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第78夜 新郎友人と新婦友人のお見合い予選会

木曜日の午前

デカイスーパーの定休日


今週 土曜日の

 渡辺先輩&恵子ちゃん の結婚式 まで後2日

来週 土曜日には

 涼子さんと美沙さん の結婚式


なのだが 栄子ちゃんが一派 OGまで集めて集中検討会

先輩26=真弓さん一派も さゆりさん一派も 咲希さん一派も居る

デカイスーパーの主立った 一派が全員集合して70人以上いるのだ


なんとかリビングに ギュウギュウ詰めで入って貰う

暖冬で天気もいいので テラスも 一枚羽織れれば普通に過ごせるが

話し合いはリビングで始まる


OG筆頭の由美子さんから

「すまない 緊急で集まって貰った ヌケサクもいいところだ

 結婚式の披露宴 新婦友人 全員訪問着 新郎友人に申し訳がたたない

 真弓一派 さゆり一派 咲希一派 すまない 振り袖でお願いしたい」

ド謝罪からスタート


「渡辺先輩が先頭で走った時は まだ振り袖が多数が居た

 大円 突っ走って頑張った うん頑張った 結果 皆 良縁を結んでしまった

 俺も新郎友人としては披露宴は辞退して課長の隣だ 三派も協力して欲しい」

矢田の挨拶 


『うん頑張った』にかなり引っかるモノがある

「なんだそれ」と訊くと


「披露宴 そんなの建前を全部吹き飛ばしていくと最後に残るのは


 新郎友人と新婦友人のお見合いの予選会


 そんな席で 新婦友人 全員 訪問着 良縁を結んだ後 ダメだろ

 新婦友人は基本 振り袖を集める 新郎の友人もそうだ」

久美さんの解説


「ヌケサクの後始末 お願いします」恵子ちゃん


「いや 恵子がヌケサクとばかりとは言えない あの急展開

 署から商店街から清流高校OBから野球部OBまで 一気にこっちに廻ってくれた

 デカイスーパーの全体に掛かった 呑んで渡りグダるダメ女疑惑

 お世話おばさんの誤解が次々に解消していった 此の展開は読めない」

先輩26=真弓さん


「涼子 矢田と矢田の友達の大円くんに よくお礼をしておく様に」由美子さん


「恵子の友人席は何名だ それと 新郎友人の年齢層を」さゆりさん


「人数は8名 4名は高校の同級生が来てくれますので4名お願いします

 新郎友人は26〜33 全員警察官で公務員で 出世も順調です」

写真と釣書を八通 仲人の署長が揃えてきていた


「涼子と美沙は」由美子さん


「うちは伊仏合同で 8名 領事館の職員 ただ少し年齢層が高く30〜36」美沙さん

「こっちは 写真だけ 釣書は機密情報に当たるので出せない」涼子さん

「同級生は 母妻しか居なく ラスの二人 ヌケサク候 お願いします」二人


「真弓 さゆり 咲希 頼めるか」由美子さん


「うちの一派 振り袖の着付けが出来なく」と咲希さん


「そんなのは大丈夫だ 長着も帯も着付けも うちの一派でやる

 うちの一派の不始末 お願いするほうが頑張る」由美子さん


「次は4月の矢田くんと千佳 此の時も 4名 お願いしたい」久美さん


「俺も こんな落とし穴にハマってヌケサク 皆の寿ばかり応援していた 

 俺の後は 夏以降 学校の同級生とか 自力で個人的にお願いをする

 どうしてもであれば またここに集まって 相談をお願いする

 

