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第187夜 野外炊飯ならとの条件付きだが ◯を貰えて

いつの間にか後ろのBoxシートに座っっていた 岩月夫妻

「それは 俺達でやっておく 至急ケンタを名古屋に呼ぶから

 ケンタと矢田くんとで検討して貰う エキスパートに任せるのが一番」


「見破れなかった 仕方なしお任せします」ギブアップの生田くん

「ところで美里さん達は 気がついていましたか?」

「無理 父と父が選んだ継母 全く気がつけず」美里


高雄さんの背中を見に行く堂本さん 美香さんの背中で見つける

TDRFの徽章のバッチ 外して

「これだ 不人気で誰も付けなかったTDRFの徽章 分隊長が持ってる

 五竜でTDRFのメンバーが習志野の背中につけて 一個だけ大円に返して

 大円も持ってるハズ それが美香さんの背中に付いてた」堂本


「買ってきたぞ これが知多半島で一番美味しいクッキーと紅茶だ 奢りだ」

クッキーの袋と紅茶のポット 紙コップを配り ポットを優香ちゃんに渡し

「優香ちゃんの配膳で 頂こうぜ 俺の配膳より三倍は美味しい」大円


優香ちゃん 流すを選択することが出来て 好茶の配膳が出来る

皆で 紅茶とクッキーを美味しく頂き 名古屋駅で電車を降りて

由美香と美久は ガードの車のお迎えで帰っていく


「大円さんも来ましたし ビールでも行きますか」優香 伊語に復帰

「それは生田くんを婿に誘うトラップ?」美里

「優香さん ごめん 婿なら『憧れのお局様』のトコへ」生田くん

「そう言って 19の嫁に 嫁より若い愛人 悪い前例が」美香さん

「でも俺は 矢田店長の弟子 目標は矢田店長」生田くん

「それなら22の嫁 来年になれば私も22」優香 強い

「来年までに俺がフラれる」躱す生田くん


消える大円


「流石 大円 追いつけない」高雄さん

「栄えてる街 行きますか」堂本

「いえ 一度帰って 余ってる柵を包丁で引きたい」美里


「いけますよ 父の懇意の料理店 言えば厨房を貸してくれます

 包丁も貸してくれます 試しに行きましょう」優香


料理店の厨房を借り 包丁も借りやってみるもダメ サシミでもダメ

さっぱり解らない

「ひょっとして 屋外なら出来る?」生田くん


店の前にまな板を出して 道行く人の前でやってみる

包丁はダメ サシミは行ける サシミだと賄いで出せる 板長


板長が包丁の柄に手拭とゴムを巻き グリップにしてくれて やってみる

包丁グリップ改 かなり上手な刺し身を引く美里

「うちのNo3よりは下だが 上手に引けてる 賄いで出せる」板長


汁も店の前の屋外なら ピークワンで美味しい赤出汁を作れる

厨房に戻り やってみると ダメダメの赤出汁


「確かに 屋外での調理が基本で15年やってきた

 そこの矯正からやる必要があるのか」高雄さん

「帰ったら パーク大円の公園は火の使用可 水道も消火栓あります

 一度 屋外で 公園で 教えてみます」美香さん

「包丁の柄もグリップに変更で 私のも変更」優香


「ケンタが明日の夕方に来てくれる 包丁は堺の逸品

 まずそこのお店に相談に行く」高雄さん


「それはそれで 私どもの料理をどうぞ」板長

席に通される 7人 いつの間に大円も戻ってきて座っている

明奈も来て 8人で美味しく頂く


「いいけど 私 生田さんにフラれて 凹んでるの そこ解ってる

 特に明奈は解らないと 解れば この席にはいないよね」グダる優香

 

