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第44夜 ”お局様”がね やってあげるわよ

9月24日 長野に投宿する

お貴族様も もう喧嘩をすることもなく ご一行様 仲良くでホテルに泊まる


「どうしよう 媒酌人 警備の都合で呼べないんだよな」


「明日になれば 決まります」余裕の栄子ちゃん


25日 戸隠の門前町に到着すると 涼子さんと美沙さんが 婚約者と待っていた

そうか 身を犠牲にして 栄子ちゃんとくつけてくれた二人

しかも 今は良縁を結び 式待ち もう言ってはいけない言葉の人ではない


「涼子さん 俺側の媒酌人 おねがい やさしいお姉さん」


「美沙さんに頂いた こたつ 壊れるまで 有り難く お願いします」


「矢田の友達と栄子ちゃんの式 ”お局様”がね やってあげるわよ」二人

言ってはいけない言葉の ボディブローを食らう 


いきなりの 神社本殿 伊仏が多数では やらかす未来しか見えないので

大使館員の通訳が居るとは言え 段取りくらいは抑えておかないと

神職の人も 皆 納得してリハーサル を行う


結婚指輪の進呈は予定にないメディチ家のご当主ご夫妻と決まったらしい

というのも 俺達夫婦の知らないトコでいきなり来日していたんだ 放置決定


マルセイユの民のクリスチャンの母叔母大興奮

ジョルジェットの父=クリスチャンの父の弟=クリスチャン叔父 思いっきり引く

メディチ家のご当主も スフォルツァ家のご当主も 大興奮で

何度も 何度も 止まり 繰り返される リハーサル 神職の我慢大会となる

伊仏の大使館員は完璧に覚えて 暴走を抑え込み なんとか目処がたち修了


26日 マッシモ・ジョルジェット組が先行で始まる式


あれ、緑の神職の一団が笛に太鼓にドラを鳴らしながら 上がってきて鳴らし続ける

続いて 白い神職の一団が両脇に並び道を作る 


そんなの昨日のリハーサルでは聞いていない


巫女が舞いながら 道を清めていく 荘厳で幻想的と言う他ない

その道を悠然と面を被った神職が征く 本殿に上がり 奥側に鎮座する

巫女に先導されて本殿に上がるマッシモ達を待ち

参入楽どころの騒ぎではない 神職の奏でる音楽


面の神職が斎主となり神前式を執り行う

修祓しゅばつなんてなレベルで 両側神職の道を歩き 本殿に上がっていく


献饌でお神酒を奉納 そのお神酒 面の斎主が呑んでしまう


あれ?となる皆


祝詞奏上のりとそうじょうは 頑張れ の一言で終わり


あれ?何かおかしい そもそも昨日のリハの神職と違うし


結盃の議は きちんとやってくれた

新郎新婦誓詞を奉読 指輪の交換 新郎新婦玉串を奉りて拝礼 玉串を奉りて拝礼

この辺は 奉る側なので リハーサル通りに 大使館がフルサポート


親族盃の議で 両一族が結束が塊になる

神社より記念品の贈呈のはずが 飛ばされ 退出の予定が

式が終わっても、そのまま本殿で待機のマッシモ達一団


俺達は 降神の舞を舞う翁に 先導され 両側神職の道を歩き 本殿へ

マッシモ達とほぼ同じ内容で進んでいく

やっぱり お神酒を呑んじゃうし 祝詞奏上は 頑張れ の一言で済まされ


あれ?


指輪はメディチご当主夫妻が余りの感激で動けずで

急遽 キアラと新郎のマッシモが出動して 渡してくれて 交換

ご媒酌人は涼子さんと美沙さんで 玉串を奉りて拝礼

神前式を終えると 直会の舞の翁の先頭で 式を執り行った面の神職に先導され

控えの社へ


緑と白の神職の一団が 翁に続く巫女に 先導され帰っていく と言うか消えていく

もう全員 感動 伊仏組は祈りも忘れて呆然と座り込んでる


控えの社で 面を外すと 長野親父 

「よく頑張って ”スキーを”滑ったからな ご褒美だ」


「他も色々 ダダ滑りです」と涼子さん達 栄子ちゃんまでもが声を揃えてる

アッパーをまともに喰らった状態だ 立ち直るのに時間がかかる


「滑るのはスキーだけにしとけ また コブでな」

社を出て 坂を登りながら 消えていく 長野親父


消え方が異常 物理的に消えている ストーミーや隊長だって消えた方角は判る

全く痕跡無しで物理法則を無視して消えていった


昨日のリハの神職が来て

「私達は奉る側 今の一団は 奉られる側 此の神社と近隣の神々です

 有り難いものを拝観せて頂きました」と深々と頭を下げて

「しばらくゆっくり休憩をされてから お昼ご飯に ここに届けて頂きます」


そして 登っていった?

