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立ち向かう赤髪少女  作者: 雪氷華
海辺の町
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1-1 小さな港町のギルド


潮風が晴れた空の下で吹き抜けていく。

陸の端側に船が寄り、旅人が行き交う海辺の町。


小規模ながら定期便が通い、物質の交流で賑わいを魅せている。

町の奥の方に港を構えており、中心街には建物が立ち並んでいる。

全体的な規模としては、そこそこの発展をしているといえる町並み。


その建物の一角で、赤い髪をした少女がそこの建物内の受付に向かって並んでいた。


「10束で銀貨2枚になります。ありがとうございました!」


カウンターの受付嬢に薬草の束を渡し、報酬の銀貨2枚を受け取る。

ここは冒険者ギルド、ならず者や腕自慢たちが依頼と引き換えに金銭を得る場所。

彼女はそこでEランク冒険者として日々を過ごしていた。


銀貨2枚は生きていく上で最低限の金額とされている。

素泊まりの宿に銀貨を1枚、毎日の慎ましい食事に銀貨を1枚。

もっと普通の生活をするには銀貨5枚以上いるというのが一般人の認識だろう。


銀貨2枚では最低限の食事と宿しかなく、贅沢などは一切出来ない。

その気になればその宿でさえも野宿で済まして削ることは出来るのだが……

薬草採取が安定してる今となっては、彼女もそこまでする気はなかった。


「えーと、お名前はアリスちゃんだったかな?」

「アリスティアだ、間違えないでほしい」


クロノ・アリスティア……

それが彼女の名前なのだが、よくアリスと略称で呼ばれている事に辟易している。

最初は偽名で登録しようとし、『ピコレッド』と名乗ってみたのだが速攻で却下されてしまっていた。


**


冒険者にはランクがあり、Fから順番にAまで。そして上にSがある。

Aは天才が努力して成れる最高ランクであり、Sはそれらを越えてしまった何らかの人外である規格外ランク。

Fは申請時に誰でも貰えるランクであり、これは仮免許のようなものになる。


まずはFで登録し、そこから簡単な依頼を2、3回。

あるいはギルドへ1ヶ月くらい顔を出していれば自動的にEランクとして昇格される。

つまり真面目に冒険者をする心構えさえ見せればEランクに成れる=実質の最低ランクはEランクとなる。


まあ世の中には最低限の真面目さも無い輩がいたり、

あるいは登録に来ても結局依頼を一度も受けなかったりする奴がいたりもする。

なので、Fランクという括りには一定数の人達がいたりするみたいだが……。

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