第百九十四夜 「なんでだ?」と再び尋ねる大円 前回とは意味が違う
復活します
矢田の友達 SAGAのなぞはこれからも
大円達の待つバスに乗り込む前に、担いだ側は一旦集まる
「SAGAは佐賀県のSAGA」と春奈が口火を切り
「そうしておかないと、西側世界が敵に廻る」龍神
「メディチ家でも、流石に西側全部は敵に廻せない」ロレンツォ
「まぁ、メシマズもヘキサグラムも向こうですから」ガエターナ
「西側 最強攻派の2国が向こうですか」スザンヌ
「穏健派のうちの国も伊国も、向こう」龍神
「アフリカ利権では強攻派の仏国も向こう」春奈
「じゃぁ(68|38)も担ぎに行くわよ」風神雷神
爆笑して握っていく、担いだ側
お貴族様 ご一行の到着を期に合流してバスに乗り込んでいくと
担ぎに行くも何も、こっそり付いてきて聞いていた73により
歴史の謎=ロマンで盛り上がりまくっている担がれ組
肌が強烈に白い二人の美人が73の両側を囲んで右も左も手を絡めて
燃料を追加しまくってSAGAは佐賀県公認と 盛り上げていってる
「ケンタさん あの二人の美人は?」お怒り気味の龍神
「俺は米国政府代表部の人間だ
他国の特使に関しては国名を含めて何も言える立場にない
唯一言えるのは北の国から 以上が最大限の回答だ」ケンタ
そこまで動かしてSAGAは佐賀県 と呆れ返る女性陣
「力技だわね 大円さんの「憧れのお局様」並に捻じ曲げにきてる
でも、38もニコヤカだけど距離は取ってる 偉い」再起動した雷神
「73を褒めないと 貴子さん一本の意思表示」抜けて北 68
「あそこまで拒否を示されては」と白い肌の美人二人も北
真ん中の73はそのまま
「ロレンツォさんの教えで 口説きに来られて
OKなら手を開いて膝へ NGなら拳で太腿へと」73
「なんでだ?」大円
「開いた手を女の側から、自分の内腿に引いていき触らせれる
そのままベッドへの合図だよ
握った拳だと自分の腿に載せても触らせられない」ロレンツォ
ガエターナの通訳なのだが、あまりにもなピロー
「流石 御曹司でイケメン 経験が違うな」と大円は、口では言いながら
ブサメンの僻み全開でハリセンをロレンツォに入れ様と手を後ろに廻す
が
そこで止まり考える
「なんでだ?」と再び尋ねる大円 前回とは意味が違う
「メディチの家名の重さ+自転車だ 手を開いても誰も・・」
ロレンツォの語りは続いてるが、通訳してるガエターナが詰まり止まる
カタコトよりだいぶマシになった大円も下を向き黙る
ガエターナ ハリセンを要求して三連発でロレンツォに
続いて 大円に三連発
「そんな重圧の中 嫁に来て頂いたエキスパートパイロットの三穂さん
三穂さんが頑張って贅肉を減らし筋肉美になられたのに
もっとポチャリにとか 大円さんも同意してるとか
二人共 床で正座30分の刑」
必死でスリムを維持してるガエターナが物凄く静かに宣言する
この静かさに「激怒」を読み取ったロレンツォ 大円の肩を抑え込み
床に正座を開始する フィレンツェの次期と鈴鹿レーコードホルダー
そこで終わらなかった
「三穂さんも三穂さんです
いくら嫁の貰い手がないとかの事情はあったにせよ 今は次期当主の嫁
なでしこ誉さん並の筋肉美は、アタオカなドライブの為には必要性があると
キチンとロレンツォ様に言い返さないと メディチの嫁は務まりませんよ」
流石、メディチの奥の奥まで行けるお手伝いさん 執事さん並みの権力者
SAGAも北国の女性二人も話は吹き飛び、リサやねねも集まる女性陣の思いは
『三穂、マッスル&ビューティーをガエターナさんに抉られてる』
龍神が騙る
「私の基礎トレは無駄な脂肪を燃やし、必要な胸とか臀部の脂肪は残すメニュー
そしてやたらと筋肉は付けない 胸尻の大小で20〜23%をキープ
三穂さん 157cmで57kgでしょ 筋肉は重いから同じ体積でも体重は重くなる
ぱっと見で15%切ってるわよね 完全になでしこ誉さん以上の筋肉美よ」
「抉ったガエターナさんは?」春奈
「彼女 動きの軽さと体型で白筋のロングライド系かな」龍神
「もろ お昼に聞いた話では 昨年にジロのコース トライアルは警備上無理で
休養日にして 一般公道コースをガード付けての走行のみだけですが
タイムアウトはするそうですが 日々の距離は熟したそうです」雷神
