃してたが、弱点っぽいとこなんてほとんどないぞ!?」
《食龍》が叫ぶ。
当たり前だ、この《惑星主》は類を見ない程、今までのモンスターの中では『最強格』だ。
ならば、こちらも本気で行くのがいいだろう。
俺も含めて3人だけで弱点を探すのは無理だろう。
ならば、もうちょっと手を増やすまでだ。
「作戦変更だ、《睡魔》も出る。《再挑戦》を使うから、覚悟しろ!!」
《睡魔》が立ち上がり掲げたのは、一つのアーティファクト、《再挑戦》であった。
〉〉〉
アーティファクト、《再挑戦》。
幸運と数多の情報を駆使してたどり着くことができる隠しダンジョン《追憶の社交会》の最奥でゲットできる唯一無二のアーティファクト。
彼が冒険者時代の頃、そのダンジョンを見つけて得たアーティファクトであり、最後のボスである『最高品質AIが操作する自分』と対戦は、AIを超えた思考速度が必要なため諦めかけながら挑戦していた。
そのアーティファクトの能力は、『そのアーティファクトを持っている間に倒したNPCを全員召喚する』という規格外の能力だ。
その召喚されたNPCはアーティファクトから出現した特殊な泥で構成されていて、互いに殺し合うことはせずに他のNPCやプレイヤー全てに敵意を向ける。
ちなみに一度使用すると、貯めていた討伐履歴は全てリセットされ、今回召喚したNPCは次の召喚にはもう召喚されなくなってしまう。
前回使ったのは……1年半ほど前だろう。
つまり一年半の俺が倒したNPC達、全員が召喚されるわけだ。
一時期超レベリング期間が3ヶ月くらいあったからな……。
《惑星主》も度々倒していたから、今回はかなり荒れるかも……………。
「「「「「「「「グギャアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!!!」」」」」」」」
あー、こんな奴もいたわ。
ヤマタノオロチ、八ツ首の龍。
あとは……、RPGの世界にいた魔王、格ゲーの惑星の裏ボス、時代劇の惑星の《惑星主》。
それらが一気に溢れかえり始め、《ブラッディ・グリム》もプレイヤーも巻き込んで大乱闘が始まった。
「あとはもう運試しだ!!うまくいけや、《再挑戦》!!!」
新しい短編を書きました、不評です
学生スパイは幻術使い
https://ncode.syosetu.com/n4995ir/




