第160.5夜 やってみて初めて理解る 物理計測のお茶の道
お盆ですのでお盆休みに入らせて頂きます
本編の再開は 8月21日1200 を予定しております
完全に物語から外れてるので
ただの言い訳と 言い掛かりなのですが 一応エビデンスを付けて
作者 茶はね
50年ほど前に 形のお付き合いで何度か通い、態度が悪いのでつまみ出された
当時は つまみ出す余裕があったのね
今だと、門下の人数的に流派の維持が出来な家元が沢山いる
45年ほど前に 某禅寺で3日間の集中特訓
高校で無期停学を喰らい某禅寺に放り込まれただけとも言います
某禅寺では 調心 の一環でお茶をやりましたので袱紗の折とかどうでもいい
この思想が 作品に色濃く出てるかも
就職後にお見合い目当てでお寺に通ってた程度
一緒に行った 友人には見合いの口は北 作者にはこなかった
その後は 偶に 物理計測の茶 を自分で点てて飲む程度
もちろん 茶杓は薬匙w 柄杓の代わりにメスシリンダーw
160夜の この部分で破綻してるのに無理くりにしてるので検証をしてみました
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0.1gが測れる重量計と100mlで1mlが見れるメスシリンダーと漏斗を
買ってきて貰っているので それらを奥行き3尺幅6尺ある畳の床の間に
水平の校正をして設置されたボードの上に並べる
メディチ家の茶室にあった中棗 5つ全部に抹茶の粉を満杯にして 5つ並べて
茶の粉を2.2g 2.1g 2.0g 1.9g 1.8g 各2個 薬包紙の上にすくって置いていく
茶碗も色々なのが10椀有ったので 10椀並べて
水指から水を柄杓で掬っては椀に入れ ガエターナに水を補給して貰いつつ
椀に 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69mlで入れる
「どうぞ」と 床の間の重量計とメスシリンダーを示して見せる
お客さん二人は「測れと言うことか」と測ってみて
1.8〜2.2を0.1gで刻み並び 60〜69mlを1ml刻みで並んでいるのをみて
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まず 質量計ではなく なぜ重量計なのか
質量の測定には地球上の緯度に寄るGの影響の排除が必要
なので天秤と分銅で測定するか 緯度補正機能付きの電子天秤で測定するかどちらか
さすがに天秤は面倒で辛い 緯度補正のは高価だし校正にもそれなりの原器が要る
純金の日本での時は 入手もしやすいので 質量計+分銅の原器にしました
重量であれば緯度が変わりGの変化も含めた 重さ だし 0.1g単位なので
2.0gであれば 1.96〜2.04gの幅は測定誤差と流して 簡易な電子計りで測定が可能
風袋もポチッとで差し引いてくれる
そもそも同一地点(=同緯度)で『差分を並べたい』だけなので
言葉もカタコトの伊 質量計は入手経路も難しく 入手が簡単な重量計を採用です
作者の手前座にあるのも キッチン電子はかり なので
なぜ中棗を5つ並べるかと言うと中棗から茶杓で2回掬って約2gなのですが
中棗に入る粉は110JPY/g 程度の 濃茶用の上物の粉でも作者の使ってる
木の漆仕様の中棗だと30g位しか入らない 30gだと入れすぎ感がある
中棗でほどほどの粉の入り具合だど 25g程度が落ち着きがいい
最初の三杯≒6g位は1回1gを掬えますが 掬っていけば当然 嵩も減っていく
お茶の粉の嵩深さが浅くなり 粉を掬いにいく茶杓に乗る嵩高さも低くなるし
乗る幅も狭くなる 物理的に茶杓に1gが掬えない
なので中棗を5つ並べてと入れてます→満杯の中棗で各二杯分づつ
ここで中棗1個で30g(満杯)入るからと 10杯分の20gあるから 1個で大丈夫と
油断してて 実際に検証をしたら 掬う時に 茶杓で粉の形を整えてとの
一手間が必要との不都合な真実がみえて 中棗を5つ並べてを追加
やはり検証実験は大事 危うくド滑りしてるところでした
茶杓も固定しないと 一掬い1.0g の練習にならないのですよね
手作りだし幅にRにバラつきある 更に先端形状も色々ある
やはり薬匙(作者の業界ですとスパチラーと呼びました)が最強
ちなみにこちらの世界のデカイ流派の正規の茶席ですと 棗は一個を使い廻し
一杯の茶を点てる度に 水屋で茶の粉を足して均して とちまちまとやります
棗の拝見とかで、粉を掬った後の景色の拝見もあるので そういう仕来りだそうです
続けて 3人前≒6gを使うのは 先日見ました Maxでも5人前が限界
茶室も5人並ぶといっぱいですしね ここでは拝見はどうするんだろ?
