第116夜 もう兄貴とは関係なく出てくるメンバーだ
赤灯を廻した白バイとPCの先導で アリスの家に送っていく
「アリス 明日は0730に迎えに来るから」と宣言する妹
PCのドライバーに「もう勘弁して欲しい」とお願いに行くと
ニホンカワウソ先輩本人 目眩がする妹
「三穂ちゃんだし 本部長も3ヶ月OKとか言ってたし 諦めな」と軽く言われる
「県警 高速機動隊のエースが 城南のエースが なんでまた」妹
「それはね 面白いから だって 大円は正月に挨拶に来た 三穂ちゃん来てないし
会いに来たわけよ したら本部長もノリノリでOK だしね」
完全に楽しんでる どうしようも出来ないと諦めてるが
センチュリーに戻り 家では無く椎木の城南横須賀に向かって貰う妹
ニホンカワウソ先輩が出てきてる どう考えても次に出てくるのは此処のメンバー
先に挨拶を入れて抑え込まないと もう兄貴とは関係なく出てくるメンバーだ
椎木の城南に車列横付けで降りて 店に入っていく妹
「ご無沙汰してしまって なんとか免許も取れまして」と挨拶を入れていく
「おう 三穂ちゃん ご・ぶ・さ・た」ジョージ社長
あ、マズイ 1年以上顔出してない 怒ってる 言い訳がない 素直に行こう と妹
「もうね 車を買う相談に来る前にあの車列 兄貴の嫌がらせ
ニホンカワウソ先輩まで乗っかって ジョージさんの選んだ車で大学に通いたい
FCのD車にナンバー付けれませんか しょぼいB車は高校生で飽きました」
店の駐車場を見に行き ニホンカワウソ先輩と爆笑しながら戻ってくるジョージさん
「凄い車列だ 皇族並みだな 日の丸は振られてないか」
やっと左奥のコーヒーコーナーに行くことが許される
「振られてます ヘキサグラムとメタボの大使館員が小旗を配ってますし
白バイとニホンカワウソ先輩のPCが赤灯廻して先導です」
またまた爆笑のジョージさん
「なんでまたFCのD車 いまなら四駆の方が速いぞ」
「兄貴のNAはFR 負けるわけには でも公認取れてるのが不思議なバカ馬力な車
FCのD車にナンバー付けないと置いていかれる」
「意地っ張りは治っていないか 教えた俺が言うのも何だが 勝てないよ
あれ13Bターボの350馬力を思いっきり後ろに下に積んだ
よく熊山さんが公認通したと言う車だ 毎年ツインプレート交換だし
毎春秋にタイヤ交換のダーダー仕様」
「はい?? NAのテンロクじゃ」
「あいつさぁ おむすび大好きじゃん 金に飽かせておむすび積んでる
まだ元ダート車のほうがおとなしい 車も熊山さんがキッチリ作ってる
260馬力でセンターデフが25の75 振り廻していく仕様だ それ貰っとけ」
「はぁ」
「大円に電話して 元ダート車を三穂ちゃんに譲れと言っとく
熊山さんトコでメンテも頼める タイヤもおれんトコでいい
請求書は大円に投げれるし そうしとけ」
これは ジョージさんに逆らうのは愚策と判断して
「ジョージさんの教え 間違いなし 兄貴に送迎は不要とジョージさんから
言って貰えませんか 自分であの車で ニホンカワウソ先輩の先導はちょっと」
「そりゃそうだ 電話で呼び出して説教しとく」
妹 心の中でガッツポーズ 兄貴でもジョージさんには逆らえない
電話番号などを交換してお暇をして センチュリーに戻る
でも此の人たちに仕事がなくなるのマズイと考えるが アリスが居る
兄貴が何処までの契約をしてるか知らないが 残契約はアリスで
リカール家の御曹司の彼女候補だ メタボもヘキサグラムも それで押し切ろう
そうこうしてる内に アリスは 八ヶ岳のトレッキングを楽勝で熟し
