記録71_《ブラッディ・グリム》
新作の準備の為書くのが遅れました……
昨日の分は投稿できず、尺が短くなりますがご了承ください……
「らあああぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁあああ……………」
「あの、《惑星主》討伐に俺が選ばれた理由って?」
「ねぇねぇ。《睡魔》との共闘なんだよな?」
「質問ばっかしてんじゃねぇ。アンタらはこれから《惑星主》を倒しに行く。それだけだから」
「「その《惑星主》が強すぎるって話だ!!」」
《睡魔》に対して《食龍》と《集眼》がツッコむ。
「まぁ成長って言う目的もある。《食龍》は能力の制御、《集眼》は能力の発現。この二つだ」
「なるほど、で?そんなものを《惑星主》でやろうとしておきながら?この状況はなんですか?」
「……………………」
三人は、隠れていた石壁から顔を覗かせる。
仮称、《惑星主 ブラッディ・グリム》
そこには、両手に檻を持ち、そこから地を穢す無尽蔵の血を流しながら、唄を歌う怪物だった。
ボロボロのローブを纏い、肉が削れてところどころ骨が見えている。
見た目的に考察すると、たぶん《アンデッド》系の《惑星主》だろう。
「でもなぁ。《アンデッド》系は光が弱点なはずだぞ?なんで昼間っからこんな元気なんだよ?」
「極めつけには、頭の上には光輪、ローブの下には聖職者の衣、さらには光る十字架で攻撃してきた。それにメガネをかけてる」
「ほんとに、《アンデッド》の体をしておきながら弱点ばっか身に付けてるから《アンデッド》にみえねぇ。あとメガネ」
「十字架には気をつけろよ。壁も突き抜け、技で相殺できず、人の身体をラクラク貫くからな。あとメガネにも気をつけろ」
「あぁ、なんと言ってもメガネが………」
「メガネが危険……」
「しっかりメガネに注意を払わないと…………」
とコソコソと話していると、バレてしまったのか、怒った様子でメガネを投げつけてきた。
「「メガネは大切に扱えや!!」」
「ツッコむ所そこじゃねぇんだわ!!」
ツッコミ役も《集眼》一人で大変そうだ。
「今の状況わかってます?解散と同時に出現して、《睡魔》が啖呵切ったはいいものの、《食龍》と《集眼》の攻撃がまったく通用しなかったからって隠れるてるだけなんですから」
「いやぁ、びっくりしたよねぇ」
「《睡魔》?そんなこと言うならアンタ一人で倒してもらえる?」
「ヤ☆ダ」
「コイツっ………」
この通り、《睡魔》は今回まったく応戦せず、自身達で倒しなさいと言われている。
まぁ成長の為だ、しょうがないとはいえよう。
だが、瀕死になっても助けに来なかったというのは許さない。
最初に無茶振りで二人のみで放り込まれたが、当然返り討ち。
なんだ、檻から流れる無限の血で攻撃とか。
おかげで死にかけたわ。
「しょうがない。もう《睡魔》はもう使えない。ほんっとうにしょうがないけど、俺と《集眼》でやらなきゃいけないんだ」
「ガンバテネー」
「くっそ、一の倍数でバカになる男め………」
と、声を大きくしすぎたか、《惑星主》がギョロリとコチラを見た。
「まずいぞ。アイツの血はもうほとんど俺たちの足元まで来てる。あの血溜まりが俺たちの足につけば………」
「「待っているのは、死!!!」」
その時、ようやく《食龍》が動いた。
「行くぞ、《顎門》ぉ!!!!」
「くっそやるっきゃねぇ!!!」
右腕を構えて能力を発動させようとする《食龍》と、リボルバー銃と刀を取り出した《集眼》が、一斉に飛び出した。




