第67夜 呑気に酒を振る舞う 矢田の友達 大円
最終日 朝食会場
栄子ちゃんに「尻も触らず」と叱られる
「でもさ ドア越しで 八代亜紀も石川さゆりも聞こえたんだよ
堂本さんも吉田先輩も凄いと思うんだ」
この一言でスマイリーこと美里さんと冨美さんの二人が下を向く
「意外とドアがペラで 聞こえたよね 栄子ちゃんの 鏡智 大好き との絶叫が
ドアの向こうに聞こえては 困るから尻は触らなかった」
「大円 そこまでで」渡辺先輩が止める
そうなんだ「秋刀 大好き」ってのが大浴場に行く途中で聞こえ来てたんだ
栄子ちゃんも聞いている
どうして、一回しか絶叫していないのに そのタイミングでドアの前を通るの
恵子ちゃんのこころの叫び
涼子さんと美沙さんが二人してぼそっと呟く
「総て正くても トラップにする 矢田の友達」
「俺は関係ないだろ」矢田の抗戦も虚しく 矢田が中心人物と決められる
朝食後 街を散策するが 雪がないためお店もガラガラ
毎度のお店でケーキセットを頼んで食して ホテルのチェックアウト
隊長は長野県警と一同と移動していき
TDRFメンバーは霧のように消えた
余ったワインのなどの木箱もバスに積み込み帰路につくと
ビールもワインも含めて酒の売れ行きが悪い 呑んでるのは男性陣だけ
「(冨美さん|美里)には明日から1ヶ月の禁酒
連チャンで渡って歌った ダメです」
吉田先輩と堂本36が声を揃える
「今日がラストで渡って歌えるチャンス 三連チャン 80年物 どうぞ」
アルマニャックの80年物を渡す 30年物も渡す ガンガン渡す
バスの中 おいおい の空気だが 受け取る二人 呑み始めて渡る
冨美さんはカップ 美里さんは缶ビール を片手に歌い始める
二人で交互に 石川さゆりと八代亜紀が 延々と続き 昼前に寝落ち
「放っといても渡る なら 先に渡らせるか ありはありだが」矢田の解説
「だろ 突然渡られて 何度も矢田が正座した 矢田が気の毒」
それはそうだが 流石 憧れのお局様を連発する矢田の友達 バスの空気
「矢田 ところで新居はどうするんだ うちのマンションなら声が漏れないぞ」
また下を向く恵子ちゃん
「3月末で4件引っ越しだ 予約が一件 ストーミーに元陸自に矢田で埋まるが」
「俺は頼むわ 大円と遊ぶと 美味いものが食える」ストーミー
「スープの冷めない距離か 話はしてみるが 大円はトラップだらけだ
俺に高雄さんほどの老獪さはない が 渡って歌ってもOKな部屋か 検討する」
「千佳が起きたら話をするわ」とポン酒で渡って爆睡の千佳チャンを横に矢田
「はい?? 千佳チャン爆睡って」見廻すと 爆睡組が多数
「そりゃ 先頭で二人が渡って歌った 安心して渡る」渡辺先輩
「渡ってもグダらず 旦那の肩で静かに寝る 一番いい」68と38 共に肩に婚約者
バスは順調に進み 降りると 結構な木箱に ポン酒の一升瓶が8本
高雄さん夫妻に 消防訓練用の部屋を見せると言う名目で運ぶのを手伝って貰う
消防訓練用の部屋は コンクリむき出し これに防火防音材で部屋は狭くなりますが
それ込みの内寸で 広めにしてあるのと 家具はある程度作り付けと 説明する
「頼むな」とポン酒3本を持って、今の常宿のホテルに帰っていく二人
タクシーの中で
「あれ要塞じゃないか 20cmの隔壁の壁に 30cm以上の外壁 自家発訓練まで」
「そこに 貴方と娘さん夫妻に彼 強盗が気の毒」美香さん