奥社? と言うことは天手力雄命あめのたぢからおのみこと

はぁ スキー大好き手力雄 なんだ 


カルロとシモンが 伊仏組に通訳 お祈りが始まったが十字を切っていない


お昼ご飯を食べて 皆で 社めぐり 来て頂いた神々 お参りも気合が入る

古道が ちょうどの日が斜めで 抜群の絵

一組ずつ 歩いて カメラマンに写真を取って貰う

式は 余りに 余りに 荘厳過ぎて だったし

斎主の長野親父 お神酒呑んじゃうし 神事なので撮っていない


古道で 皆の写真撮影を見ながら 栄子ちゃんと


「但し 祝詞奏上は 頑張れ の一言で済まされたのは納得がいかないよね」

と話しながら待っていたら 鳥のフンが頭に落ちてきた 見げあげると三本足の烏


「どうしようもないです 神様の使いの八咫烏様」


翌日は 善光寺にお参りして 伊仏と解散していく

なんか マッシモ一族とジョルジェット一族 ガチの日本の神様に祝福された

しかも ブータレた大円は 神様の使いの八咫烏様に 運をつけられた

もう両一族とも 諍いは起こせない と仲良くなってる


別れて マッシモ達は帰国していく

栄子ちゃんと 長野県警本部に挨拶に行く 言っては行けない言葉 を再確認

基本 栄子ちゃんが喋って 俺はやらかしてはいけないとだまっている

厄神祭に向けて 準備もOK と本部長

安心してお任せして


「こんにちは」「おねがいします」「失礼します」


しか言わず お暇をする


本部長と奥田さん

「しゃべるとやらかす 黙ったほうがいいとの判断か 賢いわ」奥田さん

「また 奥さんが若いのに きちんとしてる 助かる」本部長


話していると お局様達が 本部長の廻りに来て

「なかなかの男 嫁が居なければ 本部長に見合いを」とか言ってる


「なんで喋らないんですか 奥田さんなら知ってるでしょ」と詰められる

「私は 素直な本部長が好きですよ」とこちらも詰められる


お局様ネットワークは県警の境なんて無視して繋がっていて知っている


「長野県警 本部の きれいなお姉さんには 明日のランチで」本部長


定時前の給湯室にて

「でもね 此の年29になると影では言われてるわけよ 彼 26でしょ

 一回くらいは 優しい憧れのお局様 って聞いてみたかったわよね」

「それでも やっぱり きついわよ」28

「ノータイムですぱっと言うらしいわね 冨美29さんも 許したって言うけど

 その許した理由が聞こえてこないのね」28


評価が別れる 「憧れのお局様」 


偶々 給湯室の前に居た27の刑事 

聞いてみたかったと言ったお局様29に憧れていて

付き合いたい お願いしたい でも今まで 柔道一直線 口説き方など知らない 


いきなり給湯室に入り

「綺麗な憧れのお局様の久美さん お願いします」大声で言ってしまう


「はい??」二人は激怒


給湯室の廻りから一瞬で人が消え、フロアは静寂に包まれる

警視庁警護局より格段に速い退避 蝟集せず分散して物陰に隠れる

呆然として反応が遅れた女性警察官を脇に抱えて退避するものも居た

基本が出来ている長野県警 本部の警察官達 


久美さんが 「私でいいの?」問い返す


「綺麗で優しい 憧れのお局様の久美さん ”が” いいです」レバーブロー


「いきなりで 花もなくてすいません」下を向く前島27 そこ位の知識はある


その下を向く 年下の柔道一直線の男の姿が ボディブロー  


「そう では ディナーを一緒に 本部長に集りに行きましょう」久美さん


本部長の席に 前島27連れて、ディナーを集りに行く 久美29さん

見送る二人 「前島 長野県警本部の伝説になったわよ」まだ余裕があった


翌日 二人して有給 本部長も居ない

三人は 三宮家に居た

前島27 両親も亡くなり天涯孤独 柔道一直線 体重別で長野代表

三宮久美29さん 旧家の一人娘 前島婿入り決定 三宮家 大喜び


もう 式とアパートを引き払い引っ越しの日程の話を始める三宮家

「服は趣味があるのでお持ちに その他はどうしても家具があればそれだけで

 基本 全部 三宮家でみます」三宮母


「うんうん それで 式は申し訳ない うちの都合で久美がギリ20代で」三宮父


今宵も深けたようで

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