表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ


 私と彼女が出会った時のことを、よく、覚えている。

 さらりとしたショートヘアを揺らし、彼女―リズ―は屈託なく笑っていた。

 これは没落貴族から上級魔女を目指すべく奮闘する彼女と、若くして前線を退く羽目になった“元”・上級魔女の私が出会い、旅をし、かげがえのないパートナーとなるまでの物語である。


       〇



 ひどい夢をみている。私にはそれが夢だとわかるのに、目を覚ます術がない。脳内の私が冷静に囁く。


(大丈夫、終えた仕事よ、冷静になって)


 分かっているのだから、恐怖なんて感じなくていい。全身にめぐる魔法の力だけを緩やかに追いかけて、地面に流せばいいだけ。ゆっくり、しゃがみこんで、丁寧に。


 けれど、私はこの魔法が成功しないと知っている。この後、わたしは時空のひずみに落とされる。何度も経験したことだ。何度挑戦しても上手くいかない。


――――何度も、夢で、一度も、決して。


 これは私が、前線にいたときの最後の仕事だった。


はじめてなので勝手がわかっていません;; 楽しく細く長く頑張ります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