「棗に30gしか入らない 5杯目以降は掬えないんですが」と講師に訊いたら
この「30g」の時点で「はい??30g?」と聞き返されました「g」引っ掛るようです
でも家庭でお茶を楽しむのに、粉の上から継ぎ足し方式は嫌ですよね
棗に入れたら使い切って 棗を清掃して 次の粉を入れる 普通ですよね
地場の石臼がある、お茶屋さんはg単位でビニール袋に入れて販売してくれますので
中棗に30g入るなら30gで買うのが道理ですよね 朝と昼で2杯/日 7日分です
30g買って30gを中棗に入れて、空になるまで使うのが道理ですし
デカイスーパーにある様なお茶屋さんですと、20gを樹脂の小棗に入れて販売してる
お茶屋さんはSI単位のgを使いますが この世界の茶道にgの単位は使っては
いけない様な意味不明な雰囲気を再度感じました
でも、物語では自由な宝生様直伝の大円 質量計も重量計も使う
という市井のお稽古では つまみ出されるレベルなので
中棗が5つあれば5つを並べて使います
2杯分の茶の粉を 1個の中棗から一度に掬ったりもします
どの道 ガエターナへの教え鍛えをする気なので ガンガン茶を点てていき
150gは簡単に使い切る予定なので 大円が恐れる勿体ないお化けは 出てこない
茶杓や棗の拝見は 茶の美味しさとは無関係なので
ガエターナの教え鍛えは 拝見 の前までで修了なのです
次に、これも茶道の講師には嫌われるSI単位のml
椀に25℃のDHMOをmlに相当する量を注いだ後に漏斗を入れたメスシリンダーに
注ぐいで60ml〜69mlを並べる こっちは どうしようもなく大嘘を書いてます
大嘘回避の策で 水差しから と書きました
水差しは、そんなに多量のDHMOが入らない
デカイ流派の仕来りでは 一服の茶で水指から使うDHMOの量は柄杓2杯分
その仕様の容量に設定されているので ガエターナに1回づつDHMOを補給して
貰わないとDHMOの嵩が減り 掬えなくなる
作者の持ってる水差し すりきり一杯までの25℃のDHMOの入る重量を測定
大きい方で1460g 小さい方で1056g 持ち運びを考えると2割減
小さいほうだと、DHMO850gを投入後 8回目を掬う辺り(480g)で柄杓が底に
当たり一回で柄杓満杯まで掬えない 中棗の粉の量と同じ構造
茶釜の98℃のDHMOでやるにしても、相当大きな茶釜でないと深さ=嵩の問題で
600mlの湯とか無理 作者の4000mlのDHMOが入る茶釜でも 普通に湯を入れる
量は吹きこぼれとかを考慮して3割減 2800mlの嵩から540mlを使用すると水深は
浅くなり 柄杓が斜めになりかなり辛い
小さめの茶釜ですと 柄杓が底に当たる 万物の理と会話しても物理的に無理
水を足すと湯温は下がり密度・粘度の変化が出てくるので更に無理
なので作者 無駄に茶釜の上まで(3500ml)の湯を沸かします
使用量は60gの練習がてら6回掬う
椀の加温様に6回=約360g→温めたら茶筅荒い用の椀に移す
ここの6回で60gを体に刻み込む
+飲む用 60g 計420gを使用して 余りは紅茶や麦茶のお湯として使います
3歩の移動時間を 1gの材料の無駄を 省きコストダウンをしてきた作者から見ると
茶の粉にしてもDHMOにしても実使用量に対してバッファでなく物凄い無駄がある
一人の客に1服饗す度に水屋に戻って補給とか無駄の極地
他の客は待ってるだけで足がしびれるだけ
侘び寂とか言いながら 無駄を許容できる お金持ちの年寄りの遊びに堕落している
令和の今 総務省調査結果の茶道人口がH8→263万人 R3→92万人(Cov19前)
デカイ流派の公称門弟人数100万人 どちらが正確なのでしょうかね
事業所数が半数以下に激減し、毎年平均年齢が1才づつ上昇していく
食い止めようとデカイ流派本体が 赤字覚悟の完全前金制の入門コースを設定
これが答えでしょう
戦国の頃の 茶を見てみたい
ここから回避出来なかった大嘘の言い訳
こちらの世界で メスシリンダーで測定して 椀に入れて
再度 メスシリンダーにて 測定 としても どうにもデータがおかしい
そこで室温25℃だし1g≒1mlと近似して重量計で椀の重さで測ったら 付着分が発覚
椀に付着するDHMOの量が椀の仕上げに寄ってって変わりますが0.8〜2.8g程度ある
(変数αとする 室温・水温共25℃でDHMOの密度997kg/m3として g≒mlと近似)
メスシリンダーのガラスと比較して陶器の椀は表面が基本粗い 更に粗い物がある