明奈を抱えて 消える大円


残った6人 5人は優香の生田くんへの未練を聞かされ続ける

「生田くんほどの男 それだけの女ですか 純金では足りませんよ」

美香さんの説教が始まる コンコンと続く説教


男三人は ポン酒の燗を呑んで無視を決め込む

高雄さんが 退避一択 と部屋の隅に宴会盆を3つ並べてポン酒


「その辺で」と美里が言った瞬間 美香さんの砲口は美里へ

「美里さんは 運良くレベルではなく 豪運で良平さんと言う・・・・

 優香さんは運ではなく・・・」

優香と美里 正座で 説教をコンコンと喰らい続ける


「あれでは救助艇も出せませんよね」生田くん

「パーフェクト・ストームだよ ヘリも落ちる」良平さん

「この薫物が旨いぞ」もう諦めた高雄さん


どうこう出来ないので 矢田に助けを求める生田くん

「そうか 大変だな 報告書は明後日まででいい

 明日の業務は報告書の作成 クライアントの認印を貰うこと

 明日は店に来なくていいからな 報告書をキチンと頑張れ」

無関係な報告書の話だけで終わり 電話を切る矢田


「クライアントの認印って 高雄さんも契約してるんですか」生田くん

「見破れたら が入った契約書だ 見破れなかったから契約は成立」高雄さん

「はい??」

「見破られたら 生田くんが凄くて 俺ら夫婦は解約 見破られず駅まで

 契約成立 俺はサクッと認印を押すが 美香がなぁ あれだし」高雄さん


目眩がしてくる生田くん そんな目眩を吹き飛ばす怒声


「なに 一見がどうだと 責任者を出せよ

 俺の顔では入れないかもしれないが 呼ばれてきた

 どう言うことだ」謎の男


「事と次第に寄っては暴れるぞ」謎の男2


「古田さんも飯島さんも ちょっと落ち着いて 

 門番さんも 優香ちゃんが生田さんと来てるだろ

 一見だからと 蹴る前に確認しろよ それからだ」和田


ダッシュで行く生田くん 続く優香ちゃん 美香さんの説教から逃げ出してきた


「和田さん 来てくれて そちらの方は和田さんの先輩ですか」優香ちゃん


一気に 柔和に成る 古田と飯島

「和田がな 滅茶いい女が居るって 仏語が通じると教えてくれてな」古田

「そうそう 俺ら女性とは仏語なヌケサクだし」飯島

二人共 仏語に切り替えてきた


どうしようと考える二人 優香ちゃん 仏語はダメで伊語と日本語


「Mi dispiace. Mi dispiace.

 Sembra che ci sia stata un'informazione errata.

 Parlo solo italiano e giappones」優香


「Qu'est-ce qu'il dit ?」飯島


「Je suis désolée. Je suis désolée.

 Il semble qu'il y ait eu des informations erronées.

 Je ne parle que l'italien et le japonais.」生田くん


「ごめんなさい 情報が間違ってて

 優香ちゃんは伊語と日本語 仏語はダメ だって」和田


「それはしょうがない けど伊語を教えた担当者は

 仏語より30%増しの持ち上げ ちゃんとやってくれたよね?」飯島


「親父直伝のシチリア島でも通る持ち上げで」生田くん


「そっか Posso andare a cena con Yuka.」古田


「Venite a cenare con noi.

