第19夜 警視庁は滑落してる あれで局長
しばらくしてM2の銃身が冷えた頃
ヘリが来て300m向こうで着陸して 再び 上昇
四人降りた 狙撃兵だ 即 銃身の冷えたM2をぶっ放す
7点射 5回 ✕ 2丁 吹き飛ばす
300mならM2でも、銃身も冷えてるし かなりの精密射撃が出来るんだよ
50口径99mmの7点射だから掠れば 肉を持ってかれるから面で撃てばいいい
フォークランドでアルゼンチンがやって メシマズがやらかした案件と同じだ
M240とBPSをスリングで担いでダッシュ 四人とも肉片と確認 銃ケースを探す
この銃ケースと四角いバッグを撃ち抜かないように注意して撃ったんだ
補助員用のバッグも 2セット共 も無事だ
全部頂いてダッシュでM2の位置まで戻り 銃ケースを開けると
M82 が入っている弾倉も3つある 更にバックの中にも6個の弾倉ケース✕6
ワンボックスの セットと同じだ
補助員用のスコープ こっちは フジノンの一番いい単眼のスコープに三脚付き
ニコンもフジノンもお金を出しても買えない基準線入り仕様のヤツだ
バカだなぁ M82 ならもっと遠くで見えない処に降りればいいのに
拳銃とか猟銃とかしか相手にしてないから、想像力が足りない
「警視庁だ 開放して投降しろ」とかヘリから拡声器で言ってくる
包囲して制圧したつもりなんだろうな 偉い低空飛行で接近してくる
拡声器の声を聞いて出てきた長野県警に
「長野県警 あーいうヘマはするなよ
それと、あのヘリと無線つながるか」
「うちのは無理です が その辺の車か 地獄に落ちた奴の無線機なら
それと ヘマ とは」長野県警
「ヘマだろ 自分たちの兵器が鹵獲されて使われたら とのリスクが見えていない
こっちには鹵獲した M2が3丁もある あの低空飛行は撃墜して下さい だ」
店の前の顔のない死体 ニ体を探ってみると 無線機発見
そういや 昼間のも 無線機が腰に付いてたな
なんかイヤホンはあったがマイクが無かったし 放置してた
こいつスピーカーマイクを肩に付けてるのですぐ理解る ほぼ430のハンディと同じ
ニ人共装備してるのでニ台とも頂く よく見ると充電用の口金も430と同じ
「そこのヘリ 包囲してるつもりか」PTTを握って波を飛ばしてみる
「ポリバス5台の機動隊で包囲している 開放して投降しろ」応答するヘリ
「まだ居るのか 諦めて帰れと伝えろ 謝罪文と100億の慰謝料も忘れずにな」
「何を言ってる もう配置済だ 狙撃班もお前の頭を狙っている 投降しろ」ヘリ
「お前 面白いな なんて名前だ」
「冥土の土産に教えてやるよ 警視庁警護局 局長の倉田だ」
「長野県警 メモしてくれ 警護局の局長の倉田 って」
メモる長野県警
「倉田 年は幾つだ 嫁と子供は居るのか」
「関係ないだろ 年ぐらいは教えてやるよ47だ」
長野県警 47とメモ
「それ 享年47 と書いといて」
「狙撃班 発砲許可する 撃て」とヘリ
何も起きない
再度「撃て」とヘリ
「その一言で 慰謝料30倍 3,000億JPY な」
どっちで撃つか考える
ドアガン付のヘリなら M2 一択だけど ドアガンもない民間ヘリ
銃身が冷却フィンのおかげで充分冷えてるM2の焼夷弾
M82が5丁もある 弾もある バシバシ当てて
迷うな
考えながら お店の人に貰ったビニール袋に 無線機を沢山拾い集める
固めて生かしてある三人も 無線は装備しているので取り上げる
トランクを見てみると充電器も予備電池やインカムやスピーカーマイクもある
これも集めて回る ビニール袋 四袋がイッパイになった 30台はあるな
無線は便利なんだよな 集団ドライブとか
今度の鈴鹿 68と38と73にインカムで付けさせて 話しながら鈴鹿もいいな
