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雨のキャンバス

作者: 伊集院 大和



窓の向こうでは 雨音が 聴こえ


今日1日 ずっと 雨は降り続くのだろうか


そう考えてしまうと また私の心の中が

憂鬱な空の色のように 曇ってしまう




この憂鬱な気分を変えようと

傘も差さず 街を出た


いつも聴こえてくる 爽やかな鳥のさえずりは

今日の雨音に掻き消されて 聞こえないだろう

そう想いながら うつむいていた


いつもの ルクセンブルク公園に辿り着き


雨音に掻き消されながらも 聴こえてくる

鳥のさえずりが 聴こえる方へ 耳を傾けた




あぁ この憂鬱な雨音にも負けずに鳴いている


そう想うと 私の心は 少しずつ 晴れやかになり


ずぶ濡れの雨の中 空を見上げ 晴れ間を探した


空から降る雨は 綺麗じゃなくても


せめて 気分だけでも 晴れていないと


また いつもの私に 戻ってしまいそうで


あともう少しだけ このまま雨の中で佇んでいようか






心の中に 晴れ間が 見えるまで




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