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第24夜 昔 ヤクザが黒いベンツで持ってきた

実家に行って お経入れ20箱を積み替えていると

妹が出てきて 

「これ 卒業証書と卒業アルバム 昔 ヤクザが黒いベンツで持ってきた

 兄貴 ヤクザなの それでパンチなの 学校も青龍高校ってヤクザの高校なの

 高校の頃の 木刀がヘシ折れるまでのクソ坊主への暴行とかヤクザ候

 400払ったが4億 しかも約束手形とか ヤバイ金融なんてモロヤクザ

 正式に あの黒いベンツのヤクザの盃を受けたの」


「はい??」 

確かに 今の三角の若頭とは五分だが盃は交わしていない

そう言われても仕方がないが あの人らだって気を使って普通なのを使いに出す

ヤバイ金融 もろだし 言っちゃたし それがバレてるなら 仕方がないが


考えて 

「あ!!!! ヤクザの風貌の生活指導の鈴木先生 アルバム出せ」


アルバム 紙が張ってあって 清流→青龍 となっている


見た妹 「ほら 高校もヤクザみたいな名前だし」


「いやいや これはいたずらだよ ほら 清流高校 だろ」

ケースから出すと アルバム本体は 清流高校 となっているが

疑いは増すばかり


ボンネットの上で妹と二人でアルバムをめくる


妹 兄貴の入れ墨が消えている 荒事は終わったんだ と安心する


「これこれ 此れ見ろ」見せられるページ


生活指導の先生と俺のツーショット写真がある 俺だけツーショットが四枚

俺の写真はクラスの教室ではなく 教諭用駐車場


学校では吸わなかったが オープンテラスで堂々と吸っているので見つかる

タバコが見つかって6回は見逃して貰ったが 7回目に


「大円 多少はな 俺の顔も考えてくれ せめて建物側を向け」と叱られる

「俺達の立場を考えろ」と一日中 生活指導室で説教 個人撮影のアタリ日 


どうせなら と 鈴木先生の黒い500SELをバックに一緒に写った

四人の生活指導の先生達と撮影したツーショット 想い出深い四枚


もう一枚は 先生の写真のコーナー

生活指導の教諭4人の写真に俺も生活指導室でこっそり写っている


これがまた、鈴木先生は細身系の幹部だが他の三人は

大阪府警 捜査四課としか思えない風貌 ヤクザだって此の時分でも鈴木先生系だ

しかも 加藤先生は柔道部 佐藤先生がラクビー部の顧問で二人共耳がない

米田先生は剣道部の顧問でカッコよかったが 籠手の匂いが手に染み込んで臭い


まだ三角の頭のほうが ”かなりマシ” だ

太るとモテない パンチもモテないと 倶楽部でモテるが基準で努力してるらしい


翻って 生活指導の先生達 顔つきに体つきもだが 4人とも思いっきりのパンチ


妹 「ヤクザではない、だと しかも高校の先生 冗談ではない」


シャアのモノ真似になる 妹

どうしても信じられない このアルバムは偽物 すげ替えられてる と言い張る

そう言われても仕方のない風貌 俺もヤクザより酷い傭兵だったしと思うが

それでは鈴木先生達がヤクザになってしまう


「行くぞ 乗れ」と車を出し 途中 菓子屋で山盛りの菓子折りを買う

忙しい時期だろうが、鈴木先生が ヤクザでは気の毒だ


清流高校の受付で「八年前の卒業生の大円です 恩師との面会です」

ここまでは 普通に対応 呼び出したいが今の役職がわからない

「ヤクザの風貌」と言ったまでで 受付のお姉さん爆笑

「確かにそうですが それを真正面から いまアポ取りますね」と爆笑が続く


「みろ ヤクザの風貌 だけで 受付で呼んで貰えるレベルだ」と妹に言い放つ


妹 来るんじゃなかった 延焼していくヤクザ問題

  兄貴 いま ヤクザ”みたいな”風貌 ではなく ヤクザの風貌って言った


