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第87夜 なにもしてない まだ半年も先の話だし

68の寿司屋で お貴族様ご一行と お寿司を食べて

68と38に話を始める上村さん

「4耐 マシンはTZRのTT−F3 か FZRのTT−F3 どっちにする?」


「はい??」68と38


「大円さんから 今シースンの地区戦のサポート代も頂きましたから

 TT-F3の1台位は 営業のねじ込みで開発させます」


「はぁ??」68と38


「だって今年がラストチャンス ノービスの祭典 四耐 

 流石に来年はIBに自動昇格 四耐には出れない 

 うちの開発の部隊も翌日の8耐で鈴鹿にいるから三河バイクさんとコラボ

 四耐はピット屋上の表彰台 乗ってないでしょ」


「そんな事 有り難い話ですが 俺らスプリンター 20周の男ですよ」38


「そうそう 耐久の練習なんて・・・・してるわ 四耐三回と8耐6回」68


「あ」38


「でもさ 式の前日か 7月28日(土)が四耐 29日が式 

 新婚旅行 まだ行き先を決めてないけど ハードだな」68


「式場も押さえれていないけど 日にちだけは真美と決めた」38


うんうんと頷く ひろ子ちゃんと真美ちゃん

来てた富美さん「その7月って来年よね」と尋ねる


「今年の」と68と38 冨美さん 強烈な目眩に襲われる 


「指輪作るのだって新規で起こすから3ヶ月 招待状発送も3ヶ月前

 事前の調整は済んでるの?」 今 しこたま事前調整で走り廻っている富美さん


「なにもしてない まだ半年も先の話だし」68組と38組


何も理解していない20の四人 説教も出来ない


「マルセイユに 4耐ウイナーを招待させて頂く」リカール家が前に出てくる

「マルセイユで式 指輪は ジョルジェット 任す」父

「それはダメ マルセイユの民の私達が用意する 当たり前」母と叔母


「親戚呼ぶのもなぁ 喧嘩するし」38

「そうそう なんで父方母方や兄弟で仲が悪いんだ」68

「姉の時は 呼ぶ 呼ばないとか 席順でも揉めて 大変だった」ひろ子ちゃん

「だよね 従兄弟の時も 大揉め 勝手に来たババアが席がないとか

 無断欠席のババアの席を充てても ぎゃぁぎゃぁ 騒いだ」真美ちゃん


「よし 四耐で勝って このリカールのおじいさんの招待でマルセイユ」68

「ふた組四人だけで その時点でランキングが高いほうが先行」38

「マルセイユへGo 私が先行ね」真美ちゃん

「ごめん 私が先行なんだ」ひろ子ちゃん


四人の四耐で勝ってリカールのおじいさん云々

クリスチャンの同時通訳で 一族揃って 頷きまくり


「負けたらどうするの」と真希さん


「勝つために最大限の努力をする 上村さん西谷さんのマシンは速い

 FZRかTZRかは ヤマハの部隊の自信のある方で行く 信頼している

 どうせ大円さんが専有をカマしてくる 走り込む 

 コケない 壊さない 消耗を抑えながら ワークで前に行く

 鈴鹿なら俺らが今一番速い そして勝つ」68と38 

そう GP250だと全日本を含めても公式のコースレコードホルダーの二人


「決まった 大円さん シャンパンを山ほど用意してね」上村さん


「そこも我がリカール家で用意する」クリスチャン 後で一同が頷く


「四耐だと ルマン式スタート パラソルが出来ないかぁ」68


「え、出来ないの」ひろ子ちゃんと真美ちゃん


「んなの ウイニングランの後 

 ピット前でひろ子ちゃん達がウエディングドレスで待ち受ける

 その場で指輪の交換と誓いのキス 嫁引き連れて表彰式

 

