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第82夜 来年の今頃で予約してしまえ

ペントハウスに戻り 振り袖の解除 をササッと済ませ帰ろうとするが

一人の娘が


「お借りした草履 金ピカがハゲ散らかして」


物凄く申し訳なさそうに言ってくる

OG組が見てみると


「私の母が4年前にカマされて買った草履 捨てたはずが混じってたか 

 ハゲ散らかしただけで済んで 崩壊しなくてよかった」春美さん


「それは」と振り袖組


「真っ当な奴のなら 10年20年持つ これ しょぼくて怖いから履いてなかった

 加水分解で崩壊していく発泡ウレタン でも呉服屋が持ってきて高かったそうだ

 振り袖に履かせて申し訳ない 私のチェック漏れだ」謝る春美さん


「朝は 新品同様で 物凄く 金ピカで慶事用バリで」振り袖


「見かけだけだ こっちの10年以上前に買った 訪問着でも履くちょいおとなしめ

 全然ハゲないし 草履自体も しっかりしてる」

しっかりした方の草履に底と見比べて ハゲ側は崩壊寸前


「弁償とかは不要 振り袖に危険な草履を履かせた 私が謝る案件」春美さん


話を変えたくて ワインでも と勧めると OGは残ったが

振り袖組は談合後にサクッと帰宅する

もうワインなぞを呑んでる暇はない 親の無策を蹴散らさないと

婚約 婚約内定 組の真剣極まる議論 明日の我が身にと 早く手を撃つとダッシュ


OG4人とバーカウンターで美香さんの定冠詞の18を水割りで呑みだす


「2次会も今も 凄かったね 誰も酒呑んでなくて あんなん呑めないよね」


「はぁ 両親がいたら いたで大変ですね 私みたいに着替えだけで

 ここに引っ越しで あとはここで好きなのを買うとか」栄子ちゃん


「栄子はそんなのか まぁ此のリビングだし 部屋はしっかりあるんだろ」春美さん


「ええ、寝室は別で私用に20畳の部屋がありますから 広すぎて困惑」栄子ちゃん 

「あ、栄子ちゃん2月から ゲストルームの改装で業者が入るからお願いね

 俺 五竜に籠もるから」我儘な大円


「私も 美里さんの教え鍛え 前に立つ覚悟が出来ましたら 五竜へ行きますから

 その間は管理会社の担当の方にお願いします」


「その 前に立つ覚悟 成人式の手前座も今日の着付けも 充分だ」陽子さん


「まだ 涼子さんの域に達していません あと一歩が遠い」


「まぁ 好きに頑張れ 教えられる方が気の毒だわ」笑うOGの四人


「涼子さんの立ち位置を訊いていい? 渡ってグダってもう一杯 しか

 見たことがない」


「それはそれは 爆笑案件 素面で気合が乗れば 由美子さんまであと半歩だ

 うちらOGを抜かしてる 涼子のニ歩後ろに 美沙とOGだな」陽子さん


「凄いんだ 「もう一杯」のダメ女しか見てないから 元気よくもう一杯」


両耳を摘まれる大円 

いつの間にか栄子ちゃんが涼子さんと美沙さんを迎えに行っていた


「でも 木曜日に 二人のハモリで 元気よく もう一杯って 聞いたぞ」優香さん


バーカウンターの角で正座する二人 やっぱり先輩後輩 縦のつながり


栄子ちゃんが折り畳みのハイチェアを勧め Barカウンターに並ぶ 内側に大円夫妻

美沙さんが動く 大円夫婦をハイチェアに座らせて barカウンターの内側に立つ


「この二人にやらせては ナチュラルにトラップ 何度引っかかったことか

 ショットメジャーがアイルランド仕様とか トラップもいいとこ」美沙さん


「この出ているお酒で 日本仕様のショットで やります」涼子さん


OG四人が説明を求め カクカクシカジカと ビンタで戻れました と


「そんな 45度すっと入るって この定冠詞の18で充分なのに」陽子さん


バックバーの下の扉をあけて「このコニャックなら 行ける」と出す大円

「涼子さん達は例のグラッパも呑んでるし このコニャックをどうぞ」


皆して 日本仕様のショットのダブルで 呑んで見る


「これは 美味しいし すっと入っていく」OG四人


「これで もう一杯は自制心が」紗弓さん


元気よく「もう一杯」と叫ぶ優香さんと陽子さん


「ほら 私達だけじゃないって」美沙さん


「優香先輩と陽子先輩は 私達と同じ アイルランドのダブルで」涼子さん


ショットメジャーを並べる 涼子さん 

「これに気が付かいない美味しさ トラップ・・・・」


あれ?


「美沙はそれで納得する 署の冨美さんと同じに 抑えれるのか 渡るのか

 この異次元の酒で 渡るのは理解る でもねぇ 涼子の見合いのホテルでの

 三連続の渡ってグダるのはね ダメ女候 巻き添えの娘達の被害甚大

 矢田君と友達の大円くんに感謝しなさい」


「署長は部下の件もあるし 奥さんの留袖着たい病もあるから、動かすは 納得

 それと 矢田君のお父さんも動いて 商店街連合会まで」

「その上 清流高校の校長・教頭から生活指導まで動かしたのですから」

陽子さんと優香さん 渡っていなかった


「でも ここまで 栄子ちゃん ソファー貸して 少し休まないと」

二人でソファーの端と端に座り腕おきにもたれて お休みタイム


「渡っていい時 嵯峨野で三人で渡った これもいい 三人位は渡らないと

 お酒を準備した方に失礼だしね 」紗弓さん


「それでも 涼子も美沙も良縁を結んで 来週挙式だ お祝いしないとな

 あのデカイスーパーの娘も良縁を結んでいく 良いことだ」春美さん


皆さん ご主人が迎えに来て帰ってく


翌週の土曜日も 朝から振り袖組が揃っていく

三派のトップは小紋の自装で来て 見守る


「さて行くよ」と55のバスに乗り込み、皆で出発していく

今日は熱田付近にも、近寄らないと決めた大円

四派のトップと栄子ちゃんに任す 


チャイムが鳴り モニターで見ると 池田達三人組

降りていくと、午後から仕事なので茶店へ となり 四人で茶店に入る


「大円 最初の二人の美人は 今日が式 なんとかやれることはやった

 ただ、今の三十路美人 いつ式だ マイルストーンが立てれない」池田


「俺も 式当日 その日のメイクだけで良ければ はいOK

 なんだが そうじゃないんだろ」中本


「強烈にスタイルがいい 20のタイトスーツだが それはダメなんだろ」松田


「もう1人は」


「あの人は年相応を知ってるから 楽勝」と三人


「なに 美里さんはそれを知らないから 手に余ると」


一斉に首を縦に振る三人


「それはさぁ 俺に受けるネタ20連発を要求するレベルで 厳しい注文

 んでさぁ 1年位掛けて スキンケア+メイク+ファッションで

 目処が立ったら 式らしい」


「よし 大円 式場と披露宴会場 来年の今頃で予約してしまえ

 そのスケジュールで 俺達は動く」と勝手に言い切って帰っていく三人


そのまま 何も考えず 三人の意見は正しい と認識して

先週 涼子さんに貰った熱田神宮のブライダルの名刺へ電話して相談する大円

来年の1月末は 土曜日と先負けが被り 午後の式が良いと言われ予約しちゃう


今宵も深けたようで

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