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第152夜 藤田の幽霊を仲間外れに作戦だ

ピットを片付けた三河バイクWith軍団&信濃流 順にハウスでシャワーを浴びてる


「みんな 明日まで休みとってるな サーキットホテルも追加でシングル10

 ダブル5が取れてる 後は ハウスもある 料理ももうすぐ運ばれてくる

 シャワー浴びて着替えて待て」大円


ゴソゴソとクラリスと話すサロンとご当主 

「シャンパンもワインも山程ハウスにある4耐と8耐の優勝 呑もう」クラリス


「裕太と心太は?」大円 


「明後日の前期ラストの実験 やらかすと単位がぁ 準備がぁ〜と言って帰ったよ」

 藤田の幽霊


「なんで お前が知ってんだ?」


「昨日 話をして仲良しだから」藤田


「藤田 表彰台の真ん中にも代わりに乗って貰った あの表彰台は今年で最後だ

 間に合わせた 成仏しないのか? それと 清須には、ちょっかいを出すな」大円


「銀の四輪の人がさぁ 二人で組まないかと誘ってくるんだ 

 清須の二人も気になるし どうしようかと」幽霊


「お前 遅いくせして いい理解った この先は仲間はずれにしてやる


 みんな この先は フランス語のみな ほとけ語じゃないぞ

 藤田の幽霊を仲間外れに作戦だ」大円


コースだとぶち抜けばいい だけどパドックだと扱いに困る 仏語に切り替える皆


全員仏フランス語が通じる 仏語で仲間外れに作戦 藤田の幽霊を消えて行かす予定だ

だけど、多弾頭弾を撃った訳で、さっき到着した純金三人にも直撃して消えていった

そして 英雄さん達にも直撃して寂しく消えていった


あれ??

藤田の幽霊 普通に混じってる フランス語で話をしてる

大円 思い出す 藤田に将来世界に出る時にはフランス語だ と2年間仕込みに仕込んだ

引退後の転職でMOTULの貿易商社に潜り込み本国相手に仏語で頑張っていたのだ


そのMOTULの文字が胸に入ったジャケットでオイルの話で盛り上がってる

YZFもFZRもMOTULのオイルを使っていて西谷さんとも面識がある藤田の幽霊

YAMAHAワークスの4St部門とは再会の挨拶からの藤田の幽霊 どうしようもない


「兄貴様 そのフランス語で仲間はずれに作戦 藤田さんの幽霊は消えないわ

 優香達と英雄さん達が消えた 大失敗だし 可愛そうでしょ」三穂 仏語


「Fujita, suis-moi au tour européen.(藤田 欧州ラウンドに付いてこい)

Tu n'y arriveras jamais avec le quatre-roues argenté.(銀の四輪では絶対に無理だ)

Gin-san est dans le domaine de Dieu.(銀さんは神の領域にいる)

Il ne lui arrive pas à la cheville.(彼には敵わない。)」大円


「Je vais aller parler à M. Houzyou.(宝生さんに相談してくる)」

消えていく藤田の幽霊


「そのまま 案内をして貰え」

と言ったものの 宝生さんもその上の大日様もええだけ自由だし 不安しか無い

そもそも 去年 宝生さんの案内で成仏したはず なんでコースに居るんだ? 大円


「流れ弾を喰らったメンバーには 三穂から この店でフレンチでも奢っておけ」

 店の名刺ともう一枚の名刺を渡す大円 日本語


「これ 超高級店じゃない 予約が取れない」三穂『え?日本語にしてきた??』


「大丈夫 お前のアメックスとリカール家の執事さんの名刺で行ける」大円 日本語


「いいけど この店って店内従業員 全員仏フランス語のみ とかのオチはないよね」三穂


「ぱす で こめんていあ」大円


明奈と典子 店の名刺を見て爆笑してる


「Le restaurant que je vous ai indiqué.(私が紹介したレストランだよ)

 Ce magasin ne parle que le français.(そのお店 仏語しか通じないわよ)」典子


「C'est là que se déroulent les examens finaux de la

  formation en langue française.」(仏語研修の修了検定で行く店だよ)明奈


「Après tout, le japonais de mon frère est un piège.」三穂

(やっぱり 兄貴様の日本語はトラップ)


