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ライバル!?

「シャミル・スカーレット、前へ」

「はい」

名前を呼ばれた生徒が前列の方で立ち上がり舞台にあがる

「皆様お早う御座います」

緋色の髪に炎のような瞳、薔薇のような美しさを持つ少女が一礼する

「シャミルって誰だ?」

シュウが呟く

「知らないの?スカーレット家のお嬢様よ、スカーレット家は火属性魔法を得意としてる一族で火、水、土、気、光の五属性の中で火属性を納めてる一族よ」

ミュウが呆れた顔でシュウを見る

「分かるわけないだろ、そんな事より可愛いなあの女」

「一応言っとくけどあの子とは関わらないでよね」

ミュウがシュウを睨む

「ちょ、なんでだよ、もしかしたらお嬢より可愛いかもよ」

「あら、夕食は入学祝いにと有名なお店に行こうと思ったけどシュウはいらないみたいね」

「嘘です、もしかしなくてもお嬢の方がお美しいです」

「分かればいいのよ」

ミュウが勝ち誇った顔でシュウをみる

「このクソ女・・・」

「ん、何か言った?」

「なんでもねーよ」



入学式が終わり大広間では新入生達がざわついていた

「ねぇ、シャミルさんの得意魔法は何?」

「シャミルさん好きなもの何?」

シャミルの周りでは大勢の生徒達が集まっていた

「さぁ、行くわよシュウ」

そんな事を気にせずにシュウとミュウが大広間を出ようとした時

「ちょっとそこのお二人」

女の声に呼び止められた

「なんでしょう、シャミル・スカーレットさん?」

「あなた達もこの学校に入学してたのね、私ったらてっきり使い魔がお馬鹿さんだから落ちたと思いましたわ」

シャミルが高笑いをする

「あら、ご存知ないの?入学の試験では使い魔は必要ないんですのよ」

ミュウが馬鹿にしたような言い方でシャミルに言い放つ

「そ、そんな事くらい分かってるわよ、使い魔どころか貴方までお馬鹿になってないか試したまでですの」

シャミルの顔が赤くなる

「そんな事を気にして下さるなんてお優しいですのね、安心して下さい何処かのお嬢様みたいに権力を振りかざして威張り散らしてるお方とは違いますのよ」

数人の生徒が吹き出しそうになる

「だ、誰が威張り散らしてるんですの!貴方とはいずれ決着を着けなければなりませんわね」

シャミルが早足で大広間から立ち去る

「あの女と知り合いなの?」

シュウが恐る恐る聞く

「中等部の時にちょっとね」

「前言撤廃、あの女可愛くねーわ」

「そんな事より行こ、お腹空いたちゃった」

シュウ達は大広間を後にした

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