「よくそんな一般公道コースを、ガード付きで使えたわね」風神
「ロレンツォ様 自転車に乗る姉さんに良いとこ見せてプロポーズの予定が
3日めから姉さんに離されて まぁ元強化選手でしたし仕方がない
ガエターナ姉さんの「私より速くなってからね」との言葉で撃沈
姉さんは屋敷のコースに来てくれる工房の方とお付き合い」スザンヌ
「これ触ったら大火傷 流そう」春奈
一斉にバックから出てくる鏡 春奈の360度を囲む
「鏡を見なさい メカと番うトコまで同じだし」と揃う女性陣
「それでか ロレンツォもご当主もクリスチャンの事を悪く言わなかった
まぁ膝は硬いみたいだが嫁で籍も入った 後は式披露宴と三穂の伊語
クリスチャンも年明けには春奈より速くなりアリスにベアリング
スザンヌのぽちゃの膝で寝てればいい」正座のママ日本語の大円
「誰の膝で、誰が寝るのですか」警戒して仏語の73
「そんなの春奈事例で行くと妹のスザンヌの膝でだれ?」日本語の大円
「あーー その日本語 私に振ったと」ねね
「美久のお兄さんの慎吾さんでしょ 二項へ二人で行ったと聞いてる」
「イシワタ017のいいフレームを作って頂き、フルシュパーブを組んで 走れます
先日の知多半島ループ 慎吾さん他の皆さんと走れました」スザンヌ 日本語
「はい? 他の皆さん?」ねね
「この先はお楽しみ だそうで言えません」スザンヌ
「いいや スザンヌはとにかく大学を卒業してな」ロレンツォ
「こちらの大学で卒業まで その先で」スザンヌ
「え? スザンヌが帰ってこない?
私は寿でもメディチのお手伝いさんを継続?」ガエターナ
「頼んだわよ」三穂
「スザンヌを山の上のお嬢様大学に任すと決断したのは
ロレンツォだしな」大円
「問題ないよ ガエターナは、奥の奥まで行けるお手伝いさん
これには当代も俺も異議はない 任した」ぶん投げるロレンツォ
「うふ 後は妹の美久さんに伊語を仕込むだけ
慎吾さんは日伊が行ける」寿宣言をするスザンヌ
そんな会話の後に始まる悪夢の時間
大円と38と雷神固まって最後部へ移動するとロレンツォも来た
ガエターナも来て「なんですか、これは? 皆が歌う?」
北欧美人も来てケンタ以外の外人は最後部へ移動
まだ欧州にカラオケの紹介が始まった頃 知らなくて当然
ケンタ マイクを持って、三穂の歌にかぶせて明菜を唄い出す
おっさんの声なのに巧い 三穂が歌った明菜よりダンチで巧い
「ケンタ こんな特技まで」大円は凹み膝枕に逃げ込みたいが膝はない
三穂は旦那のロレンツォの膝に沈んでいる
あまりのケンタのカラオケ というか歌手レベルの旨さに
だれもカラオケを入れれなくなる
後ろに来たケンタ
「大円のカラオケ嫌いは聞いている もうだれも歌わないと思うから
安心してバス旅行を楽しめ」ケンタ
余計なことには超有能なケンタにひれ伏す大円
「ダニのレイラの弾き語りがメチャウマだ どっかで歌わせよう」ケンタ
「ダニもか 鯵沢さんとかは」大円
「出してない名前のことは聞くな 思いやりだぞ」ケンタ
「解った ケンタとダニに任す」大円
「それでいい 他は気の毒だからな」超上から目線のケンタ
北欧の特使二人も自信があったが、ケンタの上手さに控える
春奈達も控える
でも場が 座が 持たない が浜名湖SAに入っていくバス
「お土産を買って来よう 案内は用意した」ケンタ
お貴族様も引き連れてバスを降りる 一行
天竜と染め上げた法被の三人
「自分 天竜出身で静岡県警浜松署の植木です
こっちの二人は地元の仲間 相原と平林です
とりあえず お土産の案内を」と皆を引き連れて まず買食い
静岡おでん 練の揚げ物 と少しつまみながら ぐるりと廻り
外の屋台へ みかんアイス 3人で一つから 一人で2つまで色々とだが
お貴族様には 大好評 でもお土産が買えてない とブツブツいい始める
前に立つ ケンタ 拡声器のマイクを持ち
「通訳を あのな大円でさえ 地の物を食べる時には 地縁の伝を頼る
ど素人のお貴族様が選んでもハズす 地元の浜松署の植木さんのご推薦で買って
バスの前のダンボールに 各家ごとの分が入っている 見てから文句言え」
ひれ伏す大円 「ケンタ 余計な事にはココまで有能 歌も巧い」
と始まる和太鼓 植木さん達三人が 天龍太鼓を叩き始めた