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アンノウン  作者: ギョーザさん
1/1

異能系バトル物語

能力の発見

それはある日一人の能力者の誕生により確認された。

あわゆる研究者がさまざまな研究を行い、能力について調べたが原因となるものは分からず

能力の名をアンノウンと名付けられた。

それから次々と能力者が産まれ社会に大きく噂されることになった。


「いい天気だなー」

俺、龍道 司は真っ青に広がる空を見上げながらそう

言った。

俺は今バス停にいる 学校に行くのだ。

俺以外にも俺と同じ制服を着てる女の子が一人、静かに本を読んでいる。太陽に照らされてる黒い長い髪をみて綺麗だと思って見惚れていたら、待っていたバスが来た。

乗客のほとんどは俺と同じ制服を着ている。

俺たちの通っている春ヶ崎学園はアンノウンの研究施設でもあるため、能力者の生徒、、アンノウンも歓迎している学校だ。近年になってアンノウンが増えてきているため春ヶ崎学園に通う学生も多くなってきている。


司「あーかったるいなー」

誰もが思ってそうなことをボソッと呟きスマホのニュースを見てみる。

同じバスに乗っている生徒たちから「またか」や「警察は何をやっている」等の声が聞こえてくる。

きっと同じニュースを見ているんだろう。

昨日また能力を使って犯罪を行ったものが捕まったようだ。強盗。身体強化の能力で足を速くして逃げようとしようとしたが近くにいた警官に取り押さえられ現行犯逮捕となった。

アンノウンの出現により犯罪率が急激に上がった。

主な犯罪が

能力を使ったアンノウンによる犯罪。

アンノウンの誘拐。

そうなったため警察への期待が大きくなった。

昨日の強盗の件だって警察は迅速に対応し、犯人を逮捕したのに

「警察は何をやっている」と言われるしまつだ。

(警察も大変なんだなー)なんてことを思っていると

バスが次のバス停に止まった時

バスの前に1台の黒い軽自動車が止まった

そして中から4人の黒い服を着た男たちが出てきてバスに勢いよく乗り込んできた。

黒服男1「お前ら大人しくしろ!」

一人の黒服の男がバスの運転手に持っている拳銃を突きつけながら言った。


バスの中はざわざわしている。

けれど叫びをあげるものはいない。どこかみんな落ち着いた様子である人物のことを見ている。


そう俺が朝見惚れていた少女である。

彼女はバスの中で読んでいた本を閉じて、黒服の男たちの前に立った。

その行動に一切の迷いは見られなかった。

黒服の男1「お前が時姫だな」

少女「あら、私のことを知っているのね、でもごめんなさい、私はあなたたちのことを知らないの」

黒服の男1「知らなくていい、痛い思いや乗客の奴等を殺されたくなかったら大人しくついてこい。変な気を起こすなよ、お前がいくらすごい能力者だろうがこっちにだって能力者がいるんだからな。乗客10人程度殺すのだって余裕だぜ。」

