記録114_道中
この章のあらすじぃ!
コロッシウム攻略!《スターロウ》の意識剥奪!
《睡魔》入眠&《隼鬼》にポーションのお礼!
「《隼鬼》どこ?」
→そうだ!《隼鬼》は無視して《スターロウ》を助けよう!
で、今に至る
「いいんですねぇ、蓮蔵じーさん?《隼鬼》に倒されても知りませんよぉ!!」
「おうおう、言ってろや!べっつに俺と同じ《四天王》だ!それに俺の方が歴が長ぇ先輩なんだぞ?こんくらい待て無いと、ちょっと人間として色々ダメだな!」
「あー…私は悪くない私は悪くない……。いやでも私だけは絶対師匠にボッコボコにされる気がするっ!!」
《食龍》は《錬金翁》に許可を経て、隠し能力側から奪った船を使う。
意識を失っている《スターロウ》は長旅用として船に添え付けられていたベッドに横にしている。
遠隔とはいえ、《ドクター》の被害を受けているのだから、何があってもおかしくない。
ちなみに眠っている《睡魔》は多少乱暴に扱っても問題ないため、普通に床に転がしている。
ただの宇宙船ではあるが、《錬金翁》の改造のおかげでかなり高性能になっており、《ガーデンコール》に向かうグループと《炎葬の獄星》へ向かうグループで分けられる。
こういったものはすぐに動かないと《ドクター》達が何を仕掛けてくるかわかったものではない。
そのため、二組に分かれてそれぞれで攻略していく流れだ。
《ガーデンコール》には《霊卓》、《女傑》、《カタクリフト》、《風姫》、《睡魔(睡眠中)》が向かっている。
対して、《炎葬の獄星》には《錬金翁》、《食龍》、《スナイパー》、《集眼》、《スターロウ(意識剥奪)》のグループで向かっている。
〉〉〉
「あ、そういえば《鋼鉄魔人》さんってどうしたんですか?私たちが《コロッシウム》で戦って、合流した時にはもう居ませんでしたよね?」
コロッシウムで戦っていた《カタクリフト》が問う。
「あーあいつね。あんなでもさ、一応《ウォーマー》の管理人だから。あの惑星戻って事務仕事進めないと破綻するんだとよ」
「あー、だから《鋼鉄魔人》を降ろすためにちょっと寄り道したから僕らと合流するのが遅れたわけですか?」
「時間ピッタリだったろうが!文句あんのか!?」
「どの口がぁ!!」
《カタクリフト》の疑問は当然だ。
《カタクリフト》、《鯱鉾》、《スターロウ》の三人は元々《鋼鉄魔人》の《近衛》として戦闘していたが、その雇い主が消えていたのだから。
「俺、あの人から雇用料地味に貰ってたからさぁ。このまま雇用料払わずにどっか消えようってわけじゃないよなって」
「あぁ〜、お前元々鍛冶屋だからな。そんな感じの経験あんのか?仕事したのに金払って買わないような客」
「あんのか?も何も、そこで寝てるあんたらのボスにやられたけどね」
「「「あ」」」
船の全員で一斉にぐっすりと寝ている《睡魔》を見る。
(……うん、やりそう)
(やるなぁ〜これは)
(……それって借金、ですよね………)
《霊卓》、《女傑》、《風姫》は各々思うところがあったが、《睡魔》ならばやりかねないという考えは全員一致であった。
そして、特に関係の深い《霊卓》と《女傑》は同時に一言。
「「ウチのリーダーがどうもすいませんでした……」」
「いやまぁ、別に後で返してもらったからいいんだけどね?そんなことあったなぁって話なだけだからさ」
《カタクリフト》が穏やかに言うと、《炎葬の獄星》へ向かう船からビデオでの通話連絡の要請が来た。
『聞こえるかぁ?《錬金翁》だ』
「聞こえま〜す。全員で聞いてますよ」
『おう、そりゃ丁度いいや。さっき《隼鬼》からの連絡が来てよぉ、《睡魔》に連絡がつかねえって俺の方に連絡が来たもんだから事情を説明したらよぉ、たまたま《ガーデンコール》にいるから、弟子連れてこいってな』
「え、」
《風姫》から絶望の声が漏れ、一言。
「………か、かかかか……帰っていいですか?」