「それをサイゴン脱出の殿を努めた 美香さんが言う」笑うストーミー
大円は 一升瓶五本をどうするか と悩んでいた
「思いっきりの原酒をまんま 杉樽へ 賞味期限 一週間だよなぁ
一本は ニホンカワウソ先輩の所へ 持っていくとして残り四本」
「心配ないです デカイスーパー 明日が初営業日 振り袖に振る舞えばOK」
3日 デカイスーパー初営業日
朝イチ 涼子さんと美沙さんが来て 栄子ちゃんの着付けをしてくれる
二人共 お茶とお花の師範 長着の着付けも楽勝
「さすが 元憧れのお局様 出来る奥様に 変身!!」
「栄子ちゃんにも何枚か小紋とかあげたかし
訪問着も一派ので練習してるから その程度は着れるけど
今回は お正月仕様の帯結び 他装じゃない無いと無理」
「脱いで畳むのは 小紋と同じでいいから」
「さて 私達も 変身しに戻ります」と帰っていく二人
流石 一派を率いた二人 凄い
営業開始前の社員食堂での店長の新年挨拶を無視して始まる女の戦い
千佳チャン付下げで先行をアピール
涼子さん一派 店に居るのは 訪問着か付下げ 振り袖は居ない
「振り袖はやっぱり華やかで いいですね」完全に喧嘩を撃てっる
同じ店の先輩26 ピンスポットで狙い撃ちで撃ってる
涼子さん一派ではなく 自ら一派を率いてる先輩26
来月末で寿退社 最後の挑戦 涼子さん一派として挑む千佳チャン
「涼子さんは渡ってグダるけど、それを除けばいい先輩」千佳チャン
「渡ってグダる時点で ダメ女 矢田くんの正座も」先輩26 ど正論
「それでも、マイクは握りしめない」抗戦するも
「それが 世間一般の常識 涼子さん達に毒されすぎ
ユダと言われても矢田くんのトコに嫁に行く よかった
10年後にも独り身で通訳とか 声も掛けれない
矢田君の店 海外との直接仕入れ 千佳の特技も活かせれる
矢田くんの友達の力技のおかげ 感謝するように」
また ど正論の先輩26
「私もようやく 結納だ 涼子さんの三連敗で このデカイスーパーの
女子社員全員がそう言う目で見られていたから 大変だった」
惨敗の千佳チャン 先輩26 伊達に一派を率いてはいない
「先輩26 きっとその 矢田さんの友達が美味しいお酒を」
「断る この時期に トラップに引っかかって 渡るわけには行かない」
ど正論しか言わない 先輩26
抜け出して 矢田の店に行き カクカクシカジカ と話すと
「そりゃ 先輩26が世間一般のテーブルで真ん中に近くて真っ当
こっちは 基準が涼子さんに大円だ テーブルすら違う 気を付けた方がいい」
矢田にまで説教される千佳チャン
店長の新年挨拶も終わり 各自の店に
午後
その他の 栄子ちゃんの面倒を見るまではしてないが
優しくはしてた 涼子さん一派に近い 振り袖達が 矢田の店に集まる
噂では 去年は空 今年は酒蔵の特注もええだけのポン酒
そこへ 一升瓶 をガラガラで引っ張って現れる
矢田の友達
辰年に合わせたのか 黒字に銀彩の龍の長着の着流し
横には栄子ちゃん 白地に金彩の龍の訪問着に夢の花扇太鼓
午前中にニホンカワウソ先輩のトコへ新年の挨拶に行き
手土産として ポン酒とシャブリを置いてきた
振る舞い出す一升瓶 物凄く美味し 次々出てくるポン酒
3人が渡りかけて 千佳ちゃんにビンタされ戻ってくる
矢田の店の奥で休憩する三人
去年は激動だった あれを乗り切れたんだ 今年は楽勝 と信じたい矢田
呑気に酒を振る舞う 矢田の友達 大円
また 1年が始まる




