1 憎しみの光に巻き込まれたら
ただの趣味です、ガ○ダムが大好き過ぎて書いただけです。
運営さんに怒られたらすぐ辞めますんで、あまり期待せずにお楽しみ下さいね。
人類が増えすぎた人口を宇宙に住まわせる様になって、早一世紀が経とうとしていた。
安村零士は、とある偶然から連合宇宙軍の最新人型巨大ロボットに搭乗し、敵であるザイオン帝国軍と戦闘を繰り広げていく事になる。
ザイオン軍、ギア少佐率いる宇宙攻撃中隊ファング隊が連合軍秘密試験場に潜入調査を試みた時からはじまる
「隊長、見つけました!!連合の新型です、どうやら部品のようです」
「でかしたジョン!情報を集めたら撤退するぞ」
「ここまで来たんだ、アイツを破壊してやる!」
「おいやめろ、我々の任務は偵察だ!」
「ギア少佐だって、戦場で手柄を立てたんだ、俺だって!」
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「ウゥーウウゥゥーーーーー!!!」
「なんだ!?」
非常サイレンが響き渡る中、零士は仲間と通学中だった。
「あれはなんだ!?」
ザイオンの人型巨大兵器ジャーグと地球連合軍が宇宙島内で戦闘を開始していた。しかし連合軍には巨大兵器に対抗できる兵装は無く、ワンサイドゲームになっていたのだ。
撃破されていく連合軍、避難をする人々の中に、零士と仲間はいた。
島内の避難所はどこもいっぱいで、あとは島の駐屯軍に逃げ込む他無かった彼らは、秘密基地に逃げ込もうと進むうちにジャーグに遭遇、そこで零士は彼の父定夢に出会う。
「非難民より、ガンダーXを優先しろ!」
「父さん、貴方って人はっ!?」
しかし、ジャーグの攻撃により定夢は行方不明に、そして仲間も巻き込まれて大半が死んでしまう。
「君は強い女の子じゃないか!走れ!!走るんだマァム!!」
幼馴染マァムの家族が亡くなり失意で動けなくなった彼女を奮い立たせる零士、その瞳には強い決意の光が宿る。
「動けっ、動けーーっ!!」
父定夢が運び出していた連合軍試作巨大ロボットのコクピットには零士の姿があった。
零士は初めてながらも、ザイオンのジャーグ三体を撃退し崩壊する宇宙島の危機をなんとか乗り越えるのだった。
そこから零士と愛機ガンダーXの戦いは更に激しさを増し続いていく。
この後、幾度と無く零士の前に立ち塞がるザイオンのギア、並びに歴戦の古強者達との熾烈な戦いを経て特殊能力を手に入れた零士、しかしライバルのギアも同じ能力を手に、最終局面を迎え様としていた。
「ブラッドさん!ダメだ、このままだと将軍が!!」
「どーした、零士!?」
零士は特殊能力により友軍の危機を察知、それを伝えにガンダーXと共に単機で、戦場を駆け抜ける。
その時、ザイオン大量破壊戦略兵器が唸りを挙げ、その暴威を放つ。
凄まじエネルギーの放流はあらゆるものを飲み込み、そして存在を消していった。
零士とガンダーXも、そのエネルギーの放流に巻き込まれ存在が失われてしまう。
しかしその時零士の特殊能力が最大限に発動する
「なんだ!?リリア?君なのか…」
「あなたにはやるべき事がまだ……」
「あぁ、時が流れる…」
幻影とも判別が出来ない光景を見た零士は、森の中の湖の畔で目を覚ました。
「え?僕はいったい…」
先程まで宇宙でガンダーXを操縦し、ザイオンと戦争をしていたはず?
何故この様な場所いるのかわからない零士は、ともかく辺りを探索する他なかった。
「ここはいったいどこなんだ?それにガンダーXはどこに?」
零士は、付近を探索する為に歩きだす。
「何が起きたんだ?とにかくガンダーXを見つけないと…」
湖から森の中に入り当て所なくガンダーXを探していると、不穏な空気を察知する零士だった。
「何か居る…」
ひとまず木の陰に身を隠し、不穏な空気の元を確認する。しばらくして零士の前に現れたそれは2mを優に越す巨大な生物で、まるで小隊を組むが如く5匹の群で移動していたのだ。
その生物は人と同じ様に鎧と兜を纏い、その手には巨大な斧を携えていた。
『なんだあの生き物は!?』
零士がその生物を捕捉すると、突然零士の視界にガンダーXのモニターに映るウィンドウと同じ様な光景が広がる。
『え!?何が起きてる?』
事態を飲み込めてはいない零士だが、そのウィンドウに映る情報をきちんと把握した零士は更に混乱した。
適性勢力 5匹
種類 オーガ(大鬼)
武装 斧
防具 フルメタルプレート
鉄製盾
『オーガ(大鬼)?』
使用可能武装 バルカン
ビームサーベル
ビームライフル
バズーカ(一丁)
バズーカ(二丁)
防具 シールド
(複層チタン合金製)
特殊兵装 全武装装備
フルアーマー
高機動軽武装
『使用可能武装?』
零士は目の前のウィンドウを眺め、しばらく考え込むのだった。
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