来週末に迫った 信濃流家元のお点前の検分に意識は移り合宿再開
が
涼子さん ご懐妊で酒も禁酒で 妊娠初期で移動制限が掛かり来てくれない
典子母も困るが 更に涼子さんが後を託した美沙さんもご懐妊で 移動制限が掛かる
呑んで渡るダメ女 の称号は返上していく二人だが 今でなくてもな純金の9人
どうにも困った9人と典子母
明奈が決断して鏡智に教えを請おう と言い出す 妹大反対だが8人の意見で折れる
妹的には 来た兄貴に 頭を下げてお願いをするという屈辱だが 始まってみると
所作から作法 謂れ 総てをだいぶ歪んでいるが熟していく兄貴 尊敬を集めていく
「長着 初心者だ もう半寸は裄丈を短く そうすればもっと楽が出来る
流行りは長くだが熟せないとやらかす アリスは1寸短くしてつんつるてんに」
『あれ??』妹
「足袋も四ハゼ 五ハゼとか ハゼは止めとけ 足袋ソックスにしとけ
間に合わなけれな白い靴下でもいい 履き替えで手間取って焦るとやらかす
そもそも今着てる訪問着 準礼装 五ハゼが基本 おまえら今 何ハゼだ
長着などの着物 今回の検分の本質ではない 抜けるとは抜け」
とても兄貴とは思えない妹 でも皆は納得して 教え鍛えは進んでいく
兄貴 パイレックスのメスシリンダーに熱電対の温度計
緯度補正付きの0.01g単位の質量計に薬包紙 補正用の分銅を並べてる
どれもこれも JISの校正証書付
分銅は1個だが 他は人数分揃ってる どこの化け学の実験室だ
「このお茶で今の気温湿度だと 理の声だと これくらいだ
ササッと薬包紙に乗せる メスシリンダーに湯を入れる 2.2g と 63mlだ
でも今は 基本の60mlと2.00g 繰り返し 測って 体に叩き込め」
「兄貴 それって 茶道じゃなくて 化け学の調合では」妹
「そんなの 俺には万物の理の声が教えてくれるが お前らは 自力だ
なら釜から柄杓ですくう湯は98℃だ 何処まで柄杓で温度が下がるとか
盆点てのやかんからだって 椀に注いだ時点での椀の熱容量で温度が一気に下がる
お湯は柄杓ですくってとやかんから30mlと60.0ml〜75ml 5ml刻みで刻み込め
温度も見とけ 80℃が基本 粉の種類や状態で変わるし椀の熱容量でも変化する
茶杓で2.00g 2.20g 4.00g 誤差5% 根本の基礎だ
柄杓は直径48mm 深さ45mmが多い 一杯で78ml
俺だと声を聞き 誤差0.25%以内に抑え込める 純金は体に刻み込むしか無い」
「仏様の茶とは 対極の物理測定から お稽古スタート」純金の9人
「達人たち 栄子ちゃんや涼子さんはこれをお稽古だけで熟してる
更に季節 茶の状態 水の硬さ その日の気温や湿度 客の年齢等
全部を考慮して 調整してくる 追いつくには物理計測だ
追いつけるとは思わないし 追いつけとかそこまでは言わない 基礎の基礎を
茶を頂く懐紙や手前座に居る時の袱紗や布巾の茶を点てる前までは
涼子さんが教えた まず一定の茶を点てれるように訓練だ」大円
どうにも納得がいかない妹 帝釈天様を呼べるかどうかでやってみる
来たのが宝生如来様 薬師如来様 チビリかけるが 話を聞くと
「大円くんの茶は斬新なお稽古で 効率一番ですね
バイクの燃料の混合Gasのを作る応用 おもしろい おもしろい
着物は地獄での 私の教え鍛えで 如何にズルして楽するかを極めた大円くん
物理計測はヤマハの開発の方も使ってみえる その辺の知恵かも」宝生様
「茶は大日様を除けば 宝生さんが一番」薬師様太鼓判
宝生如来様に『おもしろい おもしろい』と言われてしまい
