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第2章:壁

如月きさらぎ 歩己あゆみ

本作の主人公。大学生で、教員採用試験を控えた教育学部の学生。

元高校教師であり、二児の父である星宮すばると結婚を前提に交際している。

幼い頃から姉と比較され、家族の中で孤独を感じてきたが、すばると子どもたちとの生活を通して「本当に自分が求める居場所」を見つけていく。

理想と現実の狭間で葛藤しながらも、自らの選んだ道を信じ、奮闘する。

真面目で努力家だが、自分を追い込みやすい一面があり、時に周囲を頼ることを忘れてしまうことも。


星宮ほしみや すばる

高校教師。あゆみの元担任であり、現在は彼女の恋人。

かつては家庭の問題を抱え、離婚を経験しているが、現在は二児の父として仕事と育児を両立しながら奮闘している。

生徒想いで、教育に対して誠実な姿勢を貫く一方、自身の過去に対する責任感が強く、時に自己犠牲的な行動を取ることも。

穏やかで面倒見が良く、あゆみを支え、共に歩むことを誓っているが、彼女自身が自立して成長することを何よりも願っている。


星宮ほしみや れん

すばるの息子で、あゆみと共に暮らす男の子。

物静かで観察力が鋭く、周囲の空気をよく読むタイプ。

妹の莉桜とは対照的に、冷静で落ち着いた性格で、時折大人びた発言をする。

「お兄ちゃん」としての自覚を持ち、莉桜のフォローをすることが多い。

新しい環境にすぐには馴染めない慎重な一面もあるが、あゆみのことをよく見ており、彼女を支えたいと思っている。


星宮ほしみや 莉桜りお

すばるの娘で、蓮の妹。

天真爛漫で無邪気なお転婆娘。好奇心旺盛で、思ったことをすぐ口に出す素直な性格。

じっとしているのが苦手で、常に動き回っているため、蓮を振り回すことが多い。

しかし、実はれんのことが大好きで、彼に甘えることもしばしば。

あゆみにはすぐに懐き、「あゆみちゃん!」と呼びながら無邪気に懐く。

思ったことをすぐに行動に移すタイプで、大人を驚かせることも。


田村たむら 奈緒なお

あゆみの大学の友人。明るく、面倒見が良い性格で、あゆみを何かと気にかける。

教育心理学に興味があり、海外の教育機関でインターンを経験するなど、自分の道をしっかりと歩んでいる。

あゆみにとって心の支えとなる存在であり、時には厳しいことも言うが、彼女のことを誰よりも応援している。


坂口さかぐち 一輝かずき

あゆみの大学の友人で、奈緒と共に彼女を支える存在。

元々教師を目指していたが、別の道に進むことを決め、地元の企業に就職予定。

物事を冷静に見つめるタイプで、時に辛辣なことも言うが、それはあゆみを本気で思っているからこそ。

意外と面倒見が良く、勉強会では的確なアドバイスをしてくれる。


如月きさらぎ 美雪みゆき

あゆみの母。表向きは穏やかで家族思いの女性だが、世間体を気にするあまり、家族内であゆみが孤独を感じる原因を作ってしまった。

娘の選んだ道を理解しきれずにいるが、彼女の強い意志を前に、少しずつ考えを変えていく可能性を持つ。


如月きさらぎ 香己かすみ

あゆみの姉で、医療関係の仕事に就いている。

かつては優秀な姉としてあゆみにプレッシャーを与える存在だったが、大人になった今では冷静かつ現実的なアドバイスを送る立場に。

厳しい物言いが多いが、心の底では妹を気にかけており、彼女の力になろうとする場面もある。

表には出さないが、あゆみの人生をしっかりと見守っている。


如月きさらぎ 博臣ひろおみ

あゆみの父。頑固で保守的な考えを持ち、すばるとの交際に強く反対する。

「常識」を重んじ、家庭や社会の秩序を守ることを第一と考えており、教師と元生徒の関係や、すばるの離婚歴を理由に結婚を認めようとしない。

しかし、あゆみの真剣な決意と努力を見守る中で、彼女の生き方を少しずつ受け入れ始める。



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