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記録11_真人の試練・3



「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」



 今、俺は逃げている。


 なぜこうなった?


 まず、最初は、攻略法っぽいのを見つけて、恐怖の館(スリラー)を全破壊。

 そして、今まで見つけることができなかった、恐怖の館(スリラー)唯一のリモコンをゲットして、それを使いに行くところなのだが、そこで問題が起きた。



 リモコンを手に取った瞬間、手前にあったテレビの様子がおかしくなり、急にワイヤーのようなムチのようなかなり硬い感じの武器がディスプレイから攻撃してきた。


 頭がおかしくなったのかと思うほどの怪現象だが、実際に起きているのだ。仕方ない。



 この一瞬で出来ることなんてかなり限られてくる。

 そこを瞬間の思考と判断で乗り切ってこそのプロのはずだ。


 片手剣で弾き、弾を装填しておいた銃で2発、ど真ん中にブチ込む。


 案の定、テレビとして機能しなくなると倒れるらしい。

 そのテレビも、1発目で最早瀕死。2発目で追い討ちだったようだ。



 普通のテレビが壊れるほどのダメージ。当たればほとんどの確率で倒せるだろう。



 この耐久力なら、銃で簡単に処分できる。

 銃弾を込め直しながら(早昌戦で銃弾切れになった時の失敗を活かし、早めに装填している)今見えている風景を確認する。



 テレビの異変は、このテレビだけじゃなく、恐怖の館(スリラー)全体のテレビにも影響があるはずだ。

 だから、ここからはリモコンを探す、からテレビを探すことになった。


 だが、そうなるとリモコンはどうやって使うのか?

 俺はこのリモコンをどうやって使うのかがわからなかった。



 とりあえず、リモコンの用途は保留だ。

 リモコンと違ってテレビは何台もある。


 さっきのようなやつが何台も出て来れば俺もかなり死ねる気がする。




と、こんなことを考えるから・・・。



「実現するんだよなぁ〜〜〜!!」




 背後から気配を感じて振り向くと、そこは再生成された恐怖の館(スリラー)の部屋になった。


 恐怖の館(スリラー)の部屋の扉から姿を表したのは、数十体のテレビ達だ。



 急遽、片手剣、銃、一応刀の武器で応戦する。


 その数、およそ、20〜30以内。

 片手剣で次々とテレビを斬っていく。

 仕留めきれなかったのは、銃で撃ち、たまに硬かったりきれなかったりする場合は刀だ。



 まぁ、異常事態が発生するわけでもない。

 冷静に対処すれば別に一撃も貰わないだろう。



 しばらくは魔法も使えないから武器のみで頑張るしかない。


 まぁ、早昌にもほぼ武器のみでで勝てたんだから多分大丈夫なんだ・・・。多分。





〉〉〉



 しばらくテレビの波に揉まれながら進んでいく。


 テレビは本当に無限にあるのかって思うほど多すぎて流石に疲れてくる。



 と、疲労を感じながら着々と倒していると、まだまだ残ってるテレビから異音が聞こえた。



 なんというか、悲鳴のようななんというか・・・。



 そして、それがなった瞬間、テレビの動きは機敏になっていった。



「えぇ・・・うそだろ・・・・・・」




 試しに銃を1発撃ち込んでみるが、さっきと違いまるで気にしていない。

 本体の硬さもあるだろうが、周囲にも衝撃吸収バリアのようなものがある。


 剣ではかなり力を入れないと斬れなかったが、刀だと威力が強くすんなりと斬れた。



 これから刀が主要武器となっていくことになるだろう。

 刀は両手で持たなければそこまで強く斬れないから両手で持っているがそれが隙となってテレビにやられる可能性を高めている。

 だが、それ以外の武器は効率が悪く仕方がない。


 周囲のバリアよりも至近距離で弾丸を連射してテレビを倒し、刀で真っ二つにし、剣で叩き壊し。



 かなり再生能力も向上し、最初に倒したやつはもう再生してこちらに来ているかもしれない。後ろからの奇襲に注意しながら進む。



 一人でこの量をこの方法で捌ききるのはかなり無理があるが、それを可能にしているのがその動体視力と集中力の賜物だろう。



(ワイヤーは右から大きく、右半身も上からきたワイヤーを避ける。そして近づきすぎたテレビを刀で横で斬る。そうするとやっぱり右後ろのテレビは斜めから振り下ろす感じでワイヤーを振るから合わせて体を反らせる。この距離なら、銃で5発だ。すぐ弾を装填して次。次は近づいてきた左のテレビのワイヤーを剣で弾いてその勢いを殺さず剣は右のテレビに投げつける。いい感じにワイヤーも絡まって、一緒に当たってかなりの大ダメージ。やっぱりこの後は刀でスッパリと斬るのが1番。次のテレビはこっち側の・・・)




 思考が目まぐるしく動き、どんどんと足は進む。

 扉から扉。


 出現と再生によりどんどんと増えていくテレビをなぎ倒して進んでいく。

 疲労は溜まり、足は重い。

 後ろからテレビは追っかけてくる。

 武器をどんどん使いこなしテレビの残骸を積み上げて・・・・・・。













 ようやく、見つけた。


「それが出口かぁ!?」


 静止して、何かを待っているテレビがそこにはあった。





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