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第70夜 俺の友達の大円 お前らも俺の友達

「俺の話で 箸が止まるなよ どんどん食えよ 美香さんに失礼だぞ」


食い始める三人 煽る〼 呑まないと聞いていられない

戻ってきた栄子ちゃんは トレーナーにデニム だが美里さん 小紋


「栄子ちゃん なかなか 小紋の他裝も出来る」美香さんが褒める


「美里さん 似合うじゃん」と褒めてると

ソファーに座って膝が開いていて 膝パッカン それ戦闘準備姿勢

美香さんに 思いっきりソファーから引きずり降ろさ正座させられる


「俺の憧れのお局様が 幻影だった」と凹む


「それはねぇ慣れないと 私も涼子さんと美沙さんにしこたま怒られましたから」

栄子ちゃん ソファーに座ってのデニムでも膝がくっついてる


「大円 今決めた 部屋頼むわ 他所の教室に行く前に 平成日本の女性の常識

 美香さんと栄子さんとその一派の首領二人に 頼む」堂本36


美里さん なにか言おうとして やめて下を向いて考える

大円の常識の無さは 長野県警も諦めた それはそれで突き抜けてるからいい

今の私は平成日本ではエラーだらけの女 仲間のはずの涼子さん達は図抜けてる


「はい お願いします」 これしか言えない美里さん


チャイムがなり大円が迎えに行く

吉田・渡辺の両先輩と冨美さん・恵子ちゃん と矢田

女性は 総て訪問着と袋の二重太鼓で来た


「それは 自分で」までしか言えない 美里


「なんだかんだ行っても一派の首領二人に鍛えられましたから」恵子ちゃん


「お局様を張るには、これ位の自装と他装は出来ないと」冨美さん


倒れる美里さん 抱える堂本36


「ゲストルームの奥側で 栄子ちゃん脱がしてあげて スェットの新品があるから」


一斉に動く女性陣 サクッと戻ってきて すき焼きに入る前に割烹着を着る


すき焼きを食って呑んでると「大円 ありがとう 美里も日本に帰れる」堂本36


「違うって 俺は矢田の友達 矢田の縁のおかげだ 礼なら矢田に」


「この辺の恩人への配慮はなぁ 大円らしいとしか言いようがない」三人


すき焼きを皆で食い終わり3升が空になり 皆ごちそうさまと散開していく

松田達三人と矢田で もう一軒行くらしい

あそこのBarならデジポット入れてある 好きなだけ呑んでくれ と送り出す

女性陣は タクシーでチケットを渡し送り出す


残る堂本36と岩月夫妻 

「ゲストルームで泊まっていって 美里さんが 明日の朝が」と岩月夫妻に言って

例のグラッパを出すと 皆カウンターに座ってくれる

日本仕様のショットメジャーでシングルで切って入れてく


「進歩 凄い 凄い」と栄子ちゃんが褒めてくれる

その辺の経緯を栄子ちゃんが 説明してくれて 皆 納得して褒めてくれる


「でさ 美香さん 足音がしてるようで まったくしないの 猫科」


「バレてる」


「隊長の扱いでさ確信した 75年の4月にサイゴンに居たよね

 伝説の 静かなる猟豹 サイレントチータ 

 その時にご主人を亡くされてご冥福を祈るしか無いけど」


「まぁ あの人は運がなかった 流れ弾もいいとこ 高雄さんもいい人よ」


「それなら もう一杯どうぞ」とショットを切る


「はい?? 気が付かなかった 美里も気づいていない」堂本36


「バレるようなヘマはしないわよ」


「それを見抜く ジャバウォック 流石だわ」高雄さん


「まぁ 今現在の課題は美里さんの日本対応 このマンションの二階に

 皆で使える 茶華や着替えが出来る和室がある 炉も切ってあって風炉もある

 栄子ちゃんとバレてない美香さん先生で美里さん生徒かな」


「寝ますか」栄子ちゃんの号令で ゲストルームに案内して就寝


一方 矢田と三人 件のBar

注文してないのに色々出てくる 戸惑う三人 慣れた矢田


「NAに乗ってくれたって あいつだとスキーでもオープンだろ」松田


「そう 集合場所のミスドの前にフルオープンで来た」矢田


「あいつダート車の四駆も持ってたろ そっちは」池田


「そのつもりで頼んだ 2名乗車って言ってくるから ダート車とばかり

 来たらNA フルオープン 挙句 お局様? とか訊きてくる 目眩がした

 栄子ちゃんが乗って SAGAのロイヤルの銀狐の襟巻きとミンクのひざ掛け

 アライグマの帽子 寝たらしい」


「SAGAって佐賀県じゃなくて 北欧のSAGAだよなぁ」松田


「それは 目眩だな」中本


「そんなのが 小さな事と思える一年だった スタートが 空の振る舞い酒に

 NAにマキシアイス あいつの腕なら ブッチで速い 往きで1時間

 帰りは2時間以上千切られた」


「まぁ、速いしな」池田


「大円な 今 かなりおかしな状況だ 

 結婚式は戸隠神社でガチの神様が斎主で 式をあげたらしい

 媒酌人で行ってた 涼子さん達の証言あるから間違いない

 それと俺もだが ハネムーンは夏スキー モンテビアンコ 二週間

 一派引き連れての 伊大使館のご招待でロハで行ってきた」


「矢田って式は4月じゃ」三人


「ご招待だ 先にハネムーンを済ませた

 それとな あいつの 結婚指輪 Gucci あれガチの本物 

 婚約指輪なんて Chaumet の計10ctのダイヤのリング」矢田


「すげえなぁ でも本人は変わってなかった」中本


「本人は変わっていない 多少 平成日本に対応してきてる程度だ

 去年の正月に来た時は 酷かった 振る舞い酒が 空 

 後で空瓶を数えたら6本あった 今年は蔵元スペシャルが3升

 お前らも去年来てれば 異次元の体験が出来たぞ」


「空 6本って普通は買えない」中本


「買えない酒ばかりだ ねえマスター あのグラッパとか」


「あれは日本にあるのがおかしいレベルですからね」


「そういう世界だ 俺の友達の大円 お前らも俺の友達 一緒だ

 諦めて異次元に行こうな おれは4月に結婚式だけどな」


「俺 3月末に結婚式なんだよ それを矢田に言いに来たんだ

 矢田の店なら大円も来るだろうしと あいつ住所不定だったし」松田


「いいことを教えるわ そのまま知らん顔して式あげて 結婚したんだと

 俺と一緒にパーク大円へ報告に行く これが一番」


「なんでだ?」


「俺がほぼ決まった時に あいつ 俺んちも含めて吉田先輩たちにも

 挨拶に廻ったんだ 乗ってた車が青いナンバーの伊領事館の車

 菓子折りの名義が あいつ夫妻と伊仏の大使名義

 差し出したのが スキーのワールドカッパー どうだ 羨ましいだろ」


「その大使名義とかワールドカッパーとか一般市民には意味が判らん

 ヤバイ匂いしかしない 昔から矢田の言うことは正しいから従う」


「俺も 栄子ちゃんは呼ぶが 大円本人は呼ばない それで握っている」


今宵も深けたようで

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