無線機も 予備電池や充電器やその他も キャリーケースに仕舞う
「巫山戯てるのか 暴動鎮圧隊も警備局の特務隊も 射殺を許可する 射殺しろ」
「そんな イジメの命令をして また値が上がったそ 1兆円な」
喚いているが、そんなの全部 無力化した後だ
決めた M2はいっぱい撃ったので M82の立射で行ってみる
「おい 倉田 享年47 人に命令ばかりしてないで
お前もレイバンを掛けてヘリからスコープ付きのショットガンを撃てよ
きっとカッコいいぞ」
「何が享年47だ それに俺はオールバックだ 角刈りではない」
「お 解ってくれたか 冥土の土産に 珍しい光景を拝ましてやるよ
M82対物ライフルの立射だ お前んトコの狙撃班から貰った銃だ
俺のネタでちゃんとボケて返しくれた 5000億円に負けてやる
本庁に伝えたら そう言え 撃ち落とすから」
レイバンを掛けて 拳銃で撃ってくるが ヘリからの射撃
対地位置でのズレもあるし ヘリの風圧もあるから 射線がズレまくる
当たる訳がない ヘリにはドアガンなのは、数撃ちゃ当たる式で弾幕を張るため
レイバンの角刈りさんがショットガンなのも、面での射撃の為だ
「もういいか 倉田
オールバックだがレイバン掛けて メッシュの黒い手袋までして
ヘリから拳銃を撃ってくれた事には礼を言うし
慰謝料も最初の40億円に戻す
だが、手下にイジメで暴力を振るえと言ったツケは払って貰う」
聞いていた外務省と長野県警 二人で独り言のような会話になる
「この状況でそのネタに それで慰謝料の値引き・・・・」外務省
「警視庁は滑落してる あれで局長 東京モンは判らん」長野県警
ヘリに見えるように 表に立って M82を立射で構える大円
射撃開始
普通の民間ヘリ 装甲も何もない セミオートでバシバシ当たり燃えていく
紙くずで炎上して撃墜 曳光弾が入ってないが いいスコープて助かる
M82 5丁あるので 50連射 と思ったら 1丁分の10連射で紙くず
「倉田 生きてるか」 と問うても 返答はない
青白バスが来るが
長野県警が「うちのバスです ちょっと待って下さい」と言って無線で交信しだす
「うちの本部長が 片付けに入りたいと 本部長本人が説明にみえます」長野県警
もう一台 青白バスが長野県警のバスの向こうに停まる
「長野県警 バスどけろ」
すぐに無線で移動させる 見える警視庁 機動隊の文字
ニューナンブを構えてる20人ほど 透明な盾係が10名ほど
構えているが撃ってこない 100mは離れてるので
ニューナンブの拳銃弾では届かない事は自覚してるみたいだ
あの 透明な盾が欲しい 最新なら是が非でも無傷で欲しい
矢で貫通するかとか色々試したい
パクった無線で
「無駄な事はもう止めろ 嫁も子供も居るんだろ 命は大事にしとけ
その透明な盾と無線機の充電器と予備電池 全部引き渡したら 見逃してやる」
「機動隊相手に 笑わせるな」返ってくるが
「よく周りを見てみろ 指揮車も 青白バスも 全部燃えてるだろ
ヘリもさっき 撃墜した その透明な盾を渡せば見逃してやる
俺の足元のM2とM240が見えないか 一人なら見に来て いいぞ」
返ってくるのは「ふざけるな」
「そんな徒党を組めば イジメれると勘違いしている事を教えてやるよ」
まぁいい 100m位だ 矢を放ってみる 音もなく
透明な盾を貫通し 持ってる奴のシールドも頭もヘルメットも
貫通して穴が空き バスに矢が刺さる
三射して 三射めに やっと額に 矢羽が生える ふむ此の感じか
次は M82 の立射で 三人の頭を連射で撃ち抜く 50口径には意味なしの盾
M240を3丁担いで 30m向こうに居る 田中達のトコに行き
「こいつが指揮車にいて命令をして俺をイジメようとした 田中だ
しかも判り易い徽章も付けてないし銃は服の下に隠してた 非正規の便衣兵だ