「Kyouchi interdit de parler japonais(鏡智は日本語を喋るな)」明奈


そんなこんなで、リカール家も推した子たちが 優勝 と大満足で

祝勝会も 皆仏語で話すので 会話もスムーズで大満足

執事さんに怒られる前に明日朝イチにプライベートジェットを飛ばし

リカール家で68達を引き連れて帰ると 皆でサクッとハウスで就寝していく

8耐もやっているので 既に1日押しているのだ


藤田に仏語を仕込んだ事を すっかり忘れてやらかした フランス語で仲間はずれに作戦

英雄さんや純金三人だけでなく 他のチームやプレスも追い払っていて

来訪が極端に少ないとの弊害も出ていたが 優勝で浮かれポンチ 気がつかない大円


この件 5年後のオータバイ誌で 英雄さんの優勝インタビューとして公にされる

英雄さん この年に勝てなった後ハードラックと踊り続けて5年後にやっと優勝

優勝のことより、フランス語症候群についての怒涛の愚痴の垂れ流しの記事になるのだ

また、担当が害虫の通魔さん 愚痴の垂れ流しを 枠を増やして全部載せちゃう


月曜日 戻ってから広告代理店に行き 広告代理店のデザイナーに頼んであった

4耐優勝Verから 4耐と8耐の優勝Verに変更して でっち上げて貰い

カメラマンの撮った写真やらで


鈴鹿 4耐&8耐 優勝 応援ありがとう

私達は三河バイクWith軍団&信濃流を応援していきます

写真 FZRの38と68 YZFの73 

   由美子さんが、訪問着で茶を点ててる姿


信濃流 家元 由美子

軍団 レイバン社長


レイバン社長の写真は 権利問題で勝手に乗せれない との事で

代理店判断で 名前だけになった


という広告と言うか、なにかを裏表紙全面確保で3ヶ月連続の

オータバイ誌 メーターサイクリスト誌 ターヤン誌 ヤングオート誌と

チャンプロードの5誌に勝手に出稿してしまう


チャンプロードは、大円的にはTDRF満期除隊で日本に帰った時に創刊号を見て

すぐに年間購読を開始した ペントハウスの本棚には読む用のと保管用の2冊が

海外放浪中の分も含めて総て揃っているほど大好きな雑誌

読者層が違うと出稿を代理店に止められても、押し切って出稿してしまう


出稿してお金を払ったら 忘れてしまう大円


水曜日

三穂はポール達と伊仏の見合い旅行に出発していく

明奈は夏休みだけど春奈の結婚の件で今週は動けずで ペントハウスで暇してると

由美子さんが「逃げてきた 助けてくれ」と訪ねてくる


「どうしました? そうそう写真もあるんですよ 焼き増ししてあるから」

とポケットアルバムを渡す大円


見て「これも封印だ 栄子に見せれない」溢す由美子さん

「βカムはな つてが出来てサクッとVHSにダビングして貰って 涼子と見てたら

 栄子も見に来て『由美子さんも真っ青さんの有り難みが理解ってない』と大激怒

 手がつけられん 仕方なく逃げてきたが 一晩避難させてくれ」


「それは いいですけど 困ったもんだ

 共演の ひげのおじさんには怒らない ひろしさんにも怒らない

 俺とか由美子さんとか 自分と近い人間が絡むと それかぁ」大円


「4耐の子たちの半分の分別があれば」由美子さん


「あれ 分別違うから ゲン担ぎだから あの映画が敗因」大円


「呑んで忘れよう」とカバンから肴を出す由美子さん


冷蔵庫からポン酒を出す大円 二人で呑んで寝て起きると二人で茶店へ

「とりあえず一晩で冷めててくれると良いが」由美子さん

「冷めてくれないと 他に預け先を探さないといけない また困る」大円


まだSNSがない 情報伝達は口コミ BBS + 週刊・月刊誌の時代だ

4耐 8耐 の件は 一部スポーツ新聞が月曜日に結果を乗せる程度

まだ、静かだ


携帯がなり出ると 真っ青さん

「大円くん 4耐と8耐 優勝おめでとう」


「有難うございます でも 本題はそこじゃない 何を焦ってます?」

焦ってるがモロ理解りな 真っ青さんの電話 後ろから社長の声も聞こえる


「ありがと 本題いくわ 信濃流って戦国武将のお茶ってやれる?

 戦国ドラマで茶のシーンが連発 で、普通のお茶を習っていったら

 監督がイメージじゃないって6人でさ 困り果てて

 信濃流は戦国以前からの流派だって聞いてるから ちょっと聞いてくれない」


「訊いて出来るとの回答だと どうなります?」


「もう緊急なんだ 6人で合宿1週間 無理難題で半泣きだよ」真っ青さん

最悪 俺が出来るし 宮毘羅さんに頼んでもいい


「由美子さん 戦国武将の茶ってご主人の研究テーマだったよね

 由美子さんも行けるでしょ」大円


「ガチの戦国武将の研究してるからな 茶も 平成の普通の茶会だと叩き出される

 それほど 変容している これこそは後継者とその配偶者にしか伝えない」


「真っ青さん達6人がドラマで監督に そんな現代のお茶じゃなくて と詰められて

 半泣きで 信濃流で教えてくれと 合宿だそうで」


「一回来て貰って 旦那の眼鏡に叶えば 良いぞ」


「一回来て 信濃流の奥に潜む 旦那さんの眼鏡に叶えば だって」大円


「さっき新幹線から富士山が見えた 家元のトコに向かっ」トンネルで通話が切れる


「今さっき 新幹線で富士山を見たらしい 家元 よろしく」大円


「速攻 帰って 旦那と話をする」帰っていく由美子さん


という また面白いネタが なので まだまだ そっちには行きません

そっちも ツッコむとか能書き垂れたのがいたり 鍛えの時間が要りますよね

そんなに お誘いは要らないので 暫く静かにお願いできませんか

栄子も返してほしく 嫁なので あんまりだと俺も困るので


誰ともなく 独り言を言う大円


今宵も深けたようで

チャンプロード


作者の年代だと、まだ創刊前で族もしょぼかった異世界の昭和

創刊されて笑ったのは、街では見ない若い子のパンチパーマがいっぱい写ってる

作者も創刊時点では髪の毛もあり紫のロッドでパンチ 30まではパンチ

パンチの間はチャンプロードでパンチ仲間の写真を見てました

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