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第103夜 鈴鹿も間瀬も追いかけていった

デカイテーブルに皆で座る純金7人と鈴木先生家族

まじまじと見ると やっぱり組長と思う純金7人


「組長 何になさいます」ねね


「組長 シロノワールは皆でシュアして」美久


7人が組長と認識してそこがスタートで話が始まる マリーさんも納得


「お父さん これが世間の評価 ニホンカワウソ先輩が居なくても

 これが 純金7人とママの評価 ニホンカワウソ先輩のお兄さんより酷い」

娘のアリスの言葉が 鈴木先生の心を直撃していく


「でもねぇ 鈴木先生は 年相応でカッコいいのがねぇ」ねね おっさんが好き


「微妙に 長い友達に去られてるのが残念 やっぱパンチ

 お兄様の卒アルに載ってる組長のパンチ カッコよかった」優香&美久 鯉ガール


「だよねぇ 美久の影響で 鯉ガールになって2年 衣笠さんのパンチがいい」明奈


鈴木先生 髪の毛が薄いまでを喰らいズタボロ もう組長で行くしか無いと決断


「組長として若い衆の矢田のチケットは使えない マリー払いはウチで」鈴木先生


「はい あなた 任せなさい」とマリーさん


下を向くアリス 爆笑の純金の7人 隣のテーブルに座る二人


「妹さぁ 20と油断しすぎ 栄子ちゃんだってちゃんとやってる」

池田の説教は続く


聞こえてきてる7人 マズイ まだ20と適当パンチでスキンケアをしてる

アリスもまだ18だしと余裕をカマしてるが あと2年 マズイのは理解できる


「池田 其の辺にしとけ まだ二十歳だ しょうがない

 そこまで説教入れたんだ 月イチで通わして面倒は見ろよ」 中本が来た


「中本さん 救助有難うございます」妹


「救助かどうかは 不明だ 月イチで池田のトコに通え」中本


意味が理解って 嫌な予感は これか となる妹


「でも それほどのお金が無いのですが」有っても無いと言って逃げたい妹


「いいじゃん 兄貴に払わせる 請求書は大円宛で 俺のトコにも通え

 請求書も行き先が有って 問題ないしな」 シェ中本


「だれ?」との素直に疑問


「シェ中本 って聞いたことないか 俺のあとのメイク担当だ」池田


「ほぼ 芸能人しかメイクしてない シェ中本さん!!」マリーさん


ここで終わって欲しい 終わらないと このエディバウアーの快適な生活が終わる

兄貴には多数の文句は言いたいのだが このバウアーの生活だけは頭を下げられる

もう兄貴のBest Lapだ 昔のマムシを捕まえての給食費並みのBest Lap


が、来てしまう松田


「お前ら 俺はハバか 結婚報告の呑み会設定しようぜ」と入ってくる松田さん


「妹 そろそろちゃんとスカートを履けと言いたいが バウアーでコーデ

 ちゃんとしてるし 見合いになったら長着の特訓な」松田


松田さんがスルーしてくれた バウアーはいい 兄貴に これだけはお礼が言える


「はい?スキンケア池田さんとシェ中本さんが 通えと 此の方は」マリーさん


「ウェア松田 服飾の達人だ」池田の紹介で松田も座る


「ニホンカワウソさんだわ」と納得する純金の7人


「私じゃなくて 矢田さんの友達なの 矢田さん関連なの」妹


そんな妹の言い分は軽く無視され 池田 若い8人の顎を掴み肌を見ていく

「妹と一緒に月イチでいい 通え」


仲間が出来たので 余裕が出た妹 「皆も通うの」と宣言していく


「じゃぁ 俺も池田のトコ行ってメイクの基本を教えるわ」シェ中本


18のアリスまで巻き込まれていく純金の9人で通うことに

コーヒーを飲みシロノワールとカツサンドを食べて 解散していく


居残る三人 美里さんの状況確認と松田と矢田の結婚呑み会を企画して解散していく


典子の家に戻り 合宿の延長を 皆でお願いする純金9人

アリスも巻き込まれて連れてこられ 茶会に参加となっている

8人で純金だしお茶は必須と 自分の事は棚に上げて能書きを垂れて連れてきていた


「はい? 15日の茶会は 家元の家で 家元の由美子さんが亭主で・・」

典子母 目が廻る 


「兄貴の申立だと 由美子さんの判断で一般人にはお点前は不可との封印らしく

 封印をした責任上 代わりに由美子さんが 手前座に座るとのことで」妹


「なんですか その申立は」典子母


「兄貴 半分 この現し世の者じゃないんです 五智如来様と友達だし

 不動明王様と帝釈天様とは 兄貴は友達と信じてますが 

 向こうはのダダ滑りに付き合いきれない 関わりは持ちたくないと避けて通る

 先日 夢枕に帝釈天様が立たれて『お願いだから 兄貴を近づけないで』

 とお願いされました まぁ私如きには無理なお願いですが」


「不動明王様と帝釈天様のお気持ちは理解る」優香

「私達は滑落を見送っただけ より深刻な事態よ」美久


「ニホンカワウソさん以外が言ってたら 爆笑だけど 全然笑えない」典子


「それって 本音ダダ漏れの大声の 左腕の曼荼羅の件?」ねね


「そう あの曼荼羅の入れ墨 五智如来様のお許しで何でもありの世界線に行く」妹


「それ何時 入れ墨を入れたの」美久


「兄貴が高1には入ってた」妹


「2年前のティーニュでは無かった 一緒にシャワーも入って見てる」優香

「ちょっと それは言わない約束 でもベットでも無かったわよ」美久


「普段は消えてる 五智如来様のお許しの証で曼荼羅の入れ墨が浮き出てくる」妹


「消えてるとか浮き出てくるとか 人の世界じゃない」7人