ジュネーブ条約でも保護されない イジメ犯だ 報復の拷問も暴行もOKだ」
腹と顔に蹴りを入れていく 血と歯を吐く
両肩 耳たぶ をハイパワーで撃ち抜く
「お前らは制服を着てる ホルスターも外から見える 交戦者だ 投降すれば見逃す
このまま正規戦闘で 弓と狙撃銃の練習を続けていいか よく考えろ」
「投降する 盾などを持っていけば良いのか」
「5人で持ってこい 20分の時間をやる 指揮車とか車とか死体とかよく見て帰れ
ついでに新型の小型無線機を拾い集めてこい 壊れてない奴を持ってこいよ
写真も撮って報告書を書いて提出しろ そこまでがミッションだ
根拠のない権力や使えもしない武装があるからと 上から目線のドデカイ態度で
小僧一人と舐めて掛かって イジメをやって 反撃されてこの惨状と教えてやれ
親分の土下座の謝罪と 謝罪文 銃を向けられて怖かったから
慰謝料40億円な オールバックの倉田 享年47 イジメの主犯格が
イジメの命令をして滑ってたが 俺のネタに乗ってくれたので割引だ
オールバックなのに黒いメッシュの手袋嵌めてレイバンまで掛けてくれた
ネタの理解る享年47だ ついでに このクズ 三人も連れて帰れ」
透明な盾を5人で50枚位持ってくる その辺に転がってる射殺死体
頭が半分無いのもある 死体と言うよりも肉片もある
盾を持ってきた機動隊の無線機がデカイ
「なんでだ」
「予算が廻ってこなくて更新されていないので旧式です」と素直な答え
「そうか」とちょっと気の毒になる
「互換性がないみたいだ 充電器と予備電池は要らない なくすと始末書だろ」
「今から 矢の回収に行く 逆らうなよ 俺も皆殺しはめんどい」
歩いて行って 頭をヘルメットごと スヌケでかち割って 矢を回収する
透明な盾 貫通してるのは穴だけだが 矢羽が生えてるのはヒビが入っている
しげしげと 見分した後に
「タオルがバスにあるだろ よこせ」と貰って 矢を拭いてると
新型の小型無線機で皆壊れいて 機動隊のは旧型ばかりと 厳しい現実
「東京モンが うちの縄張りでうちを盾に勝手なことをやるな」怒ってる
「よし20分経った 東京へ帰れ 報告書書いてイジメはダメだと報告しとけ
立場を利用したイジメには容赦ない報復が待っているとな」無線で言うと
ポリバスに仲間の6人の遺体と田中警部達三人のみを収容して 出発していく
「長野県警 此の盾は 最新?」と訊くと
しげしげと見て
「最新です うちのがモデルB これが モデルF 折りたたみのはモデルG」
しまった 最新のモデルG 長野県警にあげちゃった
バスから降りてこない長野県警
「まずは 長野県警の証拠が見たい 今来てる人は信用できそうだけど
東京モンが 長野県警を偽装してたら どうする」
無線で確認する長野県警
「東京モンは長野に入ったバス5台と指揮車を燃やされ全滅です
先程のポリカの盾のポリバスが最後の一台
機動隊も県警本部を出て全員コチラに入ったと 本部の久美さんの確認です」
「久美さんっって」
「本部を仕切る お姉さんです」
「やさしい人?」
「はい」
「そうかぁ 県警本部の やさしいお局様の久美さんかぁ 綺麗なんだろうな」
長野県警 殺戮とは別の頭痛がしてくる
「まぁいいや 不審な動きでM2ぶっ放してM240 で掃討するだけ
命掛けるほどのことか ごめんなさい って言うだけだろうに」
店に戻って
「俺と栄子ちゃんの安全もあるけど それより、今みたいなバカが
自部署から出たら たまらないから という話?」
「一字一句間違っていません」外務省は正直に答えた
「栄子ちゃん この人らはこの人らの事情で張り付いてる ある意味気の毒」
「仕方ないです 事情が事情ですし」諦める栄子ちゃん
今宵も深けたようで