第97夜 ニホンカワウソさん仕方なし by 典子母
3月23日
DIAの6人が来る
「やっと 手が空きまして 200本の引取に来れました」ジム
「なに 今 春休みじゃないの」
「純金のお嬢様を 遊びに出すと 揉めるとのことでゼミ開講だそうで」
「そうか純金のお嬢様 バイトとか不要だし 遊びに行って男とかまずいしな」
大円 余りの滑落で お相手をした事実が記憶領域から# rm 他人事で言っちゃう
栄子ちゃん
あれ ナチュラルに言い切った そう言う関係じゃなかったんだ
きっとベットに行く前に滑落したのね 私の時は喋る前に入ったから学習したんだ
「よし 6人居るし ナビゲーター先頭で SEL5台並べて
昔のヤクザ映画ごっこやろうぜ 今どき デカイ盃事か葬式でし見ない車列」
「ナビゲーター 1台だけは防弾なので 真ん中のナビゲーターで」ジム
他の5人もノリがいい
あれ?栄子ちゃんが止めない なんで? と思っていると
「後から入学して来て さっさと卒業していった女子大生グループ
僻みですが此れくらいのネタは許さるかと」
俺のNAの運転を見て苦労したのの責任転嫁が出来る 黙って進めようと 思う大円
「じゃぁ 俺達夫婦はセンチュリーで行こう」
「いいですね 着替えましょう」 栄子ちゃんも乗ってきた
前後に5台のSELの間に 青いナンバーのDoDのデッカイマークのナビゲーター
と黒のセンチュリー 7台で車列を作って 山の上にある お嬢様女子大に向かい 来客に7台を停める
「大学と短大は また不便な場所に 中高は市街地の便利な場所なのに」栄子ちゃん
「だろ 妹の通学が気の毒だから 手を廻してみた」
「私の自動」までで止まる栄子ちゃん
あの進捗表 ハンコのマスが足りなくて 追加の紙を何枚も貼った
送迎されてたら 鏡智 滑る前に凍る そうなのね じっと待っててくれたんだ
妹 ニホンカワウソさんで固定されたので諦めて ゼミ生 8人で降りて来る
坂の上から見える 来客駐車場
「あら今日は1台なのね」ねね
「黒くてデカイベンツが5台 これで車列作ったらヤクザ映画
パンチの鈴木先生達が出てきたら笑う」と爆笑の8人
「センチュリーも居るわよ お客様かな」美久
8人が 来客の歩道に到着すると 来客駐車場の出口に向かって
前にSEL3台 ナビゲーター 後にセンチュリーと2台のSELの車列が出来上がる
ナビゲーターのドライブが開き いつものジムさんが「どうぞ」リアドアを開ける
妹 これはない 昔見た鈴木先生の車 まだナビゲーターの3台の車列のがいい
「よう 元気か 頼まれてた 俺の卒アルも持ってきたぞ」
ナビゲーターの後のセンチュリーから兄貴の声がする 下を向いてしゃがみ込む妹
続いてセンチュリーのリアから降りてくる奥さん
白地に金彩の龍の訪問着に銀狐のショールで降りてくる 帯が織りで夢とか
お兄さんは#3のシューターを掛けて 長着は黒字に銀彩の龍 左胸に龍の顔
羽織りの背中は紋の代わりに金彩の虎の顔の下に1985YOSIDA
あんな仮絵羽なんて絶対に無い 白絵羽で端からやらせてる
普通は羽織りの裏が派手 とか知ってて
そんなの お上の規制の結果 今は規制は無い
とか言って きっと無理くり作らせてるのよね
夫婦で 完全にヤクザ映画を超えている 滑るとか滑落どころじゃない 斜め上
純金7人で 密談して 「ニホンカワウソさん 起きて」と妹の肩を叩く
「ほいよ 卒業アルバム どうしてまた」
「ゼミのお嬢様達が 鈴木先生のパンチを見たいと」頭痛が痛いが我慢の妹
「四人のパンチ 鈴木先生や米田先生もパンチの写真だ カッコいいからな
茶行くか そちらのお嬢さん達も コーヒー 又は お茶 でもどうですか」
7人密談開始
「もう びっくりするのにも飽きたわね」美久
