第49夜 黄色と黒のストロボカラー
木曜日の夕方 ヤバイ金融から 駅前の料理店で とのお誘い
行くと若頭と社長と若い衆 若い衆土下座
「せっかくの新車 やらかしまして」
車の名変の件やファンファーレの件で物凄く頑張って貰っている
「いいよいいよ 車は沢山あるし」と流してみる
社長が「え!! 叱ってよ」と言ってくる
「沢山あるから 1ヶ月半持った 次は2ヶ月目標」
ファンファーレ案件で 借りがある 頑張れるだけ頑張ってみる
「大円くん それはない 車はいいけど 相手あったりで大変なんだよ」
引き際だな 若い衆の盾にはなった 年長者に投げる
「頭 本家で行儀見習い お願いします 社長で無理なんだ 頭じゃないと」
若頭 完全に貧乏くじ でも筋から行くとそうなる
「仕方ない 本家預かりで しっかり行儀を覚えるように
代わりは 本家で見習い中のを4人ほど送る」
ここで若い衆は帰され 三人になると
「大円くん あの裏切りはない」とお怒りの社長
「三人して叱ったら 逃げ道がない 一人くらい庇ってやらないと
庇った上での 頭の本家預かり 道筋が出来る
叱る人 庇う人 受ける人 マインドコントロールだね」
「そうか 俺が叱っての本家は懲罰 庇ってくれた大円くんだと提案」社長
「あの ぶん投げはなぁ 筋は通ってるし 受けるしか無い」頭
「いや無理なものは 年長者に頼む これしかない」
「でさ、今日来たのは 宗派 エライ素直に 700づつ払うと言ってきた
手形だし現金化の手間もあるから いいよね」
「社長のソロバンが合うなら、俺はいいですよ」
「最初直参やら他所の組に 報復依頼したみたいだけど いきなり折れた
まだ、こっちには寺の権利書とかはあるから これから毟るわ」
「それきっと外国からの圧力 大事な文化財を守るのが先 って英米からだね」
「それって 若いのを大使館に行かせた件が関係してるの?」
「そのために行って貰った」
社長 座禅のパンフを届けただけなのに と複雑な表情 立て直して
「分け前は」
「頭の 頭昇格祝をだしてない それで50 後は税金とか差っ引いて半々 どう」
「俺はいいぞ 貰いすぎだ」
「でもあの時やってくれたし ガキの頃は妹の分まで飯食わして貰って
ホント助かったし 恩は返さないと」
「でたな 恩人認定と敵認定 社長も直参になる その祝にしてやれ」
「ホント 祝を出さないと じゃ 俺の分も全部社長に 銭は要るから」
「そこまでは
それに 王道の1kgパックが1000本以上と宝石箱三つ 半々でいい?」
「あれで 半々だよ 若いのがきちんと数えて 半分に分けた
宝石箱も3つづつで分けたし」
「半分であの量!!」
「海外の秘密口座の4200億だろ 大円が持ってるルートで貰っておけ
国内通すと 国税が怖い パックもあるしな 余分なリスクになる
ヤバイ金融と社長の直参祝で 1kgパックと宝石箱」
若頭の裁定で決まる
「それならさ、ケンタって米人に行かすから その指示で振り込んで
国内通さず海外口座同士でなら日本の国税は関係ない
今の所 海外秘密口座までは 国税は踏み込めないからね*」
(*租税条約締結前&スイスの秘密口座主義が通った時代設定です
今だと真似論で引っ掛ります)
「祝儀は別にパック500本を持っていく と言うか 取りに来て
リビングで邪魔なんだ 全部社長のトコに廻せばよかった」
「え、リビングに積んであるの?」
「夜だったから 面倒くさくて若い衆とリビングの隅に積んだら
もう動かすのが面倒で シーツ掛けて積んである」
「パーク大円は 鉄壁の防犯マンションで有名だし そのペントハウス
国税だけは気を付けてね」社長
「それは まずい すぐ片付けるわ 貰ってきたトコでも隠してたけど
王道過ぎて 爆笑だった 二重底の冷凍庫とか床の間とか マルサ気分で探したよ
夏前にも水増し請求で揉めた時に 全部持ってこいってやったら
末寺でも50本づつ持ってきた」
頭と社長
「今日は社長の運転の車できた 今日、呑んでやらかすと 示しが付かん」
そうそうに 大量に水を飲んでトイレに行って帰っていった
俺は歩きだから 社長が擦る位が笑えていいのに とネタを考えていたら
捨ててあったバナナの皮で滑って転びそうになり 胸がドキドキ
人の不幸を願ってはいけないと 反省してマンションに帰っていく
金曜日
鈴鹿のにパドックに着くと なんか異様な雰囲気
ヤマハのワークストレーラートランポがデンと居いる
三河バイクのピットに三台のTZがあるが 88は無い 2がある
先日のヤマハのメカの人たちが ガッツリ黄色と黒のストロボカラーのユニで居る
10代のミニスカパラソル二人に ワークスのユニ とても地区戦の絵図じゃない
