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魔導書の管理者  作者: ソラ
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出会い

初投稿です。

「すいませんが、家を貸してはもらえないでしょうか。」

「誰。」

「道に迷ってしまった者です。」

「.......................夜は冷える。早く中に入って。」


久しぶりの客人だ。あれを取りに来た人じゃなかったら良いんだけど。

一応警戒しとかないと。

グーーーー、っと大きなお腹の鳴る音がした。なんだか空気が凍ってしまったようなきがした。


「..............」

「..............」


しばらく沈黙していると唐突に、テヘッと客人は笑った。


「お腹が空いているのか。」

「昨日の昼からなにも食べていなかったものでして。」


仕方がない久しぶりの客人だ。ボクがなにか作ってやるか。

ボクは手でトトに合図を送って客人を見張らせることにした。


「料理を作って来るからここで待っていて。」

「ありがとうございます。」



料理なんて久しぶりにやるな。さて何を作ろうか。

そうだ温かい汁物にしよう。

だってそれしか具材がないんだもの。仕方ないよ。

汁物を作って魔法書を片手に持って汁物を暖める。

そうして出来上がったものを持っていった。



「おぉ、これはとても美味しそうなスープですね。あなたは食べないんですか。」

「ボクはさっき食べたからいい。」


そっと合図を送ってトトの見張りを止めさせる。


「ところでこんな山奥になんの用があったの。」

「それはある魔法使いの家に行くためですよ。」

「魔法使いの家は遠いの。」

「いえ、もう見つかってしまったかもしれません。」


この客人家に入れるべきではなかったか。見ればお茶碗の中は空になっていた。


「ところであなたは何故こんな所に住んでいるのですか。」

「ボクはこの家が気に入っているから。」


いたって平穏な表情を保ってみる。

客人も全く顔を変えない。

しかしあれを盗むつもりならば全力で阻止せねばならない。


「あなたは魔法使いさんですか。今日は話があってきました。」

「何を言っているの。ボクは魔法使いなんかじゃない。」

「もう否定しなくていいですよ。わかっていますから。」


ボクはキッと敵を睨み付けた。

こいつはもう客人なんかじゃない。こいつはもうボク達の敵だ。


「別にあなた達を捕まえに来た訳じゃありませんから。私はただお話があってきただけなんですよ。

私達の住んでいるこの世界の異変について」

「なにかあったの。」

「謎の生き物の大量発生ですよ。特徴としては全身が真っ赤なんですけど形は熊であったり、虎であったり色々なんですよ。

しかもこいつら強くて強くて私達エクソシストの持つ特別な兵器でしか倒せなくなっているんですよ。

しかしその特殊な武器は使い手を選び選ばれなかった者が使おうとすると

その者は皆赤い炎に焼かれて死んでしまうんですよ。」


真っ赤な生き物か。しかし真っ赤な生き物が増えたところでなにも変わらないだろう。


「あなたの持っている魔導書を全て私達に譲っていただきたいのです。」

「嫌だ。」


もちろん返事はNOに決まっている。全くなんのためにボク達が居ると思っているんだ。

魔導書を守るためじゃないか。

これぐらいの文章量でいいんでしょうか。初投稿なのでその辺のさじ加減がわかりません。


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