「ニホンカワウソ兄と奥様に誘われては いきましょう」典子
「ねぇ お茶って ひょっとして お茶の道のお茶?」優香
「それ 辛い 習い始めたばかり 奥さん 家元の直弟子 無理」美久
「素直に プラザホテルで ティー」由美香
「プラザホテルで ティーへ」代表して答える優香
「帰りも大使館員で 此の車で送らせるから 家が近所で乗り合いしてってな」
昔のヤクザ映画候の車列でプラザホテルのエントランスを埋めて 入っていく
「栄子ちゃん 偶には気を抜いたメシマズのティーもいいよね
結婚決めてから ずっと大使館やらお貴族様相手だし」
「伊仏のマナーしか メシマズはあなたが却下ですしね」栄子ちゃん
プラザホテル 英国式のアフタヌーンティー それをメシマズ と思う純金
「流石 ニホンカワウソの実兄とお義姉さん メシマズと言い切る」典子
「メシマズ 反論の余地がないから」メシマズからの留学生のリサ
お菓子を食べながら
「うん おいしい 日本式魔改造済
ここなら 風炉がある 次回は栄子ちゃんのお茶で和菓子をどうぞ」
「頂くだけなら なんとか」メシマズのリサがサクッと裏切る
「はい??」7人の純金
「日本への留学よ 最初に茶華は習うわよ」リサ
「そんな事言って 兄貴は大丈夫なの?」妹
「由美子さんに 教えるのは無理だけど 点てるだけなら と認めて貰ったぞ
出来なかったら 栄子ちゃんに教えてえ貰え」
「いえ こちらの7人で 揃って初心者コースへ ね」由美香
「じゃぁ 合宿と初戦が終わる 葉桜になったら 茶会でもやりますか」
「私が正客で 鏡智のお点前 これで行きましょう
椀などは 由美子さんの所で借りてきます」栄子ちゃん
「おれは ちょっと事情で手前座に座れない 栄子ちゃんでね」大円
密談を開始する7人
「兄貴 完全に嫌がらせに来てる あー言う時は絶対 頭抜けて出来る時」妹
「嫌がらせと言うか 普通に出来るでしょ感が凄いの」美久
「卒アルのおまけで茶会 ゼミ〆て お稽古」優香
「だよね それなら うち来て 母が教えたがってるの」典子
「それで行くしかない」6人
予定外の茶会を打ち込まれて 混乱するが そこは純金 サクッと対策を起てて
卒アルを見始める
「やっぱり組長と幹部」と女子大生に言われてる鈴木先生達
「一応本人たちは そうじゃないと思い込んでるから」
「それはミリも無理ですよ どう見ても そのもの」優香
「だよなぁ 妹もそう言ったし モノホンの三角の直参もそう思ったもんな」
「この方って スキー場にいた方」柔道部の写真を見ながら優香
「バウアーを仕入れてくれる矢田さん アウトドアのプロショップを構えてて
美久のお願いの お店の名刺貰ってきたから」妹 名刺を配る
「矢田は まっとうでいいやつだ デカイスーパーで店を構えてる
店に行ってやって でも来月結婚だから 手はだしたらダメだよ」
卒アルの鈴木先生の話題は盛り上がるし滑らなくていい と安心してると
「Pouvez-vous nous donner deux nuits de souvenirs 」明奈
「Non, Eiko serait en colère.」
「Si Eiko dit qu'il n'y a pas de problème, pouvons-nous avoir nos souvenirs ?」明奈
「Non, tu n'es pas comme elle à Gifu.
Elle est bien payée et couche avec moi pour de l'argent.」
「Capito.
Sono incinta, quindi non lo farò per un po'.」栄子ちゃん伊語で回答
「Non, je veux juste tenir Eiko.
