第65夜 ちょいワルおやじらしくてな
ホテルの人とダッシュして厨房に向かう女性陣
婚約者達を集めてカクカクシカジカと説明をすると
「俺達を巡り合わせてくれた矢田の友達 任せろ 2時間ある そのようにする」
料理人チーム
「名前の確定をしてくれ」と注文が飛び
万理さんダッシュで名前を聞いて廻り 報告
「こっちの四人はケーキに入る そっちは任せた」
その後は万理さん達が立ち入れない 真剣勝負の料理の世界へ
「やっぱカッコイイ うちの旦那」と8人が言いながらロビーに戻ってくる
「どうする38 準備はしたけど 出番がなさそう」
「そうだよな でも捨てるのも」
「大丈夫だ 俺達が食う」
「はい??」
TDRF小隊まるごと30人揃っていた
「今頃来て 大変だったんだぞ」と文句を言うと
「堂本がミッションを失敗した時に 俺達が居ると 両方に打撃
外で ヤクザの集団を狩って 吉報を待ってた」ニカ人
「ちゃんと埋めてきた」仏人
「よっしゃ 人数が増えた 握るぞ 捌くのと柵切までは任せた」
「OK 任された 会場に設営 真美ちゃん 手伝って」
68&38チームが寿司の準備に入る 同時に人数が増えてると厨房に連絡
矢田は全開でホテルの人と会場の再調整をしている
俺は吉田先輩達と座ってみていた
というか両脇を第ニ・三分隊の分隊長に抑え込まれ 動けない
「お前が動くと必ず滑る 座ってろ」隊長に言われる
挙句 隊長が栄子ちゃんに
「滑るのを止めさせれなかった 上官として申し訳ない」と謝ってる
「それは あいつの先輩として 俺達も」と吉田先輩たち
散々な言われようだが 今日のコニャックもド滑ってトドメだし
分隊長二人に挟まれ 眼の前に隊長では無理
1845
矢田が夕食会場にどうぞとアナウンス
ホテルの人の案内で入っていく
皆が揃い 座ると
隊長がピンスポでマイクスタンドの前に立っている
「矢田くんの友達の大円の元上官だ 突然の登場 申し訳ない
みなさんも寿との事
うちの部隊の 堂本とスマイリーこと美里さんへのプロポーズ
そして世話になったストーミーこと 高雄さんの再婚
祝いに来た
父娘でお祝いになった 皆も 祝って欲しい
では、シャンパンからスター はい??」ひろ子ちゃんが行ってる
「申し訳ない うちの部隊の突発の参入 寿司の準備が後30分掛かる
絶品の寿司 30分後に期待して 美味しい料理とシャンパンからスタート」
マグナムのジャンパン 三本のコルクが飛びグラスに注がれていく
その間も38と68 必死のネタの仕込み 飾り包丁入れまくりの仕事しまくりのネタ
渡辺先輩がマイクを持ち
「矢田の友達の大円の仲間では 来月式の俺達が先頭だ
堂本さんと美里さん 高雄さんと美香さん 続いて頂きたく
おめでとう 乾杯」と音頭を取っていく
皆して「乾杯」の発声 食事スタート
激旨な洋食 TDRFのメンバーも黙る
「いいぞ」と68の掛け声で寿司も始まる
しこたま飾り包丁を入れ続ける38 握り続ける68 最強コンビ
更に黙るTDRFのメンバー 料理人チームも黙るうまい寿司
「絶対滑らないから」とマイクの前に行き
「今年のGP250クラス 中部地区戦
寿司を握ってくれている 68 年間総合優勝
ネタに仕事をしてくれてる 38 年間総合3位
そして 後半4戦 すべて68−38の並びの 12で飾った 二人に 拍手を」
反応が悪い 滑った? 優勝と三位だよ 滑る要素がない ハズ
吉田先輩が サクッとマイクを奪い GP250クラスの説明から
地区戦 鈴鹿と新潟の間瀬のサーキットで年間を戦って勝ってきた二人と
細かい説明をしてると 拍手が盛り上がっていく
肩を落として席に戻ると
「ド滑ってましたよ 一般市民 GP250クラス 通じません」
栄子ちゃんの注意を受けていると「滑らないネタで滑る大円」廻りから爆笑される
シャンパンが終わり シャブリに移行していると
突然 照明がブラックアウト 一瞬「あ」となるが両側の分隊長 動かず
小隊全部揃ってるから、何があっても対応可能との自信
入口にピンスポ 矢田と千佳さんがキャリーにケーキを乗せて入ってくる
「どうぞ」と二組の前にサーブされる ウエディングケーキ
ちゃんとチョコレートでネーム入り
スマイリーからストーミーにナイフが飛ばされ 反対にストーミーからも飛ばされる
矢田の「ケーキ 入刀」の掛け声で ナイフが入っていく
皆の拍手でケーキが切り分けられ食べて呑んでの夕食が終わる
スイートの部屋で隊長と高雄さんと三人で栄子ちゃんのサーブで 大使館の酒を呑む
「高雄さんは置いといて 憧れのお局様のスマイリーが嫁に行くかぁ
元陸自 3年前には 俺に勧めといて 最後はかっ攫う 酷くない」
「あの時は まだ若いつもりだったしな 俺は大円が息子になっても良かった
今日 現実を見たんだな」高雄さん
本気のナイフが三本 隊長と俺と高雄さん 飛んでくる
が
堂本さんと分隊長二人が叩き落とす そして「座って 呑もう」と勧める
皆が座ったので 「これ美味いんだ」とグラッパを二本出す
栄子ちゃん激怒「それ 今日 冨美さんが渡ったグラッパ ダメ」しこたま怒られる
「ナチュラルにトラップ 相変わらずだ」とTDRFと高雄さん
諦めて スーツケースごと美里さんに渡して 選んで貰う
が しょぼいコニャック
「こっちが」と80年物を出すと
また栄子ちゃんに「それ涼子さんが渡りかけてビンタのやつ」と叱られる
隊長が「今日はビールにしよう」と裁定を下す
「もうね 大円の饗し 有り難いんだけど あの矢田くん? が居ないと
滑りまくって トラップ掛け放題なの 今日もだけど」スマイリー
「その矢田くんの注意を忘れて四連チャンして凹んだのが うちの娘」高雄さん爆笑
笑えないって と思う皆
「大円 口説く時は凹んだ時な 惚れた女がじっと凹むのを待つ
調子のいいときはスルーされたよな でも今日なら5年越しで口説けた」堂本
「うちの人には私がいますから不要なアドバイス」と切って捨てる栄子ちゃん
今度は皆爆笑で「いい嫁 来てくれたな」と揃う
「嫁って 隊長は」
あ、これ滑るやつ と全員が思うが 口から出てしまった 見守る
「嫁が25の時にHPV16型ガンで子宮全摘 子も産めないと俺の前から消えた」
話がクッソ重くなった
「そっから20年 色々の外人部隊人生スタート TDRF で最後だ
48だし どうしよううかと思ってたら ちょいワルおやじらしくてな
長野県警の前島くんの紹介で 次席お局様の由美さんとデートしてて
今日の昼間に 前島くんのアドバイスで
優しい憧れのお局様の由美さんお願いします って
プロポーズしてOKを貰ってきた これが決め手で日本鈍行の旅だ」
「じゃぁ 隊長のもケーキ作って祝わないと 県警本部ならすぐ近く
来てもらえばいい 料理人も揃ってる」と頑張ると
「お前が頑張るとミッション以外では碌な事にならん
さっき矢田くんに頼んだ お前の友達だろ」
そう 俺は矢田の友達の大円