多種多様の表面がありしかも洗浄度合いで これまた同じ椀でも付着量が変わる
椀の数 n=7の調査結果 椀からメスシリンダーに注がれる DHMOの体積としては
椀に注がれた水の量ーα (g≒ml) ml となります
椀へのDHMOの付着量を 100回位測定してAveを出して風袋として計算に入れて
大円に語らせるのはね 無いんです 万物の理との会話で
椀へのDHMOの投入量を1ml単位で並べ切れる男ですからね
昭和の鷹さんだと端から投入量をメスシリンダーで測定してやってますから
このキャラも やることはない
考察1)室温のDHMO→温度変化=体積変化の少ないDHMOで
やると粘度が高く椀に付着する
検証 柄杓に一杯の室温のDHMOと98℃のDHMO
室温のDHMO 粘度が高く表面張力で柄杓容量より多く掬える
98℃のDHMO 粘度が低く表面張力がでないので柄杓の容量までしか掬えない
粘度の下がる湯だと 椀も98℃のDHMOを予め投入しておいて温めますが
厚みのあるのから薄いのまで 底の形状も広いのから狭いのまで多種あり
熱容量も様々 しかも工程時間で温度は変わる
茶釜の98℃のDHMOは柄杓で掬われた瞬間から柄杓と椀とメスシリンダーに
熱を奪われ温度は下がるので密度が上がり体積としては減ります
粘度は下がると行っても椀の表面粗さで付着もある
作者は万物の理とは会話できないので 茶釜から98℃のDHMOを柄杓で掬って
メスシリンダーでDHMOの体積量の測定して 椀へ 再度 メスシリンダーで
測定をやりましたが データがぐちゃぐちゃ 並ばない
どころかメスシリンダーに投入した時点で温度が下がっていき体積が減少していく
温度計も安物の熱電対式 温度測定で1分も掛かると その間で体積が減少していく
考察2)茶釜で加熱保温されている98℃のDHMOでやっても
温度変化=密度変化でメスシリンダーでは体積(液量)で並べれない
椀やメスシリンダーに投入後の湯の温度も熱電対で相当反応速度が速いのを
使わないと測定できない 市販のキッチン温度計では測定に1分ほど掛かるので
その間にDHMOの温度が変化する→密度も変わり→体積も変化する
CAの0.3mmクラスの熱電対+10回/秒測定が可能な本体でないと使い物にならない
DHMOの密度の数値は以下を使用
この密度で DHMO 60.00gですと計算上
温度 密度 体積(液量)
98℃→959.921kg/m3→62.51ml
70℃→977.781kg/m3→61.36ml
25℃→997.062kg/m3→60.18ml
但し、茶釜から溶けだす鉄分などの不純物は計算に入れず
結論
室温のDHMOを直接 柄杓からメスシリンダーに入れて測らないと液量は並ばない
かと言って、お茶の話なので柄杓で掬って椀に注がないと物語上辛い
メスシリンダーへの直接投入だと 目盛りが見えてるからズルと言われる
まだ、しれっと椀を重量計に乗せておいて 風袋として差し引いて重量計で
DHMO重量を測定して並べるのがマシなのですが、これも表示を見てのズルが
出来るのと お湯の量は60mlと体積で表示してしまっているので今更変えられない
→後書きで言い訳しておこうとしたら
長くなったので閑話休題で0.5話になりました
そして茶釜のDHMOの98℃
沸騰させると気泡を掬ってしまうので柄杓で掬う量が不安定になる
また茶釜の錆とかの溶出もあるので沸騰させない 温度を下げない
ギリの高温のDHMOは98℃となります
電気ポットの98℃も沸騰で泡が出ないギリ高温の98℃設定なのです
作者は茶釜をガスバーナーで加熱してキッチン温度計で98℃とコントロール
これを炭でやるとかだと、管理は大変な事になるでしょうね
作者は炉を切った部屋を持っていないので 通年風炉の予定で準備中です
別に冬でも風炉を使う事もありとの事なので 風炉を使います
そもそも風炉に炭に似せたニクロム線の電熱器(偽物)で加熱しているのに
炭(本物)で加熱する風炉を冬に使うのとどちらが真面目なのか(屁理屈w)
☆デカイ流派を名乗る”お茶の先生”がwebにはいます
「薄茶の量とお湯の正しい量
薄茶の場合
抹茶:2g
お湯:60㏄
これが正しい量になります。」
と能書きが書いてあります
抹茶の2gの表記ですと有効数字は1桁で1.6〜2.4gですよね
そして、それは質量なの? 重量なの? 天秤で2gならかなり正確ですが
DHMOの 体積として60mlは上記の様に粉が入っていない状態でも
