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第92夜 背反は英語をメシマズ語と言ってしまう事

宴会は始まったが ヤマハとマッシモ夫婦はマジの販売戦略の会議

スキー部門 営業の栗原さん 開発の神田さんも来て 激論


「大円くんのコブでのバックフリップの720度 離れすぎ

 私のバックフリップで CM効果ある マッシモの360度も無理」


「トリプルヘリコ 無理 ヘリコが一番」マッシモも同意してくる


動画を見た栗原さん 離れ過ぎは 出てきたばかりのCGと判断されるとして

ジョルジェット案を採用


「剥離した板 撓んでは居るけど全然Gがかかっていない

 データ的にはマッシモさんの方が 板にGは掛かってる

 でも尖った板は剥離した 不可解なんですよ」神田さん


「それショボい積層 泡が入ってた 脱気が足りてない 板が教えてくれた」大円


「板と話が出来たと」神田さん


「そう 極限の飛ぶ技の中で会話した 剥がれるって悲鳴が聞こえて止まった

 ニ本目のは楽勝って 教えてくれたから バンバン行けた」大円


栄子ちゃん行ってみたい世界ではあるがスキーでは無理で諦める

涼子さん 無理くりでも栄子を止めないと と由美子さんの教え


神田さん まだ剥離原因は解析前 こうも言われては どうしようもない

気泡残りを徹底して探せと 開発のメンバーに伝達することしか出来ない


色々な思いで 表面上は楽しい会話をしていたら


池田が「あ!! 最新版が届いてて持ってきてたわ」と言って 場を離れる

バッグを手に戻ってきて 栄子ちゃんを連れて 洗面所へ 向かう

皆 一斉に洗面所に付いていく

池田のバックからは 最新の簡易測定機器とスキンケアとUVケアのトラベルセット


最新の簡易測定機器と池田の目視と触診で肌チェックをされ「がんばれ」 判定

池田達のプロと資生堂との共同開発の品 安全性確認で3年掛かった 1週間セット

イチから指導されること30分


「栄子ちゃん 若いうちからの不断の努力 肌の声を聞かないと

 資生堂は 各種の1週間セットがある 今回は三十路クラス用の光ダメージ用

 雪焼けがあるから五竜にいる間はこれ使って 帰ったら エリクシールで充分」

優しい声で 諭し池田 栄子ちゃんに 3セットを渡す


池田さんは 測定データと診察の経験とで「声を聞け」と言ってきた

鏡智の「言ってくれる 聞けばいい」とは違うアプローチ

しかし 言葉にすると同じ「声を聞け」 向き合う相手とは 同じ姿勢

鏡智も気楽にって なにか 思い違いをしている気がする と悩む栄子ちゃん 


「3月下旬までだと 足りないな 誰かに追加分を渡すわ」池田


「来週 美沙が来るから 美沙に渡しておけば大丈夫」涼子さん


「池田 ガススタでトイレ三回の栗田さんは 診ないのか」大円


「あのな 俺は仕事を休んで スキーを楽しみに来て楽しんでいる

 此のペンションも居心地がいい これが答えだ」池田


「池田さん 凄い 流石 矢田さんの友達」栄子ちゃん


でも栗田さんに連れて行かれてるのは 栄子ちゃん

自慢のGSでWC三回の戦績は、ワールドの二人に蹴散らされているし

しかけた大円には コブを横に置いても 昨シースンはSLで離され

今季はヤマハのGS用を履いて加速され GSのポールでは離される一方

挙句 WC組を余裕で抑え込み 長野親父の友達を一人躱すとか神の使徒


栗田さんの当たる先は 栄子ちゃんしか居ないのだ

しかし

「栗田さんも 一緒に頑張って 肌の声を聞きましょう

 きっと まだ 間に合います 追加も来ます ご一緒に」

真摯な言葉で 栄子ちゃんに言われてしまう


真正面から 真摯に言われてはどうもならず 戻ってきて