C'est une professionnelle à Gifu. Elle comprend tout.
Je ne veux pas que ces filles ne soient que des servantes.」
「Si vous êtes vraiment français, vous ne ferez pas d'erreur.」典子
「私も仏語 話せれば良かったのに」優香&美久
妹 メシマズ語の日常会話は行けるが伊仏語は無理 「なに?」
「明奈が二晩の思い出を頂戴ってお願いしたら 栄子さん次第 と逃げた
栄子さんがOK出しちゃって
Hだけなら岐阜へ行くって プロのお姉さんとだって
Hだけの召使いにしたくないとね」典子
「最後の典子は?」
「仏語なら滑落しないって」典子
「あー 明奈と典子 伊仏の日常会話程度は行けたんだ」優香
「兄貴 なんでそんなに仏語ネイティブなの?」
「俺 下校すると 茶店のテラスで堂々とタバコ吸ってたから
せめて暗くなって顔が見えなくなるまではと学校に居残り 毎日2コマ補習
2年の時は火木土 3年は毎日 仏語 の会話とか読み書き
鈴木先生の一回り下の仏人の美人の奥さんが来てくれて 先生をやってくれた
土曜日は 奥さんの仲間の仏人と紅茶と料理 仏語のみの午後」
「え、組長の奥さん 仏人の美人って ニホンカワウソ」栄子ちゃんまで揃う
「ニホンカワウソさんの関係者 ニホンカワウソばかりだワン」優香
「大学も仏語圏だったしな 高校で2年間 徹底的に仏美人に教えられて
仏語圏に留学5年 話せないと飯も食えない そりゃネイティブにもなる
ティーニュでは留学中に世話なった店が移転してやってると聞いて
10回は Levez les mains ! Donnez-moi votre argent !
と言われながら 探した店だ 美味しかったろ」
「それはもう美味しかった リゾートのレストランの3倍は美味しい」美久
「店に入ってしまえば 留学時代の旧友がやってる店だから俺の友達で行ける
でも 通り道が危なすぎて女性だけでは行けない店なんだよね」
「兄貴 その10回のは?」
「デコピン入れて 放置 デコピンに凝ってた頃だからな」
「そう 私達を攫おうとした 10人以上も デコピンの一撃で沈んだ」優香
「さて 帰るか ご飯をココで食べるか 栄子ちゃんどうする?」
「夕食の材料も買ってありますので」
「じゃ 帰ろう せっかくの材料 勿体ないお化けが出る」
ホッとする妹 もうミリ秒でも速く兄貴とゼミのメンバーとは離したい
茶会とか嫌がらせでしか無いけど お嬢様女子大 どのみち3年度から必修であるし
ゼミの皆も一緒にお稽古に行ってくれるし 教室を探す手間も省けた 何とかなる
栄子ちゃんのバックから出てくる 赤地に白十字のアメックス
「やっぱりそうだよね きっと更に強烈」と6人
「Ça me va d'être une maîtresse.」明奈
「Excuses.