「鈴木教頭 生活指導会議が終わったトコで 皆さん生活指導室にみえます

 ご案内しますね」と案内してくれる 懐かしい生活指導室 よく説教された


「お久しぶりです 一昨年帰国したのですが やっと挨拶に来れました」

菓子折りの山を渡す


「また どうした」と訊かれ カクカクシカジカで

「鈴木先生がヤクザとなっていまして、高校の先生だと妹に見せようと」


お茶を出しに来てたお姉さん 堪えきれずに爆笑して湯呑みを落とす


妹 呆然 

それを本人に向かって言い切るのか 本物なら仕方ないが

高校の先生だよ これこそ人として間違ってる


「馬鹿野郎 俺達の何処がヤクザだ

 お前だって そのパンチだけでヤクザだぞ」と叱られる兄貴


「でも 小学生で当時の鈴木先生を見て

 『ヤクザが黒いベンツで持って来た』と言い張って

 アルバムを見ても やっぱりな写真しか無い

 俺のパンチは『正式に あの黒いベンツのヤクザの盃を受けたの』

 これが 19の女子大生の意見ですよ」


妹 

あれ?入れ墨が消えて荒事は終わったはず

私が鈴木先生をヤクザと言い張ってる と兄貴が大声で言ってる

確かに言ったのは事実だけど それは影で 本人が居ない所だから


兄貴 本人に向かって 真正面で言ってる 空気を読む気が全くない

空気を読まないが悪化している 高校の頃のほうがまだマシだった

まずい 私が兄貴に掛けたヤクザ疑惑 大延焼中


揉めていると当時の教頭 今の校長が来て


「鈴木教頭 大円くんの妹さんの評価が真っ当な世間の評価です」


校長により5人は撃沈される


妹が「兄貴のパンチ この先生の影響なの」と訊いてくる


「カッコいいじゃん 鈴木教頭がアイパーのオールバックになってるけど

 当時は生活指導の四人が全員パンチ しかも紫のロッド

 説教を喰らうけど パンチで此の風貌 ダークスーツで大映映画だろ


 俺もさ 高3で紫のロッドでパンチパーマをやったじゃん 

 「鎌倉で座り込んで 人気者になります」って言ったんだけど

 「そうは言ってもな」とSELで床屋に連れて行かれて丸坊主にされた


 米田先生のパンチが一番カッコ良かったのに

 スキンヘッドにしたのはなんで? それはそれでカッコいいけど」


お姉さんの笑いが凍る

加藤先生と佐藤先生が 速攻動き俺を囲み

「パンチを止めたくて止めた訳ではない 禿げて髪の毛がないから出来ないんだよ」

「スキンヘッドは天然だ 電気ひげ剃りで剃れば住むレベルだ」衝撃の事実を告げる


完全に延焼してる もうヤクザ問題が小さく見える 逃げ出して帰りたい

速く帰ろうとお礼をいいたいが ヤクザとしか見えなくて組長とか言ってしまいそう

しかも禿ちゃったまでいる お気の毒も地雷 地雷原に居る 困り果てる

それでも 兄貴になにか言うと更なる延焼しか見ない 自分で頑張るしか無い


「鈴木教頭先生達が「実在する」高校の先生と理解しました」まとめに入る 妹


「職員会議です」と呼ばれる ヤクザの風貌の四人


「大円 また遊びに来いよ 菓子ありがとう」と若頭の風格の教頭


なにか渡してる 兄貴


「帰るか」と車に乗ると 心底ホッとした顔の妹


ヤクザ問題 文句を言いたいが 更なる炎上しか見えないのでスルー

「また 毟られるのを止めてくれてありがとうなんだけど

 アルバムとか 何かあるの」


「結婚するんだ 披露宴だと アルバムから写真抜くって聞いて」


「兄貴ね 此のアルバムは封印したほうがいい 兄貴の個人写真

 もろ ヤクザの兄貴と子分 鈴木先生はどう見てもヤクザ 間違いない

 ド滑り確実 あの四人は招待NG どうしてもなら 矢田さんに相談して」


大円 「そうか」としか言えず 送っていく


別れ際に