「ビール もう一杯 おつまみは佃煮を頂戴」とお局様らしい発声


大円 サクッと 凍ったジョッキにサーバから汲んで 「どうぞ」

出てくる ザザムシとイナゴとヘボの三点セット

池田と涼子さんは引く 虫三点セットと思いっきり引く


「拙者達も」マッシモ


「鯉もあれば」ジョルジェット


「鯉は丸煮が明日煮上がる 佃煮類と洗をだすね」と脇坂オーナー


「長野のポン酒も 蔵から運んで貰ってるから あるよ」大円


「それも 楽しみ」ヤマハメンバー6人


池田と涼子さん完全に置いてきぼり


「なんだ その虫は」池田


「長野の珍味よ 長野の田舎民のソールフード」栗田さん


「スキー始めた時は 一人じゃん 相部屋で 色んな人に訊いてさ

 ここが 珍味とか 鯉の丸煮とか 渓流魚とかさぁ まるで旅館の食事

 合わない人は全然ダメな料理も頼めば出してくれるって聞いてさ

 その年明けからキープしてたら マッシモ達もホテルからこっちへ来て

 まぁ 地の物 珍味 食べ放題の クソいい宿のペンション遠見」大円


「ザザムーーシ」とWC組が食べて ポン酒


「へぼーーー」とヤマハ組が食べて ポン酒


「このイナゴ よく炊けてる」と栗田さんと大円夫婦と矢田 ビール 


「此の時期の鯉は身がしまってていい 美味しいよ」と勧める皆


「ほい ゼンマイの漬けたの ふきのとうはもう少し先 ギリかなぁ」脇坂オーナー


ゼンマイと鯉の洗をつまむ二人


「ちょっと ついて行けない世界よね」涼子さん

「でも WC組も食ってるし ヤマハも 世間では俺らが少数派なのか?」池田

「絶対違うと言いたいけど ここは長野 日本語も捻じ曲げられたし」涼子さん

「大円ワールドで捻じ曲がってるんだ 諦めよう きっと旨い」池田方向転換


「いきなりの珍味中の珍味のザザムシはキビシから ヘボから」食いだして呑みだす


仕方なくイナゴから始める涼子さん 5分後「矢田 ビール」と叫ぶ涼子さん


「お局様は卒業 奥様は後輩を呼びつけてビールとか言わない」と矢田に返され

出足払いをモロに喰らった涼子さん 自分でサーバに向かう

池田も続いて自分でサーバに汲みに行ってる


宿を借り切っているので 生ビールの計算単位は 樽 と ミドボン の数


「栗田さんは 俺が汲みに行くから」

と全く空気を読む気もなく ナチュラルに喧嘩を売ってしまう大円


本職のスキーでボロ負けして 開き直るしかない栗田さん「大円くん ブランデー」


「はいはい」と30年モノのマーテルとブランデーグラス持って注ぎに行く

例によって ブランデーグラスにドバドバ 「どうぞ」と宣う大円


「あれ もろに大円ワールドのトラップ 何度引っ掛かったことか」涼子さん

「あんな瓶に白マジックでLotNoの入ったマーテルなんて旨いに決まってる

 それをドバドバ」爆笑の池田


虫に野沢菜に山菜に洗で呑み始め程々に呑んだ所で

食事の富山湾のブリしゃぶが始まり カマの塩焼きも美味しい 

アマエビも出てきて空の鉄板付き 頭を鉄板で焼いてえびせんべいが美味しい

そうなんだ 白馬は日本海側に近い 糸魚川の河口へも一本道で行ける


最後 やっぱり蕎麦だが 挽きぐるみの太い蕎麦切り 

「今日はさ スタートが速かった 蕎麦屋に頼んだら受けてくれて 

 蕎麦屋に出前して貰った こればっかはキツイ」脇坂オーナー


何時は自然薯をツナギの オーナーお手製 今日は挽きぐるみ 蕎麦粉のみ

メチャ旨い

「拙者は いつもの自然薯の香りも好きです」マッシモ 完璧なフォロー


「はぁ お酒も お料理も 美味しかった」と完全ヨッパで一人では帰せない

そりゃ 麓とは言え ドアの外は−13℃ 足元がフラついている栗田さんだし 


