スライムと契約させられた俺
俺の意識は遠くなっていく。
俺どうなったんだっけ?
そうだスライムに負けたんだ。
スライムだぜ、ゲームじゃ最初のザコ、そんなやつよりもザコなんて俺はなんのために転生したんだよ。
(やっとみつけた)
誰だ、俺の頭に直接話してくる
(僕だよ、僕。君が助けてくれたネコってやつだよ)
え、えええ
(僕も気づいたらこの世界にいてね、君はなんでこの世界に?)
そんなの俺がききたいよ。転生したからには何か役割があるかと思ってたんだけど
(ふーん、もしかしたら自分の役割にまだきづいてないのかもね、とりあえず君の体はもらうね、ずっと一緒だよ)
えっ、ちよっと。それってやっぱり死んだってことじゃん
(そうじゃないよ、融合だよ。基本は君だよ。何かあったら僕の力をつかえばいい。いわば融合…じゃなかった契約みたいなもの)
契約…契約ならドラゴンとか強いのがよかった
(僕に負けたのにまだそんなこと言うんだ。意識もうばっちゃうぞ)
ごめんなさい、それだけは
(それに僕が弱いなんて決めつけはよくないね)
強いんですか?
(それは戻ってからのお楽しみだね、じゃ眠いから寝るね)
ちょ、ちょっと
僕は目を覚ました。さっきスライムにやられたところだ、
特に変わったことはなかった。
夢だったのかな…
(夢じゃないよ、少年)
「うわっ」
(これからは僕が力を貸してあげるから頑張りなよ)
こうして俺は不思議な力を手に入れたようだ。
お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。