椀に注がれたら事後検証の測定は困難 粉が入っていたら無理
どこの時点で何℃の60ccなのか 示していない
重量で測定しても 60mlで98℃→57.6g 25℃→59.8g 計算上これだけ変化する
数字を出すなら検証の方法とその検証の測定方法が正しいとのエビデンスを出せと
最後に
「ぴったりには出来ないので、茶杓のすくい加減
柄杓から落ちるお湯の音を聞いて、大体の加減を覚えるようにしましょうね。」
ですって
数字を示した挙句 万物の理の声を聞けと同じことになってる
なら物理計測での2.0gと59g(体積での表示は難しいからヤメ)を体に刻み込めと
そしてもう一人の登場人物の柄杓 これがまたトラッパーでした
柄杓の同じ風炉用でも 所詮手作業で竹を削った物なのでバラツキがある
そこをは誤差範囲としても そもそも風炉用と炉用で柄杓の容量が違う
これで2種類の容量の柄杓が存在する さらに小ぶりは柄杓もあり
作者の手元に6本ある柄杓は 大2本 中3本 小1本と 3種類の容量のある
一番簡単な柄杓に一杯に湯を汲み 投入後に残る湯の残量で投入量の均一化
作者 サイズ中の風炉用で練習中です 椀を重量計に乗せ59±5gまでは来ました
ブラインドにして投入後に開けてびっくり のシステム採用
そして小の柄杓 98℃のDHMOを一杯まで救うと65gの容量
もう少し小さければ なのですが どうもこの小は一般的では無いようで
中の77g位が 風炉の一般的な柄杓との事
ただ、柄杓を変えると 当然 柄杓の容量は変わるので 残す湯の量も変わり
体感のトレーニングのやり直しになるトラップ付きの諸刃の研鑽
万物の理の声が聞けて 教えて貰わないと色々無理
☆昭和の鷹さんでは温度計を貼り付けたメスシリンダーに湯を入れ
湯温と湯量を 粉はスパチュラーで薬包紙に乗せて重量計で管理 投入時点で統一
椀は放熱速度で統一して揃えて、椀の温度管理もしてる
約2gと70ml&お湯を2度に分けて入れる→京都府 お茶のおいしい入れ方 抹茶
https://www.pref.kyoto.jp/chaken/irekata_maccha.html
を参考にL9と直行配列で検討して美味しいお茶を追い求めました
今回の検証には容量100ml 目盛り1ml JIS R 3505 規格品 クラスA のメスシリンダー
0.1gまで表示する重量計(ロードセル式 精度保証ナシ)と椀7個を使用しました
この検証の過程で 100服位点てて呑んでまして新発見もありました
茶筅の80本立てがノーマルで100本立ては初心者でもよく泡が立つ
能書きは見るのですが余り性能に違いはない
数穂(七十本立)は今回未評価です
それよりも茶碗の性能に寄って 茶の点て易さが全然違う
なんとか焼き なんとか窯 桐箱の共箱とかの能書きよりも
〇〇展 入選とか入賞とかの作家の能書きよりも 強烈に大事な事がある
いわゆる抹茶茶碗として見慣れた 底が広く平に近い椀は 物凄く点て難い
>粉をお湯に溶かしきれず 飲み終わった後に 粉粉が残ってる
点て易かった椀は 茶道の陶器について1時間ノンストップで語った
老舗の陶器屋の店主のお勧めで買った 店の紙の箱の椀
窯の名は刻んであるけど 何処のかは不明で 店主も言わなかった 椀
この椀 手前座に座ると茶を点て易い
茶筅の動かし方を分散・撹拌の理論の通りに誘導してくれる
客で座れば正面から外すと飲み口が でん と現る
手前座にも客にも優しい椀
この椀の値段の2/3は店主の1時間ノンストップの語り料でいいと思うと
激安のお買い物をしたと思っております
この店主お勧めの椀を使って発見したのが
〇〇展 入選とか入賞とかの作家の能書きの紙の入った木箱入の椀の使い方
仕来り通りに 椀の柄を正面を正面に置いて 使うと物凄い点てにくかった
柄の正面を無視して椀の言うとおりにすれば あら不思議に使いやすい
その様に客に進めて 客もズラせば飲み口も見えてきて飲みやすい
「この椀の柄の正面はフェイク 椀がこう使えと言っている」と押し切れれば
手前座で茶の点てやすい椀 椀の正面と柄の正面がズレてる作家のトラップと
能書きが垂れられる
由美子さんの兄の椀のような悪戯の椀を 奥で落として持ってる とは
作者も『持ってる』
やってみて初めて理解る 物理計測のお茶の道編 以上です
やってみて初めて理解る 〇〇のお茶の道シリーズ をまた書くかも
本編に関係なさすぎで
今宵も深けたようで