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神様と守護霊様のおはなし

 神殿に落ちてきた女…神戸かんべ 星水晶せいらがいた世界と、今リュカやカインたちがいる世界は隣り合っていて、一人の神様が見守っていました。

 飛行機事故で星水晶の命が消えようとした時、神様は隣の世界に転移させることにしました。

 その時、彼女がしっかり握りしめた青い石のブローチには、守護霊が宿っていました。


『守護霊たちは元の世界に戻っても良いよ』


と神様は言ったけれど、一度世界を跨いでしまった以上、このまま残るという選択もできました。


『残る場合、この子一人では知らない世界で大変だろうから、助けてあげてほしい。

そのための力も授けましょう。』


神様はそう守護霊たちに言いました。

 

 何人かは元の世界に戻ることを選びましたが、好奇心旺盛でちょっと変わった守護霊たちは憑いていくことに決めたのでした。


「異世界で暮らすの、面白そう!」と。


一人目の守護霊は、異世界の言葉を覚えたい!異世界で暮らして色んなことを学びたいと思ったからです。


二人目は、異世界で仕事がしたい!女性が幅広い選択肢の中で自由に働ける時代に生まれたかったとずっと思っていたからです。


神様に、女性の労働はこちらの世界でも困難だと教えられ、残念に思いましたが、どうしてもやってみたいことがあるから、と残ることにしました。


三人目は、異世界で素敵な男性と出会いたい!生前はお見合い結婚でできなかった、胸がときめくような恋を体験したい!と。


 無責任?まあ、こう言ってはなんですが、他人の人生ですし。星水晶にとっては迷惑でしょうが…


四人目だけは、異世界でこの子が生きられるように助けたいと、心から思っていました。


 そして、神様がお与えになった力で、守護霊は星水晶の体で行動することができるようになりました。


 

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