表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/163

記録60_死の惑星


心優しい方、誤字報告のご協力をよろしくお願いします。


作者自身は誤字に全く気づかない人間なのです………















「《錬金翁》の本体が分身を操作してた場所に潜入してきた。《引力核(コア)》とは入れ替わりだ。まぁ、()()()()()()()()()()()に巻き込める範囲だったから別に良いけどな」





 《潜伏者》がいきなり出現して《ドクター》に報告する。




「あ、そっかそっか。やっぱり自分の惑星だもんね。やっぱり《錬金翁》の本体も自分の惑星に置くか」




「………何を言ってる?そもそも、どうやってあの部屋を見つけた!?」




 《錬金翁》が問えば、《ドクター》がさも当然のように返す。





「どうやってって。君、僕に拉致されてボッコボコにされたでしょ?その時よ、その時」





「………あの一瞬で、か」













「そ。接触した瞬間に分身体に接続して、分身体から繋がってる本体の位置情報引き出して、暗号計算して位置情報割り出して、即時《潜伏者》に連絡。ってね?」






 簡単に言うが、常人にできて良いことではないのは確かだ。



 俺だって、逆立ちしてもできる気はしない。





 俺の使用している暗号は、1秒につき答えが変化する最新式。


 スーパーコンピュータでも手こずるレベルの暗号だ。







 だから、暗号を計算したのはコンピュータではない。



 《ドクター》自身だ。









 1秒足らずで暗号を解読、そしてその片手間に『最強』と呼ばれる《錬金翁》の相手だ。




 流石の《睡魔》でも、ここまで人間離れした芸当をできる人間は少ない。








 まぁ、何てったって、《ドクター》、彼は………。
















「まぁ、そっか。《引力核()》、この惑星の中にはいるんだね?」


「アンタが引き出した情報だろ。間違いはなかった」






「じゃあ、もう始めるか」










 そういうと、右の袖をまくり、腕をあらわにしていく。





「………あ。ヤバ。逃げろ」





 《睡魔》はいち早く危険を察知して、逃亡を図る。






「全員!この惑星から離れろ!最悪、巻き込まれて終わりだ!!」






 《ドロース》側の人間は、ほぼ全員頭に『?』を浮かべていた。



 だが、次の一言で、事態が変わる。








「アイツの───」






「僕の能力(アビリティ)。それは、《法皇(キング)》。能力の詳細は………」











「このゲームに存在するすべてを書き換えるチカラだ」




 《ドクター》が惑星に手を置き、《法皇(キング)》が発動する。








「まずは、この惑星の改変。錬金術によって生まれた生命溢れるこの惑星を、死の星に変えてやるのさ」






 《ドクター》が触れた付近の地面から、真っ赤な地割れが起こり始める。




「さぁ、変革が始まった!これが、私たちの、私たちのための誇示曲(ファンファーレ)さ!!」





 みるみるうちに、惑星は赤黒く染まっていく。



 《隠し能力(チートアビリティ)》派閥は全員《翔身》により撤退していた。



 そこには、終わりを迎えた惑星と、それを見届ける《ドクター》、そして《ドロース》の面々









「アイツ……最初からこうすればよかっただろうが……!!」



「いや、あれでは無機物はすべて破壊されてしまうからね。《賢者の石》は保管しておきたかったんだろう」




 徐々に迫り来る、《死域》と同等な黒の大地から逃げながら、《霊卓》は愚痴を吐く。



 そうこうしていると、逃げている最中に《錬金翁》が作っていた脱出用ポッドが完成した。









「これに、全員乗れるはずだ。安全な惑星まで移動するぞ!!」






「アンタ、自分で買った惑星だろ!見捨てていいのかよ!?それに、本体は!?《カタクリフト》も一緒だったろ!?」






「もう、アイツのせいで惑星の所持権さえ改竄されてるよ。もう俺のもんじゃない」



 ちょっと遠い目をして別れを悲しむ《錬金翁》。


 当然だ。彼にとってあの惑星ははかなりの時間を共にした実家(ホーム)だ。





「《カタクリフト》の方は安心しろ。そっちも別途、脱出ポッド作ってるから、また安全なところで落ち合おう」







 そういうと、全員が乗ったことを確認し、脱出ポッドのエンジンを入れる。



 ホバーを始め、ものの数秒もせずに惑星から離れることができた。





 背後には、《錬金翁》の力作《断罪の巨城》がなす術なく悲鳴をあげて崩れていくところが見える。









「なんつーか、呆気ないな。結局《引力核(コア)》は回収できなかったし………」




「まぁ……な?ヘマしてくれて、案外コロっとアレに巻き込まれてるかもよ?」














 危機的状況から脱した一向は、一時的に安堵に包まれていた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