二人だけで
冷たいシャワーを頭から浴びながら私は「落ち着け自分!」と言い聞かした。
とりあえずシャワーを止めようと思い、蛇口をひねる。
「ふぅ」と一息ついて、バスルームから出ようと思った時、ドアの入り口に莉菜が立っていた。
莉菜は呆れた顔をしながら「絵莉、何をしているの?びしょ濡れじゃない」
私はポカーンとしながら「莉菜はいつからそこにいたの?」と苦笑いをしながら聞いてみると、莉菜はため息をつきながら
「絵莉が発狂しだしてるあたりからいたわよ。戻ると言ったけど寂しくて・・・」莉菜はそこまで言うと私に近づいてきて私を抱きしめにきた。
私はビックリしたがそのまま莉菜を抱きしめた。
数秒間そのまま抱きしめ合った状態から莉菜が耳を赤くしながら「私を一人にしないでよ・・・」と言ってきたのを聞いて私は心臓がキュンとした。
莉菜からそんな言葉が聞けるとは思わなかったので私は「莉菜、ありがとう。嬉しいよ」と言いながら莉菜の頭をなでなでしてあげた。
莉菜は嬉しそうにしながらされるがままの状態になっている。
私はニコニコしながら「莉菜、私寒いからお湯ためるのを待っていたら風邪引きそうだからシャワー浴びちゃうけど、莉菜はどうする?今一緒にシャワー浴びちゃおうか?」
と聞いてみると莉菜は顔を赤くしながらいきなり服を脱ぎだし始めたのである。
私はポカーンとまぬけな顔をしながら服を脱ぎ始めた莉菜のことを見ていた。
肌は綺麗な色白で、でてるとこはでていて引っ込んでいるところは引っ込んでるという、まさに完璧なスタイルの女神が、私の目の前にいる。
莉菜はその完璧なスタイルを隠しもせずに「一緒に入るわよ。絵莉も早くその濡れた服を脱いで」と言いながら私のことをじっと見つめている。
私は「分かった」と一言言いながら手早く服を脱いだ。
お互い体に何も纏ってない状態になり数秒間見つめあったままの状態だったので私は莉菜の手を取り「ほら、シャワーを浴びてのんびりしよ」と言いながら莉菜に熱いシャワーをかけてあげることに。
莉菜は無言のままシャワーを浴びていて、私は莉菜がシャワーを使っている間に濡れた頭にシャンプーをつけてわしゃわしゃ頭を洗っていた。
洗っていたのだがふと莉菜が私の頭に手を置きながら徐々にわしゃわしゃとしてきたのだ。
莉菜が何かを察したかのように「私が洗ってあげるから絵莉はされるがままでいなさい」とどこかミステリアスな感じの声で言われて私はコクリと頷くことしかできなかった。
私はされるがままに頭をわしゃわしゃされ洗い流され、トリートメントをされて「いいわ。終わりよ」と言いながら私のオデコにキスをしてきたので、私は反射的に莉菜を抱き寄せて莉菜の綺麗な唇にキスをし返して
「莉菜っていきなり大人になったり子どもになったりして、すごく面白いね」
とニコニコしながら言うと莉菜はどこか納得いかないみたいな顔をしながら
「絵莉はいつでも子どもよね」と言ってきたので私はニコニコしながら頷く。
「二人でシャワーを浴びるのもいいね。莉菜はどう思う?楽しい?」と聞いてみると
莉菜は「そうね。絵莉の無邪気な顔も見れるしいいかもね」と言うので私は良かったと思いながら体を洗うことにした。
莉菜も同じく体を洗い、二人で背中の洗いっこをしながらシャワーを浴びて終わることにした。
服は私の服を貸すことにした。いかにも彼氏から借りましたカンがあるがそれがまたいいと思いながら着替えてる莉菜を見てると莉菜が
「このジャージの香り、絵莉の匂いがするから安心するわ」と言いうので私は莉菜の頭をなでながら
「それは良かったと」言いながら手早く着替えた。
私と莉菜はそのまま私の部屋のベットに向かい二人でドサッと寝転がって見つめ合う状況に。
「ねぇ、莉菜は私のことを少しでも恋愛として好きになってくれてきているのかな?」
と聞いてみると莉菜はなぜか耳を赤くしながら
「それは分からないわ」と目をそらして言ってきたのでこれは徐々に気持ちが少しづつ変わってきてくれているなと私は感じたので「そっか」と言いながら莉菜の手をギュッと握ってあげた。
莉菜は安心したのか目がトローンとなっていき直ぐに寝てしまった。
何て寝つきのいい子なんだろと思いながら私は莉菜の頬にキスをし、そのまま深い眠りにつくことにした。
明日からの学校も頑張ろうと思いつつ。




