第76夜 美里 渡って歌う仲間がほしい
噂の大円絡みのお客さん このカードでこの買い方 確かにテーブルから落ちる
そりゃ千佳もおかしくなるわ でも矢田君との良縁ならなんとかなる 先輩26
「ぶっちゃけ うちもノルマがあって このドレス用とスーツ用の2点のお買い上げ
スタイルがいいので着れてますが その20用のタイトミニではなく
”30らしい”スーツを2着を創る
1着はイヤリングに合わせたの 1着は少し冒険したの それ用を次回お買い上げ
ドレスやスーツは 矢田君の案内で 矢田の友達に強烈なのが居ます」
「はい??」20用のタイトミニって、今着てるのがそうなの またボディブロー
ここは この二人の意見を大人しく聞くのが きっと正解
「その様に 2点お買い上げで」となんとか絞り出す美里
「大円の友達の矢田君のお嫁さんの千佳ちゃんにの婚約のお祝い出してないわね
ひとつ 好きなのを どうぞ」 うんこれなら婆臭くないと美里
「それも婆臭いです 一緒に居るんです せめて一緒に選ぶとか」千佳チャン正直者
「じゃぁ 三人であれこれと 選びましょう」と助け舟の先輩26
「栄子ちゃんの指輪 あれくらいのがいいわね」美里
「今の結婚指輪でGucciの特注 婚約指輪なんてChaumet の計10ctのダイヤ 無理」
「でも2000万もしないでしょ イケルイケル」やけになってる美里
「それってCHFですよね」与信さん
「宝石よ 当然単位はCHFよ」美里 日本を離れて長い
かなり目眩がしてくる先輩26 しかし千佳を見ていて予備知識はある
「千佳 この三十路美人に 日本の一般教育 私も結納が来週 式まで半年
あまり余裕がない 何処まで行けるかは不明だけど 千佳と二人まとめて
とりあえず 三十路美人のイヤリング 日本の普段使いのスーツ用を二つ
ドレス用はうちでは無理 千佳のイヤリング 選びましょう」
立て直してくる先輩26 流石 一派を率いてる
「千佳 これ買って貰いな」先程 美里にNGを出したドレス用
「私にはNG で 千佳さんにOK とは」
「美里さんだと 堂本さんのドレスで これが負けます
私の式だと そこまでのドレスではないし 若いし イヤリングが勝ちます」
「あのドレス そんなに良い奴なんだ 良平ありがとう」
「この辺のスッキリしたのでデザイン違い 石はサファイアとルビー 色も変えて
ダイヤはいいのですが 無色 色付きの方が似合いそうですし」先輩26
「解った 一度ハメて過ごしてみる 旦那の反応も楽しみだし ありがとう」
美里のが二つで120万 千佳のが300万 単位はJPY
カード決済の与信もサクッと通って、ルビーはその場で嵌めて
サファイアは箱詰めされて袋に入れられて渡される
「千佳 店番頼む 矢田君の店まで案内して、話をしてくる」先輩26
「私が」
「今のお前が行っても、ぐちゃぐちゃになるだけ
日本の一般の30の女性仕様 説明できないだろ
涼子さん達は呑んで渡ってグダる が 茶華は師範の上の上
料理 着付け 図抜けてる
その教え鍛え 初代の由美子さんからの伝統だ あの人もええだけ化け物だけどな
その基準では この日本を離れて長い女性だと 地獄を見る」先輩26
「そう 呑んで渡って歌う仲間と思っていたら 巨大でバカ高い壁があった」美里
「この店舗では 普通に売り子してたけど 簿記1級も持ってる
挙句 涼子さんはスキーで 美沙さんはテニスで国体愛知代表 化け物だ
私みたいにテニスで県大会 簿記も2級 茶華はなんとか 料理は普通
着付けは小紋の名古屋でお太鼓が精一杯 これくらいが出来る女で丁度いい」
「はい??」と出る美里
「千佳だって栄子ちゃんだって 4年も涼子さん一派にいて 叩き込まれてる
茶華はその辺の師範レベルは越してる 着付けだって自装に他裝で銀座に二重太鼓
栄子ちゃんは今必死で伊と仏とかの地理と歴史と言葉を領事館で学んでる
千佳だって 英語なら同時通訳できるだろ 涼子さん一派は 化け物の巣窟だよ
そもそも 由美子さんの系列の涼子さん一派に入る
そこからテーブルが違う 自覚しておかないと」
「矢田さんにも言われました」
「店番は任した 行ってくる」と美里と一緒に矢田の店に向かう先輩26
「俺もついていくわ 由美子さんを知ってる 36の男の意見も大事だろ」与信さん
どうも大円だけではなく、その廻りの女性も化け物揃い 美香さんも化け物
その女性たちと居た 矢田くんもある意味化け物
「先輩26さん あの巨大な壁は」
「美里さん 頑張るなら止めないけど 涼子さん一派 基本化け物
ひろ子とか真美の20組ですら 訪問着の自装が出来て
精神統一バリバリで茶華は普通に由美子さんの検分を熟したんでしょ
最近聞いたけど、真美は彼氏が魚の仲卸の三代目 普通に鮃が捌ける
基礎があるから、サクッと応用で対応していく」
「そりゃ 由美子さんの教え鍛えを受け継いでれば」与信さん
「私の基礎って父に叩き込まれた サバイバル 体術 護衛術
それが中東でお金になった 王族の女性の護衛とか ええだけの給料」
「何カ国語いけます?」
「ヘブライ語 アラビア語 仏語 伊語 日本語 だから5カ国」
「それなら涼子さん一派の構成員に成れますが 渡って歌う人はいないハズ」
一気に下を向く美里 爆笑の先輩26 と 与信さん
矢田の店につくと、ちょうどお昼で社員食堂で お昼を食べながらとなる
「矢田君 千佳にキッチリ 涼子さん一派に入るだけでテーブルが違うと説教
ちょうどこちらの美里さんが 巨大で高い壁 と嘆いておいででしたので
涼子さん一派に4年もいれば、その巨大で高い壁の向こうだぞ と」
「ありがとう 千佳もいい女で 出来る女なんだけど 立ち位置を知らない
まぁ 涼子さん一派にいれば 普通 と思ってしまうからな
それでも先輩26に頭を下げれた 渡らなくなった 先輩26のおかげだ」
「そんなに 美味しいお酒なの」
「ご案内します」美里 渡って歌う仲間がほしい
そんな事言われても 結納直前で式までカウントダウン中に渡れない
なんとか 話を変える 先輩26
今宵も深けたようで