「葬式とか 俺は出ないが 来るかもしれないと言っておけ 葬式代は払っておいた

 宗派には葬儀場から全部払えるだけ 払ってある

 お袋も400払って お前も約束手形の額面で4億払ったしな 

 これ アルバム探し代 しょぼい葬式だったら この番号に電話してこい

 説教に行く またな」帰る兄貴


兄貴 完全に4億払った事になってる クソ坊主を追い込む気満々 ヤクザの手口

それと探し代って お経入れだけど 兄貴 普通に片手て渡してきたけど

受け取ると物凄く重い ヨロけながら 家に入り 玄関に置いて 蓋を開ける

山中貴金属の封印でパックされた1kgが20本入っている 重いはずだ

このお経入れ 兄貴の車に10個以上の沢山積んであった

表に出せないのを取り上げてきたんだ


3日後 鈴木教頭達と件のBarで呑む

涼子さんがやらかした件でデカイスーパーの女の娘全部がそう思われてしまっている

やらかした涼子さんは仕方なしだけど他の娘たちは 気の毒 


鈴木先生のヤクザ疑惑と同じ いい先生でお世話になった けど見た目はヤクザw

馬鹿野郎とこづかれながら 「ちょっと 動いておく」言って貰って

「大円 お前そこら中の野球部にバット配ってるだろ そこもお願いしておく」

とも 言って貰って お願いするほうが 支払い と強攻に言ってたら

マスターから

「デジポットが山盛りの上に 伊仏の大使館と外務省から大円さんのツケは

 廻すようにと厳命されてますから」

と言われ 鈴木先生達も微妙な顔をして 納得して 解散していく


10日ほどすると 妹から電話で会いたいと コメダを指定され会いに行く

とりあえず シロノワールを頼めと トラップを仕掛ける


「ミニのシロノワールを このトラップ 大学で流行ってるの」躱される


「でね 通夜葬儀と続く仏事 ええだけの坊さんが来て 

 通夜は一晩中読経 葬儀は20人位でちんぽんじゃらん 

 両七どころの騒ぎではなかった

 ババアは呆けて 見てるだけ 私一人で大変だった」


「その分の駄賃を クソ坊主が届けたろ 最低20億はあるはずだ」


「あの数え終わらない 諭吉 兄貴みたいに紙封のレンガだと助かるけど

 100枚の輪ゴムでデカイスーツケースと金の延べ棒とかで来られると

 数えられないし 四畳半の2/3がスーツケースに占領された」


「まぁ、それが 葬式一式のご苦労賃だ 大学に通え 好きな服着ろ

 化粧もちゃんとしたトコで習え ちゃんと男を見る目を養え」


「兄貴に真っ当なこと言われると 違和感しか無い 何か変なの食ったの」


「フラレての説教された内容の言葉だよ

 困ったら こないだの鈴木教頭でも 署の署長でも 俺の名前で動いてくれる

 頼れ 俺よりは真っ当な人達だ まず、矢田に相談が一番だけどな


 あとは 清流高校の校長 テラスでコーヒーしばいてタバコ吸ってると

 頭をはたかれて 鈴木さん達の面目も考えなさい と 室内に連れて行かれて

 説教だけど一緒にコーヒーしばいた いい教頭先生だった


 デカイスーパーの栄子19ちゃんとスキーで出会ってな

 NAのナビに座ってくれた 同棲中で式の目処がたった とのトコまで来た

 26で19の嫁 そうか お前と同じ年か 頑張ったろ」


「兄貴と出来るとは 凄いわ おめでとう 私は関わらないからね

 前のレンガと今回の玄関から運ぶだけで 腰が痛くなった

 デカイスーツケース沢山と1kgのパックで 食べていくから ありがとう」


「宝石箱は?」


「あれは嫌がらせ? とても使えない」


「はい? なんでだ?」


「兄貴に言うと また滑るから言わない」


「まぁいい 売っ払えばいいから これは足がつきにくい

 現ナマの輪ゴムと金の延べ棒だ 脱税の王道だから 足は付かないはずだが

