第38夜 また、やらかす大円
マンションのペントハウスの ソファに座って
「うふふふふふふふふふふふ」とニヤけていると
「キショイ」と栄子ちゃん言われるが
推した子達が フロントローからの 12 表彰台の高い所二つ こうなる
そう思って 紛らわさないと お局様案件でのやらかし 押しつぶされる
鈴鹿に居るうちは集中 松阪はやらかしで返って気が紛れた
でも家にいると 思い出してしまう
夕方 署に来て欲しい と冨美29さんから電話 PCが迎えに来た
行ってみると 女性は全員帰宅済です とか報告して並んで警備してる
会議室に入ると 冨美29さんと向かい合わせ
県警に警視庁に自衛隊に矢田も居る
俺がしゃべる前に
「まず 前提を俺から」と矢田が脇田産業での涼子さんとの話をしてくれる
「そうなんだ綺麗で優しくて 俺 名前知らなくて 皆は お局様って教えてくれた
用があって お局様 って呼ぶと廻りに居た人が消えるんだ
スペナッズかと思うくらいだった」
それは消える 俺でもダッシュで逃走する と廻りの男たち
『そのド滑り うちは展開済だ 故倉田局長という ど滑りが警視庁内に浸透してる
彼並の一言で女性達が納得してくれた 線香をあげに行こう』と思う沢井外事局長
「「涼子」と言う名よ と教えて貰って 涼子さん呼びへ でも嫁に行って
公道TZが見つかって怒られて凹んでる時と重なって 俺も会社辞めた
中東に綺麗なお局様が居るって 元陸自が教えてくれて
レバノンまで会いに行ったのがスマイリー
綺麗で優しんだ 俺にとっては憧れのお局様だよ でも怒られてフラレた」
背中にスマイリーの気配
「こないだの愛知県警の矢沢さんの話 言ってはいけな言葉 あれは本当なのか
今の日本人は 矢沢さんが基準なのか 警察学校で習うのか
俺の高校は男子校 生活指導の先生にもよく説教を喰らったが
そんな事は習わなかった 海外は戦場しか行っていないから習っていない
脇田産業では普通に使ってたし 元陸自もスマイリーを綺麗なお局様って」
「それは 影で言ってるの 本人には聞こえないようにね
だから 貴方が面と向かって言った瞬間に 廻りに居た人が消えたの
きっと私も影では言われてるわよ
流石に面と向かって言われたのは 貴方が初めて」冨美29さん
署長 冨美29さんに面と向かって言ったとか 倒れた
其の場の 全員が 声を大にして
「そうだ そう言う事故が起きないように そもそも禁句
矢沢が愛知県警の標準値 俺も厳しく指導している」愛知県警本部長
「長野県警も警察学校で叩き込まれます」長野の奥田巡査部長
「自衛隊も 最初の3日で教えられる 尉官訓練でも 再講習だ」鯵沢
『皆な必死だな』 と完全他人事な 沢井外事局長
向かいに座っている冨美29さんが
「お姉様も使いどころに寄っては お局様と同義 お姉さんまでにしておきなさい」
と追加の注意をしてくれる
「どうしたの 防御がまるで無い」スマイリー
「スマイリーには言ってはいけない言葉を連発をしたみたいだ
スマイリーになら刺されても仕方ない」 凹みまくってる 大円
「事情も本人の口から聴けたし もう言わない約束 と 美味しいお肉で
許してあげる どう やさしいお姉さんからの提案」
一同 なんとかなりそうと一安心して気を抜くと
「ほんとに やっぱ スマイリーは優しい憧れのお局様だ」
また、やらかす大円
全員 目眩で倒れそうになるが 完全他人事で余裕のある沢井さんが
「大円くん 事前説もなしではダメだ」と止めてくれて
スマイリーと呼ばれた女性 こめかみを押さえて天を仰ぎ
冨美さん 目頭を押さえて下を向く
「ごめん 優しいお姉さんのスマイリー」と謝る
冨美さんとスマイリーが密談
「どうも、本気で 昔憧れた女性の面影で言ってるようだけど」冨美さん
「そうでしょうね 裏はない 憧れの女性の代名詞が お局様 どうしようもない」
「それだと 許すしかな無いわね 仕方なしですか」冨美さん
「仕方ないわね 4年以上 会社の人の騙しと元陸自にカマされていてはね
できるだけ言わないようにね お肉は 今週の金曜日で良いわよ」スマイリー
「冨美さんも矢田も相方と来てよ」
「金曜日は店がある 木曜しか」お断りの返しだが
「優しいお姉さんは こんなのとの友達の 矢田くんの都合を優先するわ」
あれ そんなレバノン帰りって中東戦争帰り と思う 矢田
「木曜日ok こないだ下見で食べて 割り下でやらかしてたのは注意してある」
「割り下って」
「松阪 美味しい松阪牛のフルコースで ストーミーも8人で行こう」
貰っておいた 店の名刺を 渡し 其の場で 予約の電話をする
「こいつ 例の言葉が頭に来るだけで それ以外はいい奴で料理も旨い またね」
消えていくスマイリー
警察関係者 消えていくスマイリーを見送る というか
署の鉄壁の警備 どうやって入ってきて 出ていったのか 対策を考えるが
「イスラエル大使館の秘密会議室を 大円くんは 突破していますし
先程の女性がスマイリーさんなら 英米の大使館の全力警備をすり抜けて
大使の肩をポンとしたと ここの警備では抜かれるのは 当然かと」奥田巡査部長
「そうしておこう 無理は体に悪い」まとめる外事局長の沢井