 反対に 三派のメンバーが振り袖で行きたいとかの 相談も速めにしてくれると

 こちらも協力できる シェフの8連多連装砲が始まるしな」矢田


三派の談合が始まり 披露宴出席の16名が選出され 即採寸 振り袖の手配

振り袖サイズOK 16名の振り袖が決まる


「頑張ってたら また滑った 三派の皆さんにはお世話掛けます」


「大円くん これは不可抗力 寿と振り袖 両立は出来ない 頑張った」由美子さん


「由美子さん 矢田くんの言った こちらからの振り袖のお願いをする時には

 由美子さん一派の協力は得られるのですか」先輩26 


態と涼子さん一派ではなく 由美子さん一派の協力 OGまで居れば戦力は倍

由美子さん一派 極論を言うと信濃流しなのりゅうの協力が有ると無いとでは 着付けや小物まで

振り袖のハードルが極端に違う


「そんなの 涼子と美沙にやらせる デカイスーパー全体に迷惑を掛けた

 場所は 大円くんに協力をお願いする」由美子さん


「いいよ ここでも 二階の和室もあるし 使って」


「私も お手伝いします」栄子ちゃん


「場所も着付けも協力頂けると 振り袖のハードルが下がる ありがたい」先輩26

自分はもう決まっているが、まだな後輩や他派の為に 頭を下げ 約を取り付ける


三派の若い娘 自装では着れない 着付けを任せれるならハードルが一気に下がる

一派の首領同士の話し合いで話が繋がる これが一派の存在意義であり底力なのかと

こうるさい先輩 では無いと 実感中


「由美子さんに褒められた 椰子の実が取れたから 祝儀袋もこっちで用意する

 袋とか金額とかは 矢田に任せる それがいいよな」


「いえ うち娘の先生の一派 うちで ね あなた」美香さん


「それくらいは出さないと、今日ここで お会いできた意味がない」高雄さん


「解りました が 美香さんも大円の仲間 滑る未来が見えるので

 袋とか金額を 一緒に確認しながら」矢田


「俺の後始末も頼めた 寿司を40人前 ひつまぶし40人前

 大桶で頼んだから シュアして食べて

 刺し身とかも寿司屋に頼んだ 天ぷらはうどん屋に頼んだ

 栄子ちゃんと順に取りに行ってお昼で食べよう」大円


「なぜ うなぎ と 寿司と うどん屋さんには天ぷらだけを?」不思議がる皆


「寿司屋に全部と頼んだら キャパオーバーで うなぎ屋と うどん屋が

 応援に入ってくれた」


シフトが組める層 昨日の今日でお昼 80人前の握りに刺し身に天ぷらの注文

暗算して工数をはじき出して そうするしか無いわね となる 


「取りに行きますね お手伝いお願いします」栄子ちゃん


「これも 長野から買っんだ 憧れのお局様と前島さんが撃ち抜いた

 久美さんの蔵のポン酒 良縁のポン酒 6升ある 皆で呑もう」


サラッと『憧れのお局様』と言い切る大円

矢田 一瞬ヤバイと見廻すが

皆 25以下 or 良縁を結んだか 奥様 お局様は不在 一安心 


「大円 どういう酒だ」矢田


「久美さんの家の分家の酒蔵 コストを逆で作って貰った

 掛かった分だけ払う 杜氏渾身の一桶 今は新酒 春夏秋と寝かせていく

 余れば寝かせる それに耐える酒だそうだ デジポッドレンガ三つ」


「それの前にこの4升を 正月の杉樽の原酒 これで良縁を結んだ多数が居る

 俺が鏡開きした樽だ続いてな そろそろ賞味期限だ 呑んで」堂本


「大円くんのトコ メシマズのウイスキーがないじゃない

 スイスの帰りに 空港の免税店で普通に売ってるお酒だけど買ってきたわ

 私の名前書いとけば WCにはすてられないでしょ」美香さん


白マジックで美香と書かれた10本を出してくる

定冠詞の18が2本 バランの30が2本と17 サルートが3本 ラフロイグが2本

いかにも 免税店に置いてある10本を買ってきました のラインナップ


「でも 主婦的には 賞味期限の近い 堂本さんのポン酒から」美香さん


三派 一旦固まって密談開始

「始まるぞ 大円ワールド 絶対に酒に呑まれるな 異次元だそうだ」先輩26


「正月3日の振る舞い酒 蔵元SP 今から出てくる 超美味しい」咲希さん


呑んでみると ぜんぜん傷んでいない どころか丸くなって強烈に旨い 

強い原酒を杉樽で香り付け その後に瓶に入れての冷蔵庫での熟成の結果だろう


四派揃っているが 予定の四升が一瞬で売り切れて までで止まる

三派は〼でも半分づつでしか注がれない 涼子さん一派のみ〼イッパイ 

つまみ達は消費され 寿司とうなぎに行く こっちの売れ行きはいい


涼子さん一派は涼子さんのやらかしを何度も見てるし 美味しいお酒も呑んでる

耐性が出来て ブレーキが掛かり 止まっていくが 他の三派はそうではない


あまりにも美味しいポン酒 寿司もうなぎも天ぷらも刺し身も美味しい

しかも涼子さん一派ほど 基本的に呑まない そこへどんどん注ぐ


なんとか正月の残りの四升ともう一升 売り切った処で 止まる三派

呑んでも 缶ビール350を3人で プラカップに注ぎ相して呑んでいるか

五人位で グランクリュの1本をシュアして呑んでいる程度で

ほぼ ペリエか緑茶に移行していた


ポン酒もワインもウイスキーも伊仏の蒸留酒も山ほどある


先輩26=真弓さんに 美里さんが 新しいポン酒を どんどん注ぐ 

真弓さん アンルイス 熱唱開始 上手い


私 ド演歌 真弓さん アンルイス 渡って歌う歌も違う と凹む


先輩26 渡たらない アンルイスも一曲 歌い ペリエを呑んで 2曲目

酒を止める為の歌 Barカウンターのポットのお湯で緑茶に移行している


「渡ったと思われた先輩26ですらニ曲歌ってお茶 これが世間の標準」

凹む千佳さん


「それも一曲目と二曲目で間を開けた ちゃんと他が歌うかを見てる」恵美さん


「完全にズレてる 先輩26でも 渡って歌うと非難されるのが世間のレベル

 四連チャンとかはありえない 「元気よく もう一杯」もなかった」恵子ちゃん


「ちょっと待って その四連チャンは 相当ダメなの」と一派に訊く美里


「私達も許容範囲内と思っていましたが どうも違うようで ダメ女の下らしいです

 美里さんには 堂本さんがみえる 良かったですね」恵美さん


デカイスーパーの合同宴会となって 世間の女子が呑む姿を見て

涼子さん一派凹みまくり

更に凹む美里 「頑張りましょう」と千佳が 美里を応援する


「ご馳走様でした それでは 土曜日 朝9時 ここに集合で」

先輩26が代表して言って 栄子ちゃん エレベーターガールとなる


見送り 振り向く14人

 元気よく もう一杯 と言っている涼子さんと美沙さん

 矢田に「いい男になった」と呑ませてる由美子さん


「美里さん 先輩26やさゆりさんと咲希さん と うちのトップ

 うちのトップは茶華着付けその他 ぶっちぎりです どちらに行きます?」

静かに訊く 14人

「バスや今 と 成人式 との段差が大きすぎて 先輩26さんが正しいと思う」


「それがいいかと でも春夏秋冬で お茶でも飲みましょう」

恵美さんが言い残しエレベーターに載って降りていく13人


戻ってきた 栄子ちゃん

「お茶を誘われましたね 美里さんもうちの一派 頑張りましょう」


「はい???」としか言えない美里


今宵も深けたようでも

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