裏にヤマハの開発陣が居そうと匂わされては 教え鍛えと切り替えるしか無い妹
基礎に5日間が費やされ 測った粉と湯で シャカシャカも並行して練習
これは兄貴様の検分と自分のと兄貴様ので飲み比べて
最後は もっと自由に 万物の理の声を聞こうと仏様の茶に突入していく
そして 茶室が寒くなる 如来の力 何でもありでの教え鍛え
いつの間にか手前座に湧いてくる 椀の箱
寿司屋の湯呑みのような縦長の椀になり 茶を暖かく
暑くもなる 椀は平たくなっていき 冷まして涼しく
手前座の右側の畳から湧いてきた 歪んだ椀を出される
「この椀は失敗作では」リサ
「正面で受けて 頂く時に右でも左でも90度ズラシて呑んでみなさい」
「あ、これ飲みやすい」アリス
「これが昔の椀 ろくろの後に歪ませる手間を掛けて飲み易くしています
客に正面と飲み口を分けてるのを 教える親切な椀ですね
今の真丸は 子供向けにどこでもいいよと作られた簡易版です
作るのも ろくろで廻してれば真丸になるし 型も簡単で 楽に作れます
でも絵で正面が有ったりする 矛盾してる どこでもいいのに正面がある
大円くんの椀は仕来り通りに正面はなし どこでもいいと正面を拒否する書」
歪み掌で正面をズラすと持ってハマり 飲み口が来る黃瀬戸
まん丸で絵正面の織部 まん丸で絵もない美濃
「よく見て 正面の意味があります」
皆で見てもわからない純金
「絵と釉薬の景色で正面に 左に90度 椀が薄くなって飲み口が見えないですか」
「あ!!」純金
「茶人も陶工も変わり者だらけ 他人と違うもの 同じ様に見えて違うもの
これも黃瀬戸ですが 外側がボロでも椀の内側が黃瀬戸 楽しむ椀です」
浅いの深いの多種の多様の椀が出てくる トラップの椀もある
大きめの歪んだ黒織部
「これ黒いし 大きくないですか」妹
「黒織部という 織部は緑との常識をひっくり返す様に考案された弄れの陶器です
大きいのは濃茶用の椀だから
濃茶は元々は武士の血判状の廻し飲み用です 5〜6人で飲める量を点てる
本来 女性が廻しのみとか はしたない飲み方になるのでやるものはありませんが
明治以降は女性も茶道を嗜むようになり 茶道の一種目として採用されました
経験です 手を受けてみて下さい」
手を出す典子 すっと掌の間に椀を入れる ふわっと収まる
「人の掌意外と許容範囲は広い それ様に作ってあります」
黃瀬戸 緑の織部 黒織部 の濃茶碗も出てきて
「一人分だと 4.00gに30ml 2〜6人分もやっておきなさい」
物理と物量と時空を歪ませる仏力で 教え鍛えをやりきっていく宝生様
大円 横取りされて やる事もないので部屋の隅で体育座りをしてる
「後は お任せします」と帰っちゃう宝生さん
見ただけで100は超えてる椀がそこら中に散乱してる
「椀の片付けの練習だ 頑張れ」純金達に投げつける大円
と言う日が繰り返され 由美子さんの検分の日となる
ナビゲーターとセンチュリーの車列で9人揃って 信濃流家元邸へ行く
どのみち合宿で典子の家に泊まり込み 皆で揃ってという道連れにして
車列に乗っての通学をしているので 今日も車列で来ている
全員 裄丈は短めの長着で袂のやらかしを防止して
足袋は足袋ソックスで履き替え簡単に 焦らずに行けるように 検分に挑む
信濃流の幹部も見ているなか
当然のように真丸の椀 歪んだ椀 トラップの椀が出てきても 熟していく9人
薄茶と濃茶を披露していく 純金
「誰の教えだ 落ち着きがある 涼子も美沙も居ないはずだが」由美子さん
「兄貴に頼むしか無いと 兄貴の教え鍛えのはずです」妹
「そうか 封印をしたはずだが 真っ当な教え鍛えも出来るのか」
