第5章:喪失の春、揺れる足跡
星宮 歩己(旧姓:如月)
本作の主人公。新任教師として奮闘中。
母・美雪の死を乗り越え、教師として働く一方で、すばるとその子どもたちとの関係に悩んでいた。「母親でなければならないのか」という葛藤を抱えながらも、家族として生きる道を選ぶ。
すばるとの結婚を決意し、「星宮」の姓を選ぶ。
すばるの母・詩織に挨拶し、「嫁」ではなく「家族」になりたいと伝える。
学校では「教師としての立場」と「家族としての在り方」に悩むが、子どもたちの存在を隠さないと決める。
校長の後押しもあり、子どもたちのことは公表するが、すばるとの関係は伏せることに。
「肩書きではなく、家族としての絆を育む」ことを選び、前に進む。
星宮 昴
あゆみの婚約者であり、二児の父親。
仕事と育児を両立しながら、子どもたちを育てている。あゆみとの結婚を考えるも、「9つの歳の差」や過去の結婚・離婚の経験から慎重になっていた。
母・詩織との関係にはわだかまりがあったが、あゆみの提案をきっかけに向き合うことを決める。
あゆみの「星宮として生きる」という決意を受け止め、正式に家族として歩むことを決意。
長らく距離を置いていた母・詩織と向き合い、少しずつ関係を修復しようと考え始める。
教頭の否定的な態度に対し、学校での立場を考慮しながらも、あゆみを支える姿勢を見せる。
星宮 蓮
すばるの息子で、しっかり者の兄。
妹・莉桜の面倒を見ながら、子どもらしい無邪気さも持つ。
あゆみに懐いており、「家族」としてのつながりを自然と受け入れているが、「あゆみは母親ではない」とも思っている。
「あゆみちゃんはママ?」という問いに、「ママじゃないけど、ずっとそばにいてくれる人」と答える。
すばるとあゆみの結婚をどのように受け止めるのか、今後の成長が期待される。
星宮 莉桜
すばるの娘で、甘えん坊な妹。
天真爛漫で素直な性格。
「あゆみちゃんがママ?」と問いかけるが、明確な答えを持たず、「でもいるよね?」と無邪気に受け入れている。
あゆみに対して「ずっとそばにいてくれる?」と聞き、安心したように眠る。
あゆみのことを「家族」として自然に受け入れているが、「ママ」として認識するのかはまだ不明。
星宮 詩織
すばるの母。かつてすばるの結婚に反対していたが、現在は距離を置いている。
離婚後もすばるに厳しい言葉をかけ続けていた。孫たちとも関わりを持とうとせず、すばるも母と距離を置いていたが、あゆみの申し出により対話の機会を得る。
「すばるたちの間に新しい子どもが生まれたら、蓮や莉桜と公平に愛せるのか」と問いかける。
あゆみの「子どもたちと協力して家族を築く」という言葉に驚きながらも、彼女の姿勢を認めるようになる。
「あなた、変わった子ね」と言いながら、あゆみを少しずつ受け入れ始める。