そこではなく シャワーとベットが引っかる典子母

「優香さんと美久さん あとで話を」


「そんなん 目のゆるい海外 攫われるのを助けてくれたヒーロー

 衣笠さんの大ファンの私に あのパンチ 滑らなければ求婚です」優香


「そう 江夏さんのファン 絶滅危惧種のパンチ 行きますが 滑落されては」美久


開き直る純金二人 「滑落って」典子母


「もう 日本語での会話は スベりまくり 滑落していく 仏語が出来ればと

 あの時程思った事はないです なんとか片言までは来ましたが明奈の足元」美久


「ティーニュでの出会い 再会はないと油断してました

 まさかニホンカワウソさんのお兄様とは 仏語の勉強怠りました」優香


「その ニホンカワウソさんのお兄さんは 仏語が」典子母


「日本語よりネイティブ 滑らないし」優香&美久&明奈&典子


「なにか複雑ね ちょっとお兄様を追いかけて見るから」典子母


「止めたほうが良いです 理由はうちの父に聞いて下さい」優香


「どうせなのでこっちの5人の父兄で うちの父と優香の父に聞いて下さい」美久


「それがいいわね 一回で済む」優香


かなり複雑な顔になるが 立て直してくる典子母

「お稽古始めます」

と アリスも合宿に強制参加で お稽古が始まっていく


皆で相互に手伝って長着に着替えていく アリスは典子母に着付けて貰う時に


「この袖 短くないですか」アリス


「まぁ 最初は この長さでもやらかしますから」典子母


やっぱりやらかすアリス でも 純金8人もやらかしてるので 笑わない

袂の捌き 油断すると やらかす 昨日も美久がやらかした

裄丈が短い意味と所作の意味を思い知る9人


翌日 集まる七家

「DoDのマーク入のナビゲーターの車列で送迎 後ろにDoDが居るぞだ」リサ父


「其の辺に気が付かずに うちの娘が追いかけた ええだけブロックの挙句

 警視庁の外事局の局長に呼び出されて 止めたほうが良い だった」優香父


「うちの娘もやらかして 愛知県警の本部長に呼び出しを喰らった

 調査は止めろだが 欧州のお貴族様が来たら即 本部長に連絡しろと」美久父


「その 連絡しろ 私も外事局長から厳命された なにか相当の裏があるというか

 何処かのお貴族様がお忍びで 遊びに来てやらかしたのかも」勘のいい優香父


「オープン情報でスフォルツァ家の若ご夫妻と三人で五竜で飛んだ」典子父


「リカール家とも繋がりがある 姉の春奈情報では 去年の鈴鹿最終戦

 バカでかいリカール家のハウスが三河バイクのパドックにいて

 スフォルツァ家に嫁に行った ジョルジェットさんが表彰台へシャンパン進呈 

 どうも三河バイクのバックアップをリカール家がしていると


 其の辺の関係で うちの明奈にリカール家のご嫡男の

 クリスチャン様との先含みの お付き合いをどうだと」明奈父


「うちの下の息子情報で三河バイクのライディング指導をお兄さんがしているとの事

 これは偶然ですが 下の息子は清須レーシングに入ってまして

 鈴鹿の最終戦の終了後のリカール家当主の挨拶から始まるパーティーに出て

 其の場に居たことは スキーの動画で顔も確認して 現認をしてます」典子父


「リカール家ーお兄さんー三河バイク 繋がる」明奈父


「何にしても 裏は取れない 取りに行くなら自分で現地にか

 ならば 普通に付き合うのみ ニホンカワウソさんとお兄さんで」優香父


「その普通が難しい 出てくる相手が 信濃流の家元だし」ねね父


「向こうにしたら 普通なんだろうが ダンスケ銀行に面通しに行った

 普通に赤に白十字のアメックスを使うとか 離れすぎてる」リサ父


「純金とかでは自慢は出来ないな でも向こうは普通に付き合ってくれだ」ねね父


「ウチレベルだと大人しく 深追いはしない オープン情報をこまめに」由美香父


「それが諜報の基本ですから 基本に忠実に 1回/2wでミーティングを」リサ父


「だと今日が金曜日 再来週の火曜日で」由美香父


「なぜ?」と皆


「再来週の日曜日には信濃流しなのりゅうの家元の家での茶会

 月曜日の夜までにオープン情報を集めて 会合」由美香父


「了解した」と七家の当主達が解散していく


家に帰らず 典子の家に居る 明奈父


「明奈 ニホンカワウソさんのお兄さんから リカール家のご子息の紹介が

 有ったそうだが」明奈父


「無理 それは無理 リカール家 無理」明奈


「明奈 おまえ春奈が落ち込んでる ネタ元知ってるか」


「知らない でもすごく落ち込んでる うっとおしい位落ち込んでる」


「春奈なバイクレースのライダーの追っかけをしてて 三河バイクの68を去年から

 鈴鹿も間瀬も追いかけていった 夏からのパラソル 私がやりたかったって

 したらラス前の鈴鹿で グリッドのど真ん中で パラソルとキス

 最終戦の年間総合の応援をしに行ったら 優勝を決めてピットでキス 凹んでな」


「ニホンカワウソ すぐお兄さんに連絡 クリスチャンさんとのミートを

 サーキットも通ったしバイクの話も通るうちの姉なら条件は揃ってる

 すぐパーク大円に向かう」気迫の明奈


姉の落ち込みがうっとおしい ならクリスチャンさんとくっつけて

両方を片付けてしまおうとの思惑で動くと 父もGoサイン

春奈も パーク大円に速攻向かう


今宵も深けたようで

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