第71夜 呑んで渡って歌う仲間が 茶華に料理の達人
正月4日 朝
美里さん 美香さんに叱られまくりで 朝食の準備
「レーションじゃないの ご飯を作るの」何度も叱られてる
男三人は 寒いけど外のBarカウンターに退避して コーヒーを飲んでる
「高雄さん 美香さん止めてきて」堂本36
「俺に振るなよ あーなったら仕込む 栄子ちゃんに止めさせろよ」
「栄子ちゃんは ちゃんと出来てて 味噌汁の出汁とって作ってるし
呑みすぎて渡ってグダるけど 流石一派の首領 家事一般から茶華までOK
栄子ちゃんの恩人だけあるわ」
「それってさ どういうシステム」堂本36
「栄子ちゃんに訊いたら まず1年で 小紋が着れる 味噌汁が作れる まで
徹底的に扱かれる 2年目から茶華を扱かれたって 4年で余裕の二重太鼓」
「その二重太鼓の意味は」
「よく解らないけど かなり上級の帯の結び方らしい それの自装と他裝まで
花扇太鼓は他裝じゃないと無理で 栄子ちゃんも他裝で人のをなら出来るって」
「それって こないだのバスの女子は そうなのか」堂本36
「高卒で1年2年だとそこまでは 小紋と味噌汁までらしい
矢田の嫁の千佳さんとか4年も一派に居ればそれなりに
栄子ちゃんは中卒で一派だから 20でも4年以上一派在籍だから」
「それって22以上の娘はそのレベル 署の冨美さんはぶっちぎりだったし」堂本36
「長野の三人のお局様もそのレベルらしい やっぱ憧れのお局様だ 但し美里除く
ちなみに このマンションのローンをかましたお姉様 きっつくて嫌だったけど
その辺の家事一般に茶華なんかは やっぱり師範レベル」
「お前の廻りはそんなのばっかか 美里 頑張れだ」堂本36
「そういや 忘れ物って スイスのダンスケ銀行のカード貰ったけど
どうすれば 栄子ちゃんが使えるようになるの
失くしたと言ったら ケンタに思いっきり叱らられたカード」
「そうか 俺のも 美里が使えるようにしないと 行くか」堂本36
「俺達のもダンスケ銀行だ お互いのを認証しないと」高雄さん
「6人で手配しておくわ スイスまででいいだろ」堂本36
「スイスまで行って 黙って帰ると 後が大変 仏と伊に行かないと
俺はスイスまでは6人で行動して その後はカルロとシモンに相談する」
やっと出来上がった 朝食を皆で食べてると
「美里さん 継母ですが それでも母 出来ることは仕込みます」美香さんの宣言
「一緒にお願いします」栄子ちゃん 強烈な助け舟
「では、4月で内装工事が終わって引っ越してから それまで自主練で」美香さん
高雄さんと美香さんはホテルへ移動していく 残る 堂本&美里
「美里さん 一緒に頑張りましょう」と栄子ちゃんに言われる
ホテルに向かう堂本美里組の二人
「父が事ある毎に、習えと言った意味が やっと解った 栄子ちゃんバリ出来る」
「あせらず やればいい あのマンション飲食店街もある やらかしたらその時」
「スイスから帰ったら、大円のゲストルームに籠もって 栄子先生に教えて貰う」
栄子ちゃん 先生になっていた
そんな夕方に トヨタのディーラーから電話がかかり 準備完了との連絡を貰い
栄子ちゃんと ディーラーに向かう
白いセルシオに 紅白の紙に書かれた『初荷 大円様』との札
「栄子ちゃんも免許取れたし 此れ乗って 保険も山盛り掛けたし」大円
「もっと可愛い車が」栄子ちゃん
「ブツケられた時の安全性優先 少々では 中身は大丈夫な車
後は ブツケない最新装備
試験場は三発だし 効果測定4回 仮免2回 卒業検定2回
これでは 栄子ちゃんの膝枕じゃないと眠れない」
「そう言う基準なのね」
反論のしようがない 自動車学校の過程 追加料金で3倍以上になった
「でもブツケる前提の保険山盛りって」
「反対だよ 俺も保険屋も 栄子ちゃんにブツケて欲しくない 利害は一致してる
その場限りで責任の無い ショボいお祈祷と御札よりも
ブツケると仕事が増えるわ 帳簿は赤になるわの 責任のある保険屋の祈り