「兄貴で始まるのですが、いつの間にか宝生様ご本人がお見えになっており
直々の教え鍛え 兄貴 部屋の隅で体育座りしてました」
「ご本人から直々にと なら一服ずつ 私の茶を」と手前座に座る由美子さん
宝生様の椀で 勧める由美子さん 9人とも出されたそのままで頂く
幹部は渋い顔
ネタ割れは面白くない由美子さん
9人を引き連れて コメダに移動する
「みな 出されたそのままで 正面をずらさずで 松尾流みたいだな」由美子さん
「あの椀には正面がない 椀もどこでもいいと ご本人が言ってますし」ねね
「それはズルだな 悩み苦しむのも教え鍛えだが」由美子さん
「今ではないです そんな正面の無い椀 悩むなと
歪ませて 飲みやすくした椀には椀の言う通りに飲みやすく
椀の声を聞き そのまま自由にと あえて動かさずも自由のうち
手前座の指定のままだと松尾流 かえって自由がないとも」美久
「そう パンチ二人の教え パンチ阿閦如来の椀を使い もっと自由に」由美香
「きっちりとしたお点前と もっと自由に を熟すか」由美子さん
「まだまだ熟せていないと 栄子ちゃんの足元にもと
部屋の隅で体育座りで見てた 兄貴は言ってます」
「そこを基準に置いたら あなた達が気の毒だ ほぼ2ヶ月しかやっていない
私が5年も鍛えた 栄子と並べたら辛いわ」由美子さん
ホッとする9人
「兄貴 も 宝生様も 要求値が高すぎる」愚痴る妹
「それは 師が如来様 と 如来様ご本人だ そこがスタートで見てくる
スベってるだけだ 気にしたら負け」由美子さん
「この検分合格で 大学の実習は楽勝」とリサが言うと
「それはダメだ 大円くんどころか宝生如来様直々の教え鍛え 高度過ぎる
うちの幹部でも理解できていない 大学の実習の講師レベルではアウトだ
大円くんトラップ というか 宝生如来様トラップ
しばらくうちに通え 現し世基準で真っ当なお稽古で修正する」由美子さん
「はい??」と9人
「そんなのさっきも言った通り 宝生如来様直々の教え鍛えを受けたあなた達だ
万物の理の声を聞けばいい これを目指してしまう
現し世の流派の幹部レベルでは理解できない
私とて大円くんの本気の正式なお点前とあの椀の意味を完全には理解できていない
だから大円くんのお点前は封印とした その封印をされた大円くんの教え鍛え
挙句の 宝生如来様の直々の教え鍛え 修正しないと現し世では無理がある
諦めることも大事だ」由美子さん
「やらかした 鏡智だし」明奈
「それでも 裄丈短めとかの素人対応は押さえている 足袋ソックスには笑った
それは大円くんの 本質ではないから楽をしろだろ
それに 茶の粉の量も湯の量も正確だった 現し世の常識だけで済む」
「メスシリンダーと精密質量計と熱電対の温度計
湯の量 粉の量 温度 まぁええだけ練習しましたから」由美香
「現し世の最新技術も導入するのか 使えるものはなんでも使うな
何度も言うが 大円くんの物理計測での教え鍛えはまだしも
宝生如来様の直々の教え鍛え 現し世のモノではない 常識ハズレだ
大円くんが捏ねて 如来様ご本人の書が書かれているあの椀
正面がない悪戯の椀 ここまでしか理解っていない まだ先があるそうだ」
「諦めよう 一日で春夏秋冬を熟し それでの湯の量と温度を変えるとかまで
現し世ではなかった 家元のトコに通って 常識を取り戻そう」優香
「明奈とニホンカワウソは来なくていいよ どうせ外れてるし」ねね
「ひどくない 兄貴の教え鍛えに最後まで反対したのは私」妹
「7人も9人も同じだ 仲良く通え 格落ちの指導になるが我慢してくれ