 それか表彰台でレースクイーンではなくウエディングドレスの

 ひろ子ちゃん達の祝福のキスと指輪の交換

 俺もやりたかったけど横槍で戸隠に

 負けたら スゴスゴと帰ろう 地区戦の12に延期な


 披露宴なんか 地区戦 12のパーティーと兼ねてやればいい

 12とったら それくらいは出す」


「じゃ 披露宴は 12のパーティーで 大円さんに任して

 待ち受けるのは ピット前がいい 一番に」ひろ子ちゃんと真美ちゃん


「耐久だから ウイニングランは 俺か38のどっちかなんだよな」


「悩む そこは相談で」と四人


「その辺 鈴鹿のコース管理にはねじ込みます」上村さん


アラウンド30組 目眩がしてしょうがない

今までの結婚式 披露宴の常識を完全に無視して行く気のバイクチーム

大円くんもええだけ無視してたけど あの二人は天涯孤独だから行けた

デカイ老舗の4代目と3代目 いいのかと思うがそれでも進んでいく 


本人たちより メチャ盛り上がる 耐久の民のリカール家を見て

大使館とかを動かして お貴族様のご招待との力技で行く気なのね


茶も弓も剣も寿司も色々楽しんで 帰ろうとすると 店の前が物々しい

殺気立っているが 殺意ではなく焦り

仏大使館と伊大使館とナカノさんが話し込んでる 鯵沢さん沢井さんもいる

訊きに行くと

「え、四人のつもりで投げてた 一行は本国では行方不明で大騒ぎ・・・・」


スフォルツァ家もメディチ家もリカール一族も大使館に確保されると

各家の執事の人が来て 路上で ド叱かられる 小さくなって叱られる一行


「クリスチャンとキアラは大丈夫か」と訊いてると 

二人とも連れて行かれて やっぱりド叱られてる


「なになに ちゃんと四人で行くと行って出てきた 勝手に付いてきただけ

 それでも 連絡をするとか クリスチャン様”が”やるべきことは有ります」


冨美さんと真希さんと栄子ちゃんと並んで 仏語の同時通訳をしてると

「あの執事の人 ド正論しか言っていないの 救助不可」栄子ちゃん 頷く二人


マッシモ達もやっぱり執事の人にド叱られて 小さくなって叱られてる

伊語は片言なのだが やっぱりド正論しか言って無くて救助不可


栄子ちゃんに俺達の離脱を言いに行って貰う

名古屋領事館は伊仏とも顔なじみな栄子ちゃん

「もう大の大人 キチンとしてきて見えてるとばかり

 急でも 長着とかも用意して茶を振る舞ったり 県警の応援で弓に剣道

 出来ることは致しましたが 黙って抜け出していたとは」他人事で押し通す


「我々も てっきり 大使館も投げてきましたし 大使館の確認ミスですね」

仏名古屋領事館 東京の大使館に責任を擦り付け始める


「そうですよね 大使館がヌケサク」栄子ちゃん 言い切っちゃう

仏領事館も「そうですね」と乗っかる ここで押し切らないと責任問題


ここでナカノさんが、爆弾発言

「うちの14人海苔に乗り切らない人数 大丈夫かと 秘匿BBSで投げたのですが

 重要マークにも返事もなかったので まぁ大円さん絡みだしと 諦めたのですが」


どうも、そのBBS 本国も大使館も確認スべきBBSで重要マーク付きは必須

伊の大使館と本国で揉め始めるが、伊大使館は

「ナカノさんの連絡を無視した本国がヌケサク」全ツッパで逃げ切る


ナカノさんの起死回生の一手 伊名古屋領事館は責任から離脱する

仏領事館は巻き込まれたままだが 


「伊仏の情報部 それも日本支部と本国向けで確認の通報はしたでしょ」

昨日の昼から 時差も関係なく対応に追われて かなりお疲れの鯵沢さん

でも 此の一件で 伊仏に大きな貸し ボーナス査定もプラスらしい 


大使館への救助の手となり 責任から離脱は出来たが立場上 残る大使館員

伊仏領事館とで撤収する皆


マンションに着くと、20時半 皆は 明日があると大変だし 一旦帰る

と散開していく


栄子ちゃんと二人になって

「お貴族様の当主様が 脱走とか ダメでしょ」


「クリスチャンくんが言い訳ができない状況 気の毒ですね」


「キアラは」


「キアラさんは 振り袖袴で弓を引き 茶を頂く 大義名分が有りますし

 上にマッシモさんが居ます マッシモさんは気の毒ですけど


 それより 鏡智のお茶 仏様の茶 人の茶ではなかった」


「そうなん 戦闘訓練の合間に 教え鍛え パンチの親分に検分されて だし

 もうバリバリのパンチ 学校では鈴木先生達 地獄でも五人のパンチだよ

 3年間これだよ パンチが普通だと思うよね でも違うらしい」


パンチパーマは鯉の伝統ではあるけど普通ではないと思う栄子ちゃん


「鈴木先生って? 地獄のパンチって?」


「あ、栄子ちゃんは会ってないだっけ」と卒業アルバムを持ってくる


妹に貼られたポストイット「これこれ これが鈴木先生と俺」と開くアルバム

ヤクザ候のパンチパーマの鈴木先生達と黒いSELの前で写ってる鏡智

思いっきり引く 栄子ちゃん


「修学旅行が京都 東寺に缶詰で見て廻れと生活指導のパンチの鈴木先生に言われて

 見覚えのあるパンチの仏像 へぇと拝観して本を買って見てたら パンチが山盛り

 この五人のパンチに教えて貰った」


開く東寺の本 五智如来 が でん! 曼荼羅 が でん !

こっちも思いっきり引く 栄子ちゃん


「一個づつ確認 この高校の卒業アルバムは」としげしげと見て 本物っぽい


「柔道部をみて 矢田が主将で 生活指導のパンチの加藤先生と写ってる筈」

妹の時は ヤクザ一点張りだったから すっかり忘れていた


「柔道部 あ、さっきのパンチが顧問 なんかの優勝旗をもった矢田さん 若い!」


「栄子ちゃん そりゃ若いって 高校の卒業アルバム 18だ 若いよ」


「こっちは納得 矢田さんまで写ってるし 柔道部の顧問らしい先生だし」


加藤先生 パンチでも柔道着を着れば 耳も潰れてるし柔道部顧問に見えるのか

矢田の応援で行った大会で 他所の高校の顧問の先生と加藤先生が馴染んでたしな


「こっちは」


「矢田達にも話したんだけど、お好み焼きに灰にツバで仕返しでしたら

 閻魔様にさ 寒いでしょ 大炎熱さんで過ごしなさいと

 カクカクシカジカで 茶とかは こっちのパンチの人

 このパンチの人には 鎌倉に連れて行った貰った

 剣とか弓とか体術は こっちの五人とこの五人に鍛えられた 


 お茶はなんとか出来たんだけど 華は無理 書なんてもっと無理 歌?無理無理

 その辺は勘弁してもらった その後は海外で傭兵やってる時は来ないけど

 日本に居ると 華を って時々来る」


「鏡智 ど滑りは 仏様でも治せなかったの」


「いつも 気の毒な子扱いで終わった」


お茶の謎も 問い質したかったが それよりも

 仏様の教え鍛えを受けても 滑り続ける鏡智 仏様でも無理なのね はぁ〜

 神様は 滑るのはスキーだけにしとけ で軽く終わったし



もう どうしようもない 栄子ちゃんのため息で夜は深けていく

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