少女「あら、でももうあなたの仲間の3人は眠っちゃったみたいよ。」

黒服を着た男3人がその場にぐったり倒れている。

黒服の男1「チッ、、時止めのアンノウン、厄介だな。だが油断していると痛い目にあうぞ!」

黒服の男はそう言いながら少女に殴りかかった。その速さは普通の人間が出せるレベルではなく能力を使っているものだとわかる。

少女「私が油断しているですって?冗談はやめなさい!」そう言った次の瞬間には殴りかかった男の方がその場に倒れていた。

少女「手加減してあげたわ。大人しく捕まることね、じきに警察も来るわ。」

黒服の男1「ふっやっぱり油断してるじゃねぇか。」

少女「何?」

キャアーーー

バスの中に悲鳴が響き渡る。前の席付近で倒れていた三人の男の内の一人の男が座っていた女の子を捕まえ銃を当てていた。

少女「安心なさい、すぐ助けるわ。」

黒服の男2「やめといたほうがいい。俺は能力感知のアンノウンだ。もしお前が能力を発動させようとしてそれを感知したら、すぐにこいつを殺す。」

少女「卑怯な真似を、、、わかったわあなたたちについて行けばいいんでしょ?そしたらその子を離して。」

黒服の男1「いや、そんなことをして、手加減なしでやられるのは目に見えてる、俺たちの準備不足だ。だからあいつを人質に逃げさせてもらう。」

少女「逃げられるとでも?警察もすぐそこまで着ているわよ?」

黒服の男1「逃げれるさ、」

少女(この男の謎の自信まだ何かあるのかしら?なんにせよ今回は私の力不足ね、あとは警察に任せましょう)

黒服の男1「早く行くぞ」

黒服の男2「了解」

男たちは倒れている二人の男を置いてバスからすぐに出て行った。しかし車に乗った男たちがすぐに降りて慌てていた。

少女(何?)

男たちが何か言っていた

黒服の男1「どうなってやがる?!どうしてこいつがやられているんだ?!」

黒服の男2「わかんねぇ!ただこの近くであの女以外能力使用の感知はしなかった。」

黒服の男1「逃げる時以外鍵を開けるなと言っておいたんだぞ!ドアも壊さずにやられたというのか?!」

黒服の男2「だからわかんねぇって!それより人質はどうする?」

黒服の男1「どうしたもこうしたもねぇ!早く逃げるぞ。人質は足手まといになるし、アンノウンだらけの警察の前では無意味だ!置いていけ」

男達はすぐ逃げようとしたが車から出てすぐに警察に取り押さえられた。

警察「警察だ!大人しくしろ!」


教室にて


俺たちは授業の2限目の途中から参加することになった

休憩時間

司「はぁー、疲れたー。まったく朝からあんなことが起きるとか冗談じゃない。」

俺はあるやつに愚痴をこぼしていた。

亮介「災難だったなお前も」

こいつは藤川亮介俺の港高校で1年生の頃知り合った友人だ

司「あの女もあと何回狙われるんだか」

亮介「あの女ってやっぱり新刀 紗由理さんのことか?」

そうあの誘拐犯の目的は新刀 紗由理、

俺たちと同じ2年で時止めのアンノウンだ。


司「新刀家の長女だからなのか、時止めの能力持ちだからなのか、狙われる理由がいっぱいあるしな

大変なのはわかるが巻き込まれるとこっちまで疲れるな。」

能力犯罪者は金か能力目当てが多い。だが彼女を狙う理由はほとんど金だ。

おそらく依頼者から新刀 紗由理をつれて来いと依頼されたのだろう。彼女の持つ能力等から莫大な依頼料が払われるのだろう。


亮介「それならバスの時間ずらしたら?」

司「あの時間帯あの一本しかないんだよ。」

亮介「なら走ってくるとか?」

司「家から学校まで20キロはあるぞ」

亮介「身体強化を使えばって、、司のアンノウンは身体強化じゃなかったな。」

司「ああ、相変わらずこのよくわかんない剣生成だよ」

俺は試しに小さい剣を出してみる。

亮介「あるだけいいじゃないか、俺なんてないんだぜ。まぁ強すぎる能力を手に入れて誘拐されそうになるのは嫌だけど。」

司「能力、、アンノウンは人に恩恵をもたらすとか言われたりするが案外厄介ごとだらけだよな?」


アンノウンがではじめた当時は「能力で世界をより良くするようにと神様からの恩恵だ」や「神様の使いだ」等言われていたがここ最近の能力犯罪増加により、そう言う者が少なくなった。


亮介「それは仕方ないな 。力を持つと必ず使おうとする輩もいるし、そのアンノウンを欲しがるやつだっているしな。でもまぁ今回死人も出ずに良かったよな。それよりもさ昨日テレビでさ、、、」


それから俺たちは予鈴がなるまで世間話をした。

キーンコーンカーン コーン


先生が教室に入り、授業が始まる










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