「お風呂も入ってるし 同じ年 ツインで ゆっくり愚痴りましょう」涼子さん


という涼子さんの足元もふらついていて 28コンビでフラついて部屋に向かう


「矢田さん すごかった お局様は卒業 自分で行けって」栄子ちゃん


「当たり前 世間のテーブルに乗せたらそうなる ヤマハの人も居る

 あれで俺が汲みに行ったら 涼子さんはダメ女 カルロさんに申し訳が立たん

 いま 千佳も三十路美人も 先輩26の教え鍛え 世間のテーブルに」矢田


「その三十路美人って 美里さんのこと?」大円


やらかしたと思う矢田 が 踏み込んで行く

「そんなの15年も中東 挙句 昼休憩で 重々 注意事項で伝達したのに

 缶ビール片手にマイク離さず八代亜紀 四連チャン ダメ女候

 38が『おばさん』と言い掛けて 踏み止まって『お局様』


 涼子さん一派ですら三十路美人を見て我が身を振り返った

 千佳も振り返り 先輩26に頭を下げて 教えを頂いている

 いわんや三十路美人 大円と同じくらいテーブルがおかしい」


「それで なんとかなりそうなのか」堂本さん いつの間にか座っていた


「先輩26も式まで半年を切っているが やるだけはやると」矢田


「先輩26の式の祝儀は弾まないと」岩月夫妻も座っていた


「三人とも来るなら 昼前に連絡を ご飯の準備が」大円


「一応 電話は貰った 今晩はつまみだけ 明日の朝の食事」脇坂オーナー


「大円くん 矢田くん 呑んでいいわよ 私が警備で呑まないから」美香さん


「失礼」と言って すっと伸びる手 美香さんも防御を外す

 顎を掴み顔を引き寄せる池田


「美人は綺麗に 頑張ってますね 俺はスキーでヘロヘロだ 寝る」部屋に行く池田


かなり ホットする美香さん


「流石 矢田くんの友達だ 美香さんの肌 任せれる」高雄さん


大円は 予告もなく すっと美香さんの顎を掴み 肌の声を聞きに行く


「池田の言う通り 肌は喜んでるよ」大円


固まる三人


「栄子ちゃん お茶で悩んでるみたいだけど

 同じ 美味しくどうぞ これだけ これだけを考える

 布巾の畳み方なんてどうでいい 布巾が畳まれたいように畳めばいい


 今は肌は元気か 喜んでるか ってだけを聞きに行った 

 だから肌も見せてくれるし答えてくれる

 こっちの都合じゃない 相手の都合で聞きに行く そして折り合いを着ける

 明日は 此の近所に炉がある部屋がある 行ってみますか」


「行かせて貰うわ あなた達二人もね」立て直してきた美香さん


「それは 楽しみだ」高雄さん 言葉が短い


「さて 寝ますか ヤマハのメンバーも寝ないと明日が辛い」矢田


「矢田くんの 意見が正しいと思う 寝よう」堂本とヤマハメンバー


皆 寝室に籠もっていく


高尾さんと美香さん

「あの顎のつかみ 池田くんのは 予告もあり 肌を見るで慣れているけど

 ジャバウォックのは全くの意識の外から 完全に狩られていた」


「池田くんの真似のようでまるで違うか 出来るもんじゃないが

 美香さんも頑張ってますね なので 俺は嬉しいが」


「もう 40なのに 頑張れですか 嬉しいですけど反面キツイですよ」


「美里が30 嫁が40 それで池田くんが頑張れ 夫としては嬉しい」


「池田くんに ついて 頑張ります」


矢田 一人で ポン酒を呑みながら考える


大円の中学からの同級生 高校も同じ 寺への乗り込みも見た

挙句 あいつ折々で店に来てたし 鈴鹿も間瀬も一緒に行った

しかし 今現在の大円 完全に 人 のテーブルから落ちてる

何処かで 一回 キチンと 話をしないと ズルズルになる


そうは言っても 千佳との縁結びは大円 

良い娘だし、キッチりしてて先輩26には頭を下げれた

