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第48夜 ライダー三人 暗算中 40分✕7

翌週 水曜日 丸一日の専有が取れた

朝8時にピットに集合する三河バイクと白子レーシング


TZ250の後方排気 の新型が一台 88のゼッケンが増えている


大円 やっぱ自分のバイクが欲しくて まずは栄子ちゃんのお許しを得る

それを吉田先輩経由で 署長へ

「嫁さんも納得してるなら」署長も許すしか無く Goサイン


ヤマハに話をしたら15倍するけどとレースには出ない約束で

ワークス準拠の来年型を出して貰っていた

ワークス準拠で見せれないから保管整備はヤマハ本体 その費用も込で15倍

データロガーとセンサーが山ほど付いて ロガーでデータ取りまくり仕様

今日も ヤマハ本体のトランポで持ち込み 引き上げ で三人来てる


ヤマハも来てるので 無線機で通話しながら走れないかと相談するも

無線機のホルダーが腰にケースに入った状態でむき出しになる

コース事務局とかとも入れて相談するが、コケた時に部品が飛び散り危ない

車体側か革ツナギ側でなにか考えないと危ない 今日は使えない となった

ヤマハがなにか考える 飛散防止まで考えてくれる と約束してくれた


一枠目は 各自単独で走る 19″2 ベスト 19″前半で 安定して走りながら

キャブセットとマシンセットを繰り返す ヤマハのメカと相談色々


「いい感じの セットを もう少し詰めてみた」とメカと話なら休憩

「お昼にタイヤ交換 ホイールもイッパイあるから」


そこから 一枠ごとに1″づつタイムを詰めていく


2枠目

18″フラット 68 38 の 2台は付いてきた


3枠目

17″フラット68と38は、がんばってツイてくる


お昼に タイヤ交換 88はホイールごとだし ヤマハのメカなので簡単にやる

色々とチェックしてくれる

68と38は ホイール外してタイヤ交換しての 忙しいので

ホイールごと ヤマハが提供してくれた


午後


三人のライダー 以前の半日の専有 走りっぱなしでも暗算したけど

もう4耐の一人あたりの 走行時間を完了してる

この先は8耐の領域 俺達スプリンターなのに 耐久やってる


四枠目

「無理して付いてきてコケるなよ」と三台に注意してコースイン


タイヤの皮むきの後アタック 16″フラット38と68は付いてくる 73脱落


五枠目

15″台前半で周回を重ねる 88 パワーの差で遅れだす 68と38


走行後

「タイヤをアタック用のソフトコンパウンドに交換」とお願いすると

 三台とも交換してくれるヤマハのメカ


6枠目 

もう 8耐のフィニッシュが見える領域へ と思う三人

皮が剥き終わると アタック 14″2まで詰める


既に白子の73はヘロヘロで、もう見てるだけ

三河の68 と 38は頑張ってるが タイムが落ちてきてる 


引っ張りに入って 15″フラット で並んで走る


ラストの7枠目

スターターのマーキングを受けてコースイン

68と38 コースインするが26″台の後 18″台で揃えての周回と宣言


三周ほどタイヤを温めるのと確認で26″台で周回

最終コーナーからワークして全開へ 200m看板からフルブレーキ

一コーナーに飛び込んでいく 23からの丁寧なワークと切り返しで逆バンク


ダンロップでハネてテグナーへ ここでもワーク へアピン前で吹けきり

フルブレーキからヘアピンを廻り まっちゃんの登り ワークの真髄で加速

抜けてのスプーンへの下り 開けきってスプーンへ


ハーフブレーキでスプーンを熟し 立ち上がりから細心のワークでバックへ

130R前での一瞬のフルブレーキで減速して抜けてのシケイン フルブレーキ

立ち上がり ワークして最終コーナーを廻って コントロールラインを通過


満足して減速してクールダウン周でピットロードへ戻る


ピットにバイクを停めて 「いくつまで行った」

「13″5 全日本でも上位レベル」と返ってくる


降りて コーヒーを貰い

「懐かしいなぁ 藤田と二台でここと間瀬で10回はやった メカが居なくて

 ホイールを10セット位持ち込んで 楽をしようとしたら トランポに積めなくて

 赤帽をチャーターしたわ」笑う大円


ヘロヘロで笑えない73に向かって

「藤田だって ちゃんと7枠全部走ったぞ その後の整備が全OHでめんどいけど」


ライダー三人 暗算中 40分✕7 4時間40分 8耐より長い走行時間

これを此の人と10回も熟した そりゃシリーズ6位になるわ 努力の結果だよ

バイクには金を使ってない そこに嘘偽りはないけど ええだけ注ぎ込んでる

 

「藤田くんの努力が解ったか」内村さん


「骨身にしみました」と三人のライダー


「一回さ 3日間くらい連続で専有して 合宿するか 夜は皆で鍋つついて」


三人のライダー それって8耐の連続三日 24時間耐久 鍋なんかつつけない


ヤマハのメカの人が揃ってきて

「今日は色々データがロガーで取れました タイムも13″5 全日本の想定値

 走行時間も4時間以上 助かります 次回 フル整備をして待ってます」

 

「次回 半日とかの専有 うちのライダーも混ぜて貰えませんか」


「離れて走る ブルーで譲る 無理な追い越しをしない 競らない

 この辺が守れるなら レースじゃ競るけど 練習で競ってブツケてコケて怪我

 シリーズを追いかけるのに最悪の展開 は避けたい」

 

「そこは 良いです こっちも開発で走りますから おねがいします では」

トランポのトラックに一切を積み込み帰っていく


「じゃ 金曜日の朝に ラス前の鈴鹿 頑張ろう」と帰っていく大円と栄子ちゃん


見送る三人のヘロヘロライダー 

内村さんに帰りは運転代わって貰えと言われ「はい お願いします」と返事する


鈴鹿からの移動のヤマハの車の中では

「営業の糞バカ 3000万で って俺達人件費もでないクソ契約結びやがって 

 と蹴りを入れたかったが 営業の上村様 ありがとうございます だよな」


「あれ お前知らなかったの 卸先が 大円くんって 4年前の16″2 も

 今年の市販型で4年ぶりの鈴鹿 キャブセットしながらのスポーツ走行で17″2

 間瀬も02″台 帰ってきた 幻のキャブセッター 珍しい名字だからすぐ解った」


「前回の鈴鹿と間瀬 三河バイクの12 確かに1が居ないのもあったが

 大円くんの キャブセットとワーク指導の賜物 

 あとさ、なにかって言うと すぐ専有をかける 今年も半日が2回 今日は全日

 ライダーの若い子 スプリンターなのに 8耐やらされてヘロヘロ 気の毒」

 

「8耐って?」


「8耐はライダー二人 一人4時間 40分✕7枠4時間40分 8耐だよ 半日で4耐だ」


「 三日間の専有合宿とか言い出して ライダーの子 顔が死んでましたね」


「まぁ良いテストライダー キャブセットの天才 アクセルワークがムズイが

 熟せれれば 相当速い 今うちの全日本のライダーでも13″5はいない

 しかも4時間走った後でだ ライダーに誘いたいが本人はキャブセッター

 戦うのは ライダーとして 断固拒否と内村さんが言ってた」


「勿体ないけど 本人にその気がないなら 仕方がない

 うちのマシンのキャブセット 一回して貰って タイムが見たいですね」


「ワークスライダーが凹まないといいけどな

 今日の13″5だって 計測は鈴鹿の計測器 公式タイムと同等だよ 

 レース委員長が居ないから非公式なタイムなだけだしな」


今宵も深けたようで

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