「今日 署の女性が 冨美29さん以外 全員帰宅って それって
俺が例の言葉をここで連発して外に聞こえるとマズイを心配して帰したのか」
全員で「そうです そんな連発は 実弾並の破壊力」と矢田まで声を揃える
「お前の真意を知っているから 俺からあの店の人間には釈明してある
まぁ 二人共 最初は、かなりカチンと来てたみたいだが
慣れないとお前とは付き合えないから 放置していた
それと 二人共 お局様は卒業して 嫁に行くらしい」矢田
「え、涼子さんと美沙さんが 渡ってグダるお局様達が嫁に行く!!」
「また 言った」と その場の皆で一斉に叱る
でも、今の使い方は正しいと思う けど、叱っておこう その場の皆が揃う
ただ一人 余裕のある 沢井外事局長 口には出さないけど
『まさしく故倉田局長並 これは俺の戦略が正解だろうが
愛知県警も長野県警も そんなド滑りはいない 大変だ』と他人事で思う
「イタリア人とフランス人 ともに名古屋領事館勤務 だそうだ」矢田
署長 と 自衛隊の鯵沢二尉は気が抜けて膝から崩れ落ちる
警察関係者 もホッとした顔
関係者は密談開始で
「伊仏の大使館には 当分頭があがらんな」
「ですね でも 自衛隊としても一安心」
「警視庁を代表して 伊仏大使館に お礼を言いに行きます」
「矢田 其の話を訊きながら 帰りたい 送ってくれ」
矢田のクラウンワゴンで送って貰う
「え、涼子さんが倒れたの そっかぁ それで大使館のとき
例の言葉でもスルー やっぱ 優しいお姉さんだった」
いや あの年齢でイケてないと焦ってきて誰にでも優しくなって
ポイントを稼ぎに来るんだ とは 言えない矢田
「最近 栄子ちゃんがキッチンを見つけて 色々作ってくれるんだ 有り難い」
「千佳も料理が上手いぞ 其の辺の女性としてだが」
「なんだそれ」
「お前のライダーの寿司屋とか魚屋とか 強烈過ぎるので除外だ」矢田の決定
矢田には お局様を2回ほど止めらた過去が有り今回はっきりとダメと解った
これも きっと比べたら ダメ 矢田の判断は正しい と理解する大円
「呑んでくか」に対して 「千佳が待ってる」 見送るしか無い
栄子ちゃんのご飯を食べて お風呂に入ってとっと寝る
7月中旬 火曜日の朝
スマイリーたちとの松阪牛も食べて 一安心して
「マッシモたちの寿司の日程を決めないといけないな」と話すと
「8月4日です 伊大使館から連絡がありました それで両方で20足して欲しいと」
ビンゴ 「68 と 38 に無理を言ってみると 回答しといて」
「今日は 涼子先輩 美沙先輩の 婚約パーティーです
伊の名古屋領事館ですよ 午前中が ラスの出勤
お祝いにお洒落していきましょう」
大使館で用意してくれたタキシードとドレスに着替えてデカイスーパーへ
花屋で 思いっきりの花束を頼むと栄子ちゃんに後の始末を考えなさいと叱られる
ほどほどの花束を抱えて 旅行代理店の美沙さんにお祝いで渡す
美沙さんは そのままラスの勤務を終えて 花束を持って一緒に社員食堂へ
涼子さんが居る おめでとう と 花束を渡す
ひろ子19ちゃん と 真美19ちゃんも居て
私達も矢田さんの友達から花束を貰えそうです と寿宣言
ほぼ売り切った感でいると 矢田が来て
「後は自力で行け ひろ子19ちゃんも 真美19ちゃん も 自力だ
大円は 栄子ちゃんが世話になった 涼子さん一派を片付けた
いっぱい滑ったが 頑張った」
宣言してくれる
有り難い 矢田の判定だ 間違いはない 信じていい
「パスポートがあって来れる人は 盆明けにモンテビアンコで夏スキー皆来てね」
「はい?? NZは??」
「諸般の事情でモンテビアンコに 飛行機はチャーター ホテルも押さえてあると
伊大使館から 来て下さい 来て貰わないと大使さんが気の毒で」栄子ちゃん
矢田母も来ていて
「2週間位 任せなさい ハネムーンよ」と矢田の尻を蹴ってくれる
「私達は無理 シリーズポイントの掛かった間瀬 パラソルが行かないと
ピットクルーライセンスも取りましたし ピットボードも練習中」
がっつりの理由で蹴ってくる ひろ子19ちゃん と 真美19ちゃん
だいぶデートしてるみたいだ
夕方になり 伊領事館で 二人の婚約パーティー
参加できる皆で 参加して盛り上がる 英米イスラエルの領事館も居る
また 二人売れていった 残弾ゼロ うち尽くした 栄子ちゃんに確認
「はい お世話になった方や仲間は 全員 です」
よしゃぁ 矢田も「すげえな」と言ってくれる
「矢田も 一人引き受けてくれたし」
「いや 狙って口説いていた娘だ ありがたかった」
「なにもないアパートで一人 途方に暮れていた時に涼子さん達に 恩返しが」
涙ぐむ栄子ちゃん
吉田・渡辺の両先輩もカップルで来ていて モンテビアンコも誘うと
「俺も行ってもいいか」との声 長野親父
「当然 誘うために探したんだ」
涼子さんが ここへ カルロの連絡先を渡す
吉田先輩に
「もう冨美さんにはやらかしまして お詫びのお誘いです」
「いい切っかけ うちの人の肚も座った いい男だしね」
幸せなパーティーが行われ 終わっていく
今宵も深けたようで