どっちが真剣に 栄子ちゃんがブツケない様に 祈ってるか差は歴然」
「白も そういうジンクスのある色 蛍光イエローが一番目立ってブツケられる
確率を下げれますが 流石に 蛍光イエローは設定がないので」営業
栄子ちゃん 納得するしか無いが これだけロジックが組み立てられるのに
なぜ お局様 では カマされ続けたんだろう と不思議に思う
キーを受取 マンションに帰り NAを置いて 城南横須賀へ向かう
スタッドレスのマキシアイスを組んだアルミに交換して貰う
待ってる間に 左奥のコーヒーを ジョージ社長と三人で飲んで雑談
「紹介のあった 矢田くんのクラウンワゴンもマキシアイスだ」ジョージさん
「そのほうがいい チェーンはガタガタ揺れるし
昨シーズン ぶっちぎったの見て 決断したんだ」
栄子ちゃん 滑る件を訊きたいが なかなか自動車学校を卒業出来なかった件
反撃されたら 撃破されるのは見えているので 当たり障りのない会話で済ます
「でもなぁ ニホンカワウソと二台で北海道合宿 あの当時から思うと
よく嫁が来たな 常宿が旭川のパッコンだっけ Hなホテル候の名前だ」
「ジョージさん それは 結婚前の23の男坊主でしたけど
確かに土日だと その筋の嬢が沢山いましたが それは某大企業の冬季試験隊向け
俺らには普通の温泉宿です 地下にデカい温泉があっていい宿です
ニホンカワウソ先輩のしごき 土日もなしで 毎日 練習三昧
生中1杯で寝落ちですよ」
「奥さん 微動もせずだな いい嫁に来て貰えたな
道警と某大企業の冬季試験隊のご推薦のホテルだ
その某大企業の試験隊が お揃いのトレーナー作って着てて嬢を呼んだら
昨日も 今日の午前中も 三連続で おソロのトレーナー だったと
呼んだニホンカワウソ情報だ」
「ニホンカワウソ先輩も あの人らも 立派なこと言っておいて皆やんけ」
「鏡智は呼ばなかったの?」
「そんなん このおじさんと兄弟 とかは嫌やん すすき野まで我慢だよ」
「すすき野は行ったんだ」
「そりゃ23の フラレ放題のパンチパーマの男坊主 行くって」
「その辺の正直なトコは 滑ってないな」爆笑のジョージさん
交換完了の声がかかり
夏タイヤは 城南のタイヤ保管サービスで新品のタイヤは保管して貰う
お礼を言って 栄子ちゃんの運転で 城南から撤収
栄子ちゃんの運転は意外とスムーズだし
「女子高生って此の寒いのに ミニもいいとこね」
と交差点通過する時に 信号待ちしている女子高生のスカートの長さも見えてる
信号青でも 廻りの状況確認を怠っていない
「おばあさんも 自転車あぶないなぁ」
左巻きで 左後方もしっかり確認してて 自転車を避ける
安心して 運転を任せれる と完全に油断して
「女子高生のミニスカって 栄子ちゃんだって
昨年 鈴鹿に間瀬でミニを履きまくった ひろ子ちゃん達と同じ年
ジョルジェットより五つも若い まだまだミニが行けるって」
とまたまた 余計なことを言ってしまう大円
翌日から 皆でスイスまで行く飛行機内 ファーストクラスなので
個室に近く 栄子ちゃんは口を利いてくれない
ダンスケ銀行で 顔とカードを見せて 認証をしていく過程でやっと会話が出来た
「はい?? なんで92億CHFも入ってるの
いつ振り込まれてるの?」
「ノーコメント」ダンスケ銀行の担当者
考えるが思い当たらず 悩んでると マックとケンタも来た
民間航空での 6人の海外への移動 情報部としては当然追跡するべき事案
米チームが 程々ので接触で 追いかけてきていた
「それな お前 こないだ宗派から毟ったのが 約42億CHF ウチ経由で入金
税務署は躱しておいた
その前は チェシャ猫にいた時に 一人で空港丸ごと鹵獲したろ
最新のSu27 20機 兵装や管制を含めて丸ごと Mig-29も20機もあったし
T72とかの戦車も20両以上無傷 こっちでどうやって って悩んだんだぞ
他にもモーツアルトの基地二つ 丸ごと沈める とか
