第63夜 真美 あの、お、、、、お局様は何処のお店なの
「トラップ回避方法は?」恵美さん
「基本 蒸留酒は危険 涼子さんがやらかし 冨美さんですら渡った
ワインとかシャンパンを抑えて呑む」
「そこは解ったわ 話題は」
「そんなの 今晩のパーティは ひろ子と真美が シリーズ13の話題をフルのよ
私も合宿の話題をフルわ 必ず乗ってきて ワインとシャンパンでご機嫌
ひろ子と真美は 彼氏にも話をさせてね そこに皆が乗る 突っ込む
新年のパーティは 各自が婚約者の紹介 これで黙る 間違いなく黙ってワイン
後は 料理ね 調理法とか大好きなの 聞きに廻って お酒を勧めない」
恵美さんも直美ちゃんもひろ子ちゃんも皆も 渡りたくない
婚約者の膝の上が待ってる 渡るわけには行かない と固く誓う
それに料理ね それなら68も38も居るし旦那達もええだけと12人
「あとね お局様 うちの人の中では 綺麗で優しいお姉さん の意味なの
冨美さんと県警に説教喰らって 言わなくなってるけど ポロッとの心配はあるの
スルーしてあげてね」栄子ちゃん 予防線をバリバリに張る
「前の方で マイク廻して 歌ってれば いいと思う
38も私もだけどマイクトスさえなければ、聴く分には大丈夫」真美ちゃん
「マイクトスはしない 解ったわ マイクは前に固定」と女性陣
「私は歌いたいんだけど 前に行くから 混ぜてね」栄子ちゃん 裏切り者
また忌まわしいものが始まるが なんか違う マイクは前に固定
歌う人がマイクの位置に行く マイクトスはない
これなら許せると 38と真美ちゃんと見ていると
あれ栄子ちゃん マイクを握って 土曜の夜はパラダイス を軽やかに歌ってる
そうか 歌えるんだ マイクトスさえなければOKだ
少しづゝ ビールが売れだす おニャン子を十代組で歌い出す
男性組は男性組で集まっていて
「男が幾らうまくても所詮はカラオケが上手いレベル
20代前半の女性には敵わない 見送ろう」
「ド演歌ならどうだ」
「さっきの冨美さんのド演歌に勝てるならどうぞ」
「見送るのが正解だな」
と握っていた
栄子ちゃんが戻ってきて「鏡智は 歌を知らないんだっけ」
「うん 米軍の訓練で歌わされたミリタリーケイデンス
クソ下品なのしか 覚えてないんだ もともと音痴だし 無理」
「マイクトスされたら 私がEPOさんを歌うからトスしてね」優しい栄子ちゃん
とか話をしていたら
スマリーが ガッツリメドレーで八代亜紀さんを歌ってる 三曲目
俺が中学に入った頃の曲 矢田の親父さんが8トラで聴かせてくれた
四曲目に突入したとこら辺で
38が「真美 あの、お、、、 お局様は何処のお店なの」
一瞬つまるが なんとか お局様はナチュラルに訊く
「お」で止まった38エライ 20からみたら確かにそうだが がバスの中の空気
68も参戦して「四連チャンはなぁ 午前中の人は署 今度は何処のお局様」
これまた 20の若者のナチュラルな疑問 お局様を確定にして「何処の」が疑問点
よく「お局様」で確定した 68 エライ がバスの空気
68「あの左手の缶ビールはダメだよ ひろ子も注意な 恥ずかしい」
38「俺達は受け取らないけど マイクの独占はダメだね」
「しかも 歌が古い 小学生の時に爺さんが聞いてた曲 候だ」68がトドメの一言
「なみだ恋」「しのび恋」「愛ひとすじ」確かに10年以上前の曲
全員が暗算する 38達が今19 20 流行ったのは 小学生 しかも低学年
誰かが中学生を二人連れて来ていた
「え、私達が生まれる前の曲」と爆弾を投げてしまう
計算上そうだけど とバスの中の全員ドキドキしながら思う
四曲目「ともしび」の後半から勢いが無くなるスマイリー
微笑みも消えマイクを置き ストーミーの隣に戻る
「栄子ちゃん 例の言葉 38と68は 使っていいの」と訊くと
ひろ子ちゃん 真美ちゃん 栄子ちゃんの新年の成人式組が
「意味も使い方も使うタイミングも ここぞです」
バスの中 うんうん そうだな「お」に行かなかったし という空気
「そうなんだ 38と68も前島さんと同じ天才なんだ」と納得してると
「あなた お局様には 蒸留酒を」と栄子ちゃんに促され
「スマイリーのお姉さん どうぞ」とディバックから新品で一番のを渡す
スマイリー 考える ビールをグビグビ呑んでいい気分で歌ってたら
20の若者に「お局様」とナチュラルに言われた 動かし様のない事実
いつもは父と二人 中東だと部隊では女性は一人 続けて歌ってと言われてた
しかし 今現在 バスの中は20名以上の年下の女性が居て あれ、私が最年長!
平成日本の若者の基準で 「本気のお局様」と確定された
四連チャン やらかしている お昼にも注意のアナウンスがあった 忘れていた
今は呑んで忘れようとボトルを見ると30年物 嫌がらせか とも考えるが
ジャバウォックにそんな高尚な事は出来ない 出来れば「憧れのお局様」はない
精一杯の饗しが また ド滑りになってる 横に置いてビールを貰いグビグビ呑む
ここは日本だし、父もジャバウォック居るから安全と 呑んで寝てしまう
途中 2回休憩 一回は普通のドライブイン
バスから離れる68と38 こっそりついて行く
「38 お前「お、、、」って おばちゃんって言いかけたろ
幾らなんでも気の毒」
「でもさ、曲から行くとオーバー30 言いかけるのも仕方ない
よくブレーキが効いて、お局様に向きが変えれた 褒めてくれ」
「本人は 気づいていない 独身女性 気をつけろよ
俺なんか店に立つと 気をつけまくりんだ 戻ってコーヒーに行こう」
たとえ「おばちゃん」でも「お姉さん」と言う訓練を受けた寿司屋の四代目
「うちの店 おばちゃん だらけだから 仕方ないよ」
おっちゃんとおばちゃんしか来ない柳橋の鮮魚仲卸の三代目 それで通る
俺も戻って 矢田組と栄子ちゃんに カクカクシカジカで
「その「お」の立ち位置を教えて欲しい 68が叱るレベル」
栄子ちゃん 「ここがお嬢さん」 両手を広げて「ここがお姉さん」
10歩位離れたトコに千佳さん 「ここがお局様」
矢田がダッシュして、かなり離れた所に行き 「ここだ」
「それって お局様の比ではない 禁句もいいとこ」
「そうですね 言ってはダメですよ」
帰ったら 県警の矢沢さんと奥田さんと自衛隊の鯵沢さん詳細を訊こう
他にも 注意する言葉があるはず あの三人なら信頼できる
次の休憩は地元農家や養殖業者の本気の卸売の市場 集まる男性陣
先頭に万理さんの彼氏さんの生田さん達 散るメンバー
食材 お土産とは思えない食材 ええだけ買って 矢田が払ってる
「矢田 いいのか」と訊くと
「こないだのレンガの残りだ お前の金だ ゴチ」と返され それならOK
今宵も深けたようで