Les maîtresses doivent être plus jeunes que leurs épouses.」
解散していく
翌日は 普通にナビゲーター三台の車列で登校する 妹
明奈達と合流して 坂を登り ゼミ室に向かう
「もう この三台の車列が普通に思える 昨日の車列」
「まぁねぇ 昔のヤクザ映画候のSELにセンチュリーだし
明奈 最後なんて言ったの」美久
「愛人でいいんだよ って」明奈
「返しが 申し訳ない 愛人は嫁より年下 仏語なら滑らないわ」典子
「それは 良い返し」優香
「ニホンカワウソさん お兄さんにね あまりにネイティブだと
狙い始めて 仏語でも滑り始めるから 伊語にしたほうがいい ってね」美久
「そうかも」と爆笑する7人
そんな兄貴の心配をする前に ニホンカワウソさん から脱したい妹
一旦ゼミ室に集まって 典子の家に移動する8人
典子の家もデカイが 流石に10台の車は停めれず近所の駐車場に車は移動していく
典子母
「やっと 茶華をやる気に」と嬉しそうに 8畳の茶室に案内してくれ
一通りの説明のあと初歩の初歩のレッスンが始まり 正座で足がしびれるまで続く
休憩に入り ふと見ると 額装された免状
「あの免状は どういった事が書いてあります?」読めないリサが訊く
「典子母 殿 信濃流 引き出しを修め 助講師と認める 家元 由美子の父
と書いてあるわよ」妹 書関係は抜群に出来る
「信濃流なんだ 流派の違いでハマることはないわよね」ねね
「何があるの 突然揃って教えてって来て お昼を食べながら教えてね」典子母
皆でお昼を頂きながら 典子が母に説明をしだす
「ニホンカワウソさんのお兄様と奥様に 茶会でもやりますか と誘われまして」
「ニホンカワウソさん って居てはいけない人 との意味でしょ
最初の紹介もニホンカワウソさんだったし おかしいわよ
キチンとお名前を聞かないと なんてお名前なの」典子母
社会人で大人の典子母が正しい対応 やっとおかしいと言って貰えた
「ニホンカワウソではなく 大円 三穂です」力強く大きな声で自己紹介する妹
「はい?大円 三穂さん? 車列で通学されてる?」
典子母 大学の父兄会の世話役
送迎に来客駐車場を使うのは不公平と大学側にクレームを入れたら
大学事務局の応接室ではなく 学長室に通され 学長直々の
米大使館 それも米政府代表部からの強い要望では来客駐車場の
使用許可を出さざるをえない との苦しい言い訳を聞かされて
そもそも青いナンバーで星条旗がはためく車列 正門前に停められるのは
何事感がすごい 来客ならそう言うお客様がと流せる との大学側の事情もあり
折れて その送迎の学生の名前は他に漏らさない約束で 学長から聞いてきていた
「DoDのナビゲーターの車列で通学をしています」声が小さくなる妹
「お兄様と奥様のお名前は?」典子母
「兄貴は鏡智 お義姉さんは栄子さん です」
妹 もう兄貴の名前とか言いたくなくなり 声が更に小さくなる
「はい??
貴女が米大使館の車列で通学されてる 大円 三穂さんで
お兄さん夫婦が大円 鏡智さんと栄子さん
伊貴族のワールドカッパーを従えて先頭で飛んで技を入れるパンチさんが実兄で
信濃流 家元の由美子さんの秘蔵っ子の若き天才の栄子さんがお義姉さん
ニホンカワウソさん 仕方なし」典子母
典子家 スポーツ用品の販売店も経営してて スキー部門からの無茶な発注で揉めて
動画を見れば納得する 奥様とかオッドマンに見て貰うのがいい と動画を見せられ解説をされ「すんごい」しか言えなく スキー部門に押し切られて発注は承認された
その時に 出てきた名前が大円 鏡智とミラノの最有力貴族スフォルツァ家の二人
「でしょ 昨日なんかSELが五台にセンチュリー 防弾のナビゲーター 計7台
映画の世界の車列よ ニホンカワウソさん 間違いないわよ」典子
典子母 大きく頷く
「あれ??」妹
「諦めが悪い」と爆笑の純金の7人
話を戻してくる 典子母
「お点前の披露はなくて 頂くだけなのよね 午後も頑張ってレッスン
今日は洋服でもいいけど 明日からは長着でね 着付けからの1週間の特訓開始よ
長着がなければ探すから言ってね 泊まれる人は泊まり込みね」気合充分
「お点前の初歩位まで 2週間 お願いしていいですか
兄貴だと空気を読む気が全くないので何を言い出すか 無茶振りがあるので」妹
「そうよね 出来る人は 簡単だしちょっとやってみて とか言いがちだし
どの道3年は茶華は必修で2コマ前後期であるし 皆は結構お稽古に通ってる」
純金チーム 始業式までの2週間の合宿に突入していく
今宵も深けたようでも