とりあえず68と38が優先なので
2台のキャブセットと16″フラットで付いてこさせる を1枠目のスポーツ走行で熟す
キャブセットも もう少しなのだが、この先はワークが難しい
競ってる時にとの思いも有り 二人共16″台をだしてるし がんばれ と送り出す
お昼に ヤマハの営業の上村さんを見つけて
「地区戦に似合わないワークス体勢 どうしたんです」と訊いてみる
「来週の全日本向けに今の車両の感想が欲しくて 今日走ると聞いて」
「そんなの 開発ライダーにお任せで」
「あれ 読んでません? 契約書の一番に 甲の開発に乙は出来る限り協力する
大きな字で書いてありますよね
甲はヤマハ
乙は大円鏡智
二番目には 甲は乙に開発品を相応の価格で供給する」上村さん
「はい???」
上村さんに見せられる 俺のサイン入りの契約書 確かにデカイ文字で書いてある
でも、それって 俺のTZをレンタルする話だし こないだの専有で混ざる位の話で
がっつり全日本のワークスの車両開発とは違うと思うんだ
「このマシンでライダーが14″3 までしか出せない スポーツ走行で14″3が出れば
ライダーの甘えと 活を入れれます
そして今現在 乙は鈴鹿のピットに居て 甲の開発マシンも鈴鹿のピット
甲は乙に開発品を供給する
契約通り 開発の協力をお願いします」上村さん
かなりな話
とりあえず マシンを見ると 後方排気の白のカラーなし
前後輪スタンドであげられ出たばかりのタイヤウオーマーを装備されて待っている
コンパウンドはソフト 袋井で皮も向いてきたとの事
空ぶかしの 感じで 薄い 開ければ廻るけどトルクがない感じ
オープン5分前跨って待つと ワークスのユニに囲まれ 押されエンジンスタート
スターターのチェックを受けてコースイン 完全に地区戦の前日じゃない
やっぱりワークを簡単に 開ければ廻るキャブセット 2周でピットイン
ワークスのメカの人と話しながらサクッとやる 時間がない
キャブセット変更して23 テグナー先 まっちゃん もっと濃く トルクが欲しい
また入って キャブセット
ワークスメカに説明しながらサクッと
残り9分 ワークスユニに押されて コースイン うんトルクで前に行ける
アタック 23からもトルクで登って行ける テクナー先も吹けきる
まっちゃんも速い バックの加速もいい ワークができればこっちが速い
4周でチェッカー となり ピットに戻る
降りるとワークスのユニがマシンを受取スタンドへ
タイム表を見せて貰う 14″3 13″5 13″1 12″4 いい感じだ
「さすがワークスマシンだ 速いわ 乙の役目は果たした?」
「十二分に すぐに袋井で 確認します それでは」
営業とワークスは撤収していく
「大円さん 前回の鈴鹿の全日本のポールのタイム知ってますか?」68
「知らない そんなタイムより38の予選タイムが重要 また12にしないと」
「がんばります」38 続けて
「14″3がポールのタイムで国内のレコードです 大円さんの方が 1″9 速い」
「良かったじゃないか その速いキャブセッターが憑いてる 予選頑張れ」
なにか 複雑な空気がピットを包むが よく解らないので 放置
白子の民宿に着いて 風呂入ってご飯を食べて 68と38の16″台にご機嫌になり
内村さんと遠藤さん栄子ちゃんも入れて ポン酒を呑んでお休みタイム
土曜日
予選前のライダーズミーティング
「間瀬もパラソル 今回もパラソル 地区戦も派手に」
と他所のチームに言われてきた内村さん
フリープラティクスでも きっちり16″台で走る 68 と 38
もうご機嫌で ディレクターズチェアーでコーヒー飲んでる
予選 68 16″2 38 16″7 1 18″0 フロントロー独占三連発
もう、当然の結果と ご機嫌で迎えて決勝に望む
日曜日 決勝
フロントロー独占の三河バイク 今回は1も復帰して参戦
1の転倒での怪我前のベストタイムと同等のタイムを抑えてだ
ひろ子19ちゃん と 真美19ちゃん のパラソルも板についてきた
後ろの方でパラソルだとカッコが付かないが
1を三番手の 後ろに従えての 三連続のフロントロー独占のパラソル かっこいい
決勝 スタート 綺麗に押し掛けも決まって12でホールショット
ピットボードも ひろ子19ちゃん と 真美19ちゃん P1 と P2 固定
そのまま 後続を離していき 3連続の12でフィニッシュ
今宵も深けたようで
あれ、車だとフロントローは二台だけど バイクだと三台では
と気がついていたあなた正解です マニアです
そこは、異世界でお話だし、そうすると前二台でパラソルでカッコいい
なので 2台にしております