 査察喰らった時には 電話してこい 書類は用意してある」


「マンションを買って引っ越したいけど 金の出所がバレるのが心配」


「賃貸のいいとこにしとけ 俺名義で借りてやる

 その方が 国税に目をつけられない

 そもそも30個のレンガ お前に渡すのに国税が躱せなくて

 30個以上の贈与税を払ってお前に渡してある 銀行に入れとけ」


「はい そうなの? そんなことも何も言わずだから 国税にビビって

 毎月20万づつ 口座に入金してた 入れておくわ」


「何にしても ギリ未成年だ 賃貸借りとけ

 部屋が汚れたら 引っ越しすればいい なんなら隣と二部屋借りてやる」


「なぜ二部屋?」


「一部屋使って 汚れたら 引っ越ししてハウスクリーニング 楽だぞ」


「私はきちんと掃除が出来るから 一部屋でいい 大学の近くの高層階がいい

 国税は怖いから 兄貴が借りてね 探したら連絡する」


「今回の諭吉とか 名古屋のアメリカ領事館で 預かって貰え

 強盗とか怖いからな 最強の国税と言えども治外法権で踏み込めないから

 ほい連絡用の携帯 領事館から連絡させる


 あとな クソ坊主の3 頑張ったみたいだから きちんと出来たら

 21日目から49日までの 7日毎のお経の時に毎回5枚づゝ これを渡してやれ

 後は盆や施餓鬼 回忌とかの 仏事の度に 一枚づつ渡してやれ またな」


1億の約束手形50枚の入った封筒を 妹に渡す

封筒を受け取る妹 伝票を持って席を立つ兄貴


「なんだろ?」出してみると 1億の約束手形が沢山 数えると50枚

「こんなのを また書かせて

 60を400と水増し請求したら4億返せで約束手形は50億

 まるっと金融ヤクザを敵に廻した訳だから 自業自得だけどね

 

 そもそも あのクソ坊主たち詐欺る相手を間違えてる 

 兄貴は偶々来た訳じゃない 私が呼んだんだから

 地獄行きは水増し請求の400を受け取った時点で決まってたのよね

 400払ったら 49日までで600とか更に毟りにくるとか

 

 末寺の初期の成功例しか見て無くて やったのよね

 前科もある おかしいと気がつくに決まってる

 兄貴が高校生になってからの 末寺の惨劇を忘れるとかマヌケだわ


 坊主は敬われるべきとか 根拠のない自信が湧いてくるのか不思議

 あの入れ墨が浮き出た兄貴だと 坊主こそ滅すべき邪見となって何でもあり

 木刀で殴る安全靴で蹴る 爆竹で吹き飛ばす

 家でも寺でもやって 何人も血反吐と歯を吐かされて攫わせた

 

 小遣い貰いに行くって 気軽るにその辺の寺で坊主に 全部出せとやる

 『阿羅漢である僧侶への』とかの能書きたれたら血反吐吐かせて

 脱税の王道や輪ゴム束をパクって 坊主も寺も跡形もなく燃やしてシミにしてた

 海外ではなく刑務所に入ってたと思ってたけど 違うのか

 領事館かぁ 海外で何やってたのか まぁ国税を躱してくれるなら気にしない


 大誤算は あの黒いベンツのパンチのヤクザ

 兄貴が盃貰った組長だと思ってたけど 高校の先生とか嫌がらせ

 もう大炎上に禿げちゃったまでの延焼は目眩しかしなかった」


妹がそんな思いにふけりながら 窓の外を見ていると

NAをオープンにして駐車場を出ていく大円兄が見える

オープンで丸見え パンチパーマにレイバンだから識別は簡単だ


「NAってロードスター 買ったんだ 金は持ってるから買うのはいいけど

 兄貴の事だから 真冬のスキーでも絶対にオープンにしている

 栄子さんってオープンでスキーに行ったのかぁ 凄いわ」


兄の事を意外と知っている妹であった

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