現し世の 人の 常識に合わせる教えだ 毎週の何処かで」由美子さん
「木曜日がゼミもなく 講義も1500まで 1600にはこちらへ来れます」ねね
「それで 手配はしておく 落とし穴に落として悪かった」由美子さん
「それって 兄貴に頼ったのが落とし穴 どうしようもない」妹
「見えてる落とし穴だろ」由美子さん
9人で「そうだった 言われてみれば そうだよね」と納得して
一旦 由美子さんの家元邸に戻り 修正のお稽古の日程調整をいれていると
大円が入ってくる
「三穂 お前汚いな
城南から呼び出しを喰らって ジョージさんにしこたま説教されて
ニホンカワウソ先輩や他の先輩たちにもええだけ笑われてきた」
「偶には叱られるのも 人の道」全ツッパの妹 後ろにジョージさんが居る 強気だ
「まぁいい 四駆に乗ってきた ほれキー 正門前の土地も借りといた駐車場に使え
それはいいけど 6台の車列 前払いで2年の契約をしてるんだが」
「そんなの アリスのガードよ 幸いヘキサグラムもメタボも仏とは問題がない
リカール家の御曹司の彼女候補 何かあってからでは遅い」
さも良い事の様に能書きを垂れ アリスに押し付ける妹
「お前のガードはどうする?」と訊く大円の肩にトントン 振り向くと帝釈天が居た
帝釈天は無視して 会話を続ける
「理解った アリスのガードな ヘキサグラムと星条旗で半分の3台で卒業までな」
「はい?? 私一人で あの車列で通学??」アリス
「言ったでしょ 私達と矢田さんの店で会った時点でズレ始めて
リカール家の御曹司の彼女に立候補した時点で世界線は完全に変わっている
頑張れ アリス」妹
「それはねぇ 私達もズレていってるし 頑張れアリス」ねね
爆笑の純金の三回生
「アリスのお父さんの組長の生活安全の指導で 私は今ここに居れる」リサ
「そうか リサだと そうなるか」優香&美久
「それで行こう クリスチャンも頑張って体質改善中だ 筋肉女医28さんの指導
もう凄いぞ 食事からトレーニングメニューから 流石プロスポーツの指導医だ
こっちのお茶の指導は 熟せたか」
「大円くん 封印したはずだが」由美子さん
「一応 宝生さんと大日様の お許しは頂いて その範囲内でのつもりが
宝生さんに横取りされて 直々の教え鍛え 俺ではどうにも」大円
「そうか それなら仕方がない 現し世仕様の補正はしておく」由美子さん
如来様がまだ後ろに居るのかと思う純金達
「日程調整もOKだ 大円くんはせっかく来たんだ 一服どうだ」
「それより 浮かれポンチは どうしてます?」
「週刊金予備を見て浮かれポンチ ドラマや映画のVHSを見て浮かれポンチ
鈴鹿で並んで座ってる写真や動画を見て 話せなかったの
諌めても 話せれていないの 真っ青さんと大円君が会話している
動画や写真をみて 鈍感鏡智 バカ鏡智どうにも」
「三穂 送ってけ 帰ります」
「大円くん 約は忘れてないだろうな」由美子さん
「三穂 キー返せ 後でマンションに取りに来い 明奈行くぞ」明奈と出ていく大円
「では 私達もこれで」リサ 頭の中でアラートが鳴りまくって 即時の撤退を促す
典子の家で典子母への報告後 密談をする8人の純金
「家元の約ってまさか『ひろしさが来たら呼ぶ』との約なの」優香
「それじゃなかったら 明奈を連れて速攻帰る理由にならない」ねね
「封印の件はその前に ケリがついてるし」リサ
「それ 嫁が浮かれポンチで 凹んでるのに追い打ち」美久
「あれでは 不貞腐れるのは しょうがないわ」由美香
典子母の ご飯よ〜 で総て押し流して切り替える純金
今宵も深けたようで