今の店の大口顧客も大円絡み あの大口があるから 高い品を揃えることが出来て

ナイフは貰った博物館並のがショーケースにあるから 高級路線でイケてる


グルグル廻っててると

一升瓶を抱えて 一合〼を持って注ぎに来る大円


「栄子ちゃん 寝ちゃった 矢田 呑もうぜ」


矢田 こいつと縁を切るのは もう難しい なら付き合うか


「おう 注げ」


「ホイよ」注いでくる


「二つ聞いていいか」矢田


「どうぞ」と軽い大円


「お前さ 高校の時に左腕に墨入れたと思ってたが 今は消えてる なんでだ」矢田


「あの墨が浮き出てる時は パンチの後光の五人組から 行ってよし の合図だ 

 あの人ら普通に 閻魔太王の法廷へ送ってよし やりたい放題のお墨付きをくれる

 こないだパンチの後光の人が一人増えて六人で曼荼羅が五角形になった

 昔は阿修羅さんがやってたらしいが 俺に負けて 交代だって」


矢田 『仏罰を下す』を地でやっているのか 呆れ返るしか無く 次の話題へ


「もう一つの方な ナイフな 沢山くれたよな 

 でも 刃物と言えばさ ゾーリンゲン これがない

 堺に関にアメリカンにスイスは貰った でもゾーリンゲンが無い」矢田


「ゾーリンゲンってさ 独なんだよ アイツら基本二枚舌 全く信用できない

 国民社会主義ドイツ労働者党だって 正当な選挙で国民で選んでおいて 

 戦争に負けたら 全責任をナチに擦り付けて知らん顔の国民だよ

 その癖 他所の国には上から目線で調子コク 作るものも全く信用できない

 仏とも仲が悪いし 俺 仏派だし 飯もマズイし 行く気にもならなかった」


「そう言う理由なのか 確かに 仏語が行けるしな

 その なんとか党 と ナチ の関係は」知らないので訊くしか無い矢田


「ナチ又はナチスの正式名称が 国民社会主義ドイツ労働者党 

 米田先生の世界史で習ったろ」


「俺はスポーツクラス 大円は特進クラス 授業内容も違うわ」矢田


「俺 1/3は生活指導室での授業で マンtoマンだったし

 学習指導要綱にない事も山程 習ったから」


「お前 よくそれで特進クラスを維持できたな」


「鈴木先生達四人と 手の開いてる先生が来てくれた

 普通の教室より先行してたぞ 普通1日で6コマじゃん

 鈴木先生が普通に帰すとテラスで外からの見える処で喫煙する

 学校に縛り付けるで 俺だけ ほぼ毎日余分に2コマの生活指導室

 で補習授業が続いたしな

 

 でさ外国語 高2から仏語 知られてないけど鈴木先生の奥さん 仏人の美人

 ヤクザ映画に憧れて来日して 困ってた所で鈴木先生と出会って La Yakuza

 奥さんからの熱烈求愛で結婚したらしい その奥さんが来てくれて仏語の授業

 まぁスンゴイ 独の悪口が出てくる出てくる ここから反独が染み込んだ

 ただまぁ 仏も自力で勝ってもいないに戦勝国面は控えた方がいいと思うけど


 あとさぁ 高2でラブレスのトコ行ったじゃん 運良く お隣が仏系アメリカ人

 俺のたどたどしい仏語をメシマズ語に通訳してくれた

 スイスは仏語も通るから良かった


 矢田は隊長にも 部隊にも 会ってるから言うけど 他には内緒な

 外人部隊って成り立ちから基本仏語 メシマズ語も通じるけど 仏語

 メッチャ役に立った 背反は英語をメシマズ語と言ってしまう事」


「その外人部隊って 正月の隊長のとこか」


「隊長のトコに行く前に 研修でアフガンとカンボジア 後ワールドで1年

 隊長のとこがやばくなってて 元陸自と俺が 送り込まれて 盛り返した」


こいつ世界の泥沼の戦場をマジで潜っている 



今宵も深けたようで

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