 Ti chiederò il tuo nome a tavola.」優香


「はい?? 伊語!!」飯島


「俺は優香ちゃんと一緒に夕食に行けるな と古田先輩

 一緒に 夕食を頂きましょう

 お名前は 店の席でお聞きします と返した優香ちゃん」和田


「古田 いつの間に」


「日本語はヤバイが仏語を熟した あとメシウマ国の伊語を熟せばいい

 職場でな 仏語も伊語もラテン系だし 伊語もと無茶振りされてな

 これだけ可愛い娘でも伊語の持ち上げを理解してるなら日本語でも

 そうそうはやらかさん 日本料理店だ日本語でいこう」古田は仏語


「了解」飯島 日本語


「この三方は 私のお客様なので 席に通して頂きたく」優香


席に通されると ライオン三人 キチンと正座をして頭を下げて

「はじめまして(古田|飯島|和田)と申します

 お呼ばれで のこのこ参上しました よろしくお願い致します」


場を支配しているのは美香さん 

「よくおいでに 食べてお酒を頂きましょう」仏語でカマス


三人 仏語が通じる 持ち上げOKと判断して 40女をガンガンに持ち上げる

美香さん 気分良く お酒が進む

生田くんも参戦して 美香さんと美里さんを持ち上げる

料理に進歩があり 持ち上げられて日本茶が進む禁酒中の美里


仏語が理解らくて ボッチになりかけた 優香に

「こんな可愛い娘を ボッチではいかん 日本語で」古田


「そうは言っても 仏語くらいは」美香さん


「今 伊語を頑張っている それを認めてあげないと

 料理も 和田経由で生田くんの野外炊飯の指導も聞いている

 こっちの三十路は至急だろうけど 優香ちゃんは長い目で」古田


「その三十路 昨日今日でキッカケがあり 一気に行ける芽が出た

 俺の行軍訓練 野外炊飯が いいかもしれない」生田くん


「じゃあ 問題は?」飯島


「あとは 二人が頑張るだけ 黙って必要物資を送る 見守る」高雄さん


美香さん もう説教のタネを潰され 持ち上げで楽しく呑むに方向転換

となるとライオンの三人と生田くんで 持ち上げまくって 

「彼女が待ってますので」と古田と飯島

「彼女さんのお友達と後輩が待ってますので」和田

「明日の夕方 認印をパーク大円に貰いに行きます」生田くん

矢田からの救援依頼も熟し 一仕事終えたとさっさと帰っていく


矢田 優香ちゃんから 生田くんも連れて料亭へ行く との連絡で

揉め事は 美里さんが美香さんに叱られてがスタートと読んで

和田に電話 栄た街に先輩と居るとの事で その料亭に向かうように指示

和田くんは違うが 古田と飯島は柔道部で矢田の後輩 二人の諾で向かった


「とても大円の後輩とは思えない 空気の読み」良平

「でも 最初の店との激突とか 仏語を熟すとか大円くんの後輩候」高雄

「部屋での挨拶 武道系 矢田くんの系列かも」読みが鋭い美香さん

「そう考えるのが 一番筋がある」と三人


「彼女が居るのね 居なければ優香さんにアタックGoなのだけど」美香さん

「和田さんと村井さんには見事に躱されました 先輩の二人も彼女持ち

 との宣言で帰られましたし 本気でいい男は売れてますね」優香


「大円も俺も高雄さんも隊長もだが どうにもクセが強い

 大円はパンチだし鯉ガール以外はビハインドもいいとこ

 そこを飲み込める女しか付き合えない 意外とフラれる

 そこで行けるように準備をしないと まずは伊語と料理を頑張る」良平


「がんばってね」と他人事で言ってしまう美里


実父 継母 旦那 の三人に囲まれて

「お前は 何を言っている お前も料理を頑張るんだよ

 レーションじゃなくて 料理 な

 レーションじゃなくて 料理 な

 レーションじゃなくて 料理 な

 大事なことなので三回言ったぞ 

 レーションじゃなくて 料理 な

 もっと大事なことだから 4回言った」


良平さんはここまで言えばヨシ!と目を離す

「矢田くんは重要と三回言ったのに

 缶ビール片手で渡ったのは誰だ

 四連ちゃんは誰だ 思い出せ」

止まらない 高雄さん 普段抑えてるのが爆発

美香さんが止めに廻る事態になる


美里 翌月曜日 朝から料理はマンション敷地内の公園で

ピークワンを6台使って飯盒炊飯からスタート


昼食も夕食も美里の野外炊飯 繰り返しての検証中

煮物と卵焼き(だし巻き)も熟していく

M390サビナイフの出刃とサシミでなら万全に対応できる


生田くんも純金三人と一緒に来ていて

公園内にある東屋で 参加者の皆に報告内容の確認をして貰い

認印を貰い行軍訓練完了

ケンタも居て 生田くんの報告内容を聞いていて

「報告書に認印で完了 若いのにしっかりしてる」と遠い目に成る


美里の野外炊飯の料理が出来上がり 皆で食べてみる

「美味しいい 煮物の人参も里芋も綺麗な形だし」山の幸に煩い大円

「このイカ 綺麗に捌けてる 飾り包丁もいい」68&38の教えを受けた明奈

「ご飯も美味しい 米が立ってる」美香さん

「卵焼きと言うかだし巻きも美味い」ケンタ


「ご馳走様 まずは野外炊飯の美里さんを目標に」優香ちゃん

「ごちそう様です 私達は行軍から」とかなり凹んだ由美香と美久

迎えのガードが来て帰っていく純金三人 生田くんは歩きで帰る


食べ終り後片付けは美里に任して 6人で話し合い

「アレだけ出来れば 堂本さんが文句言ったら隊長に言いつける」大円

「そうだよな いったい何があった」ケンタ

「カクカクシカジカで屋外とナイフのグリップが起点で」堂本


「まず包丁屋に電話して グリップの件 包丁屋と現地で相談しよう」ケンタ

「包丁屋さんに対応して頂けそうですか」美香さん

「そこはVG10で包丁を創る店 柔軟だ 包丁屋に行って相談

 明日の朝から堺に行ってくる 美香さんと美里さんもね

 俺も報告書を書かないとハマる サインしてね」ケンタ

「生田くんの砥いだM390のサビナイフ 俺のがあまり使っていない

 切れ味もいい 包丁屋さんに持っていって参考にして貰わないと」堂本


VG10の包丁屋さん 生田くんの砥いだM390のサビナイフをみて

柔軟ですぐに 堺刃物組合でナイフのメーカーと話をして 

柄をグリップに交換してくれる

優香ちゃんのを交換中に

堺の地の魚や野菜も揃えてくれていて チャレンジする美里


だが 室内でダメは継続 野外炊飯なら綺麗に切れて美味しい

包丁店の河原(兄)店長とナイフメーカーの河原(弟) 爆笑して

「ゆっくり慣れるしか 野外なら包丁もナイフも綺麗に使えてるから」


美里 凹むが 野外炊飯ならとの条件付きだが ◯を貰えてランクUP

VG10ナイフグリップ仕様の包丁が入ったデカイスーツケースを

2つ持って 新幹線の人と成る三人


今宵も深けたようで

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