金はうちで纏めたが 西側各国からの共同出資だ」マック
「あ、やったやった 俺 襲撃する基地と空港を間違えるというやらかしをして
隊とは別行動になって 一人で弓矢とポン刀二本を背負って
ハイパワー1丁に予備弾倉4つ
警備塔の奴を弓で射抜いてだけど 矢が30本で足りたから良かった
最初は隠密でポン刀で切りまくって 飽きて 支給のハイパワー
でも弾がスグ無くなって 鹵獲したトカレフとAK47で頭を撃ち抜いて
1000発くらい頭を撃った まだM240を持たせて貰う前だ
モーツアルトの基地の時にM240を四丁担いで行って 二丁同時立射を覚えた」
「はい??」と栄子ちゃん以外
「だって反応が遅いんだよ 大炎熱地獄や阿鼻地獄の獄卒さんとか速い速い
64さんなんで超速 阿修羅さんなんて超速いし超強い なんとかボコったら
パンチの後光の五人組に こちらへと連れてかれて
帝釈天さんや不動明王さん達と修練 バカ強い
それを相手にしてたんだ スペナッズとか激遅い サクッと頭を撃って終わり
それも銃の反応速度が遅く感じて最後は三角ヤスリにした その方が速い
チェシャ猫の隊長に西と東を間違えるなって怒られた
その三件 ペラでいいから報告書を書けと言われても書き方が理解らない
泣きながら 分隊長に教えて貰って書いた 他は?」
「ユニコーン時代の 国王脱出の殿とフォークランドのメシマズ軍の救出30回位
他にイスラエルからもあった
TDRF時代もユニコーンからの依頼を受けてたろ
あとは知らんが 長野に来た 中東やらアフリカにも行ったんだろ
そんなけ”ゲームチャンジャー”をやれば それくらいの金額になる」
「あのお爺さんはいい人だったのになあ
お姉ちゃんがビキニにホットパンツで街を闊歩してたのに
フォークランドはメシマズしょぼいと言うよりアルゼンチン軍が賢かった
M2での遠距離射撃 流石50口径の99mm 手持ちでよく考えた」
高雄さんが後ろを取りに来るが 後ろに行く前に右手でほっぺにプニ
同時に美香さんも来てるけど こっちも前で右手でほっぺにプニ
「こんなもんで なかなか人の限界でしょ」
「人じゃないわよ」美香さん
「初めてだ 後ろを取れなかった どころか前からプニ」高雄さん
「後ろを取られたら 終わりの世界線ですしね」
「ストーミーは判る こちらのご婦人は」マック
「ケンタは仕事しろって サイゴン陥落の殿でお世話になったんだろ
本当にケンタは食い物ばかりに行って それはそれでいいけど」
「顔は覚えました いつでも来て頂ければ 下ろせます
後これ うち発効のアメックス 奥様に
大円さんは前のアメックスと交換でお渡しです」ダンスケ銀行
「さ 栄子ちゃん ロビーで待ってる 仏情報部と リカール家に行きますか」
もう驚くの辞めている栄子ちゃん 「行きますか」と一緒に出ていく
「はい?? ストーミーとサイレントチータを同時に相手して抑え込む
そんなの隊長でも無理だぞ 俺は動けなかったし」
「私も動いたら 終わる未来しか見えなかった」スマイリー
「まだ 本気を出していなかった 左手を余して ほっぺにプニ
それも待っていた 気だけで二人を抑えた 大円くんの本質がこれか」高雄さん
「鯵沢の質問で 銃殺がいい 実感がある と答えてたな
地獄への片道切符を配るのは 楽だけど実感がないと
地獄の獄卒に拉致らせて地獄に送るのは手間はないが 実感がないとも」マック
「短期戦闘で 下手に軍を作るくらいなら 傭兵を雇うのが常識だが
ジャバウオックを雇えば 楽勝 ってアフリカで流れてたらしい」ケンタ
「まぁいい 仲良しだ 美里の茶華の先生の仲間だ 美里 頑張れ」堂本36
「呑んで渡って歌う仲間が 茶華に料理の達人 裏切られた気分で目眩がするわ」
「それは 俺が何度も やっておけと言ったのを無視したお前が悪い」高雄さん
「栄子先生に習う」と10才年下を普通に先生と呼び、下を向く美里さん
今宵も深けたようでも




