開花する妖の名を持つ桜。
皆さんこんばんはそして超お久しぶりです!夜桜デビルです!
失踪したかと思いました?安心して下さい♪完結するまで絶対に失踪しませんよ。取り敢えず投稿遅れてしまって申し訳ありません…前回投稿が遅れるとは言いましたがここまで遅れてしまうとは私自身思っていませんでした…いやBO3が楽し過ぎるのがいけないんです!あれはFPS好きの人は中毒になっちゃいます!しかも三月にBFの最新作が出るとの情報が入ってきました!これはまた更新が遅くなりそうです…しかも今回過去最高に短いです!
それでも待ってくれている方々本当にありがとうございます!
それでは今回も楽しんでいってもらえれば光栄です!
「次はこれかな?【大衝撃】デュアル・インパクト!」
西行妖に接近、両手で衝撃を食らわせるが
「あらら、結構強めにやったのにまだ折れないね」
「まぁ、衝撃は霊力の圧力で押し潰すようなスペルだから折れねぇだろ」
「…しかし、本当に頑丈だな」
地面に着地し、衝撃を与えた箇所を見るが中心からクレーターのような形に抉れてはいるがまだ四分の一程は残っている。しかももう再生し始めてるし…
「…もういい。もう面倒くさくなったよ【霊砲】アトミックバースト!」
連続してスペルを宣言。同じスペルだけど今度は規模も威力も違う…今度はチャージ七秒+霊力増加で本気でへし折りに行くよ
「消しとべぇ!」
轟音と共に放たれたレーザーは西行妖を呑み込む。あ、これ跡形もなく消し飛んじゃったかな?
「おっほーいつ見てもヤバイな」
「…これでまだ余力があると考えると笑えないよな」
狂助と静夜が何か話しているが轟音でかき消されてほとんど何も聞こえない。さて、そろそろ消し飛んだかな?
「…なんか嫌な予感がするんだけど」
「…同感だ」
「この雰囲気だとな」
もうもうと上がる煙の中を凝視すると黒い影のようなものが見える。しかも何かうねうねと動いているのだ。これはあれだやってしまったってことだ
「ヴォオオオオ!!!!」
「うっは~予想的中だな」
「あはは」
濛々と立ち込める煙を見つめていると突然轟音と共に暴風が吹き荒れ始め、暴風に煙が吹き飛ばされ西行妖の姿が表れ始めた
「姿までこんなになっちゃ完全に化け物だよね」
「そりゃ言えてるな。こいつみたいなもんを化け物以外に何って呼ぶんだってな」
「…俺は酒を飲み足りないんだ話す暇があるならさっさと殺すぞ」
晴れた煙の中から現れたのは枝が弦のように動き、馬鹿デカイ口をパクパクと動かしている木の化け物。見た目は先程の面影はなくただただ気持ちの悪い化け物にしか見えない。
「分かってるよ。僕もまだ宴会を楽しんでないし…」
「こんなに狂気を纏わないと行けなくなったのは久々だな」
一つ息を吐き纏っている霊力を更に増加させる。狂助も俺と同じように狂力を纏うと目指できる程の赤い霊気と黒い狂気が入り交じり始める。
「…行くぞ」
静夜の声と共に西行妖へ接近していく。打撃や放射攻撃がほぼ無意味なら斬撃を使うまで
「【乱舞】霊力式大乱舞!」
ナイフをホルダーから抜きながら残像が残る程の速さで一気に近づきスペル宣言。僕の持つスペルで一番手数の多い斬撃攻撃スペル。これでダメならあとは狂助達に任せるよ
「あはは、ダメみたいだね~」
スペルを解き西行妖を見るが切り裂いた傷は殆ど擦り傷のような小さなものばかりで全く効いていない。結構本気でやったのに…
「【狂器】ホーン・デビルズ」
俺が小さく溜息を吐く隣でスペルを宣言したのは狂助。その狂助の周りには黒く光る鎗が多数浮かびそのまま高速で西行妖に突撃していく。これも久々に見るスペルだね
「…俺も行くぞ。【写符】マスタースパーク」
狂助に続き静夜もスペルを宣言し魔理沙が使うマスタースパークを発射する。もちろん威力も大きさも魔理沙より遥かに上だ
「…多分これでもダメだね。これでも五割は出してる筈なんだけど…」
「それは言えてんよな。これ以上は白玉楼まで破壊しそうなんだが」
「…やっぱりダメみたいだぞ」
煙から現れたのはまたもほぼ無傷の西行妖の姿。しかもスペルの力を吸収しているようでどんどん大きくなり花弁まで付け始めた。
「ほっ。これはもうさっさと消し飛ばした方がいいと思うんだけどっと」
「もう少し遊んでやってもいいと思うが厄介な事になるのは正直面倒くさいしな」
「…俺も早く酒が飲みたい。もうさっさと消し飛ばすぞ」
やはりやられっぱなしという訳もなくうねうね動いていた弦が次々と襲いかかって来るのを躱しながら狂助達と話を纏めていく。結果もうさっさと消し飛ばそうってことになったよ
「そうゆう訳だから西行妖、君には消えてもらうよ【霊砲】アトミックバースト」
後退しながら弦を躱し今回三回目のアトミックバーストを宣言。今回はチャージ時間も込める霊力も増大したからさっきの二発より更に強力だよ!
「ふぅ…久々に八割近くでスペル使ったよ」
「お疲れさん。案外脆かったな」
「…あんな奴狂夜一人でよかっただろ」
息を吐きながらヘタリと地面に座り込む。別に疲れた訳ではないが久しぶりに多量の霊力を使用したので体が少しダルくなったからだ。因みに西行妖は言葉通り跡形もなく消え去り残ったのは燃え残った残骸と焼野原だけだ。こんなに面倒になるなら最初から吹き飛ばせばよかった…
「一人じゃチャージ中に邪魔してきそうだったし狂助達がいて助かったよ。それにスペルの試し打ちもできたしね」
「そんならいいがな。さて、俺は酒でも飲んでくるか。静夜も一緒にどうだ?」
「お前は酒が入ると面倒くさいから正直遠慮したい所だが久しぶりの再会だ特別に付き合うぞ」
なんだそれと言いながら狂助は静夜と肩組みをしながら歩いていった。一瞬見えた静夜の顔も口元が少し緩んでいたので満更でもないみたい。さて、一人になっちゃったけどどうしようか
「あら、もう終わってしまったのかしら?」
「ん?あ、レミリアさんに咲夜さん」
屋根の上に戻って一人酒でもしようと振り返るとレミリアと付き添いの咲夜が歩いてきていた。多分膨大な霊力を感じてこちらに来たのだろう
「今ちょうど終わったところです。あまり強くなかったので自分が倒してしまいました」
「強くなかったね…。大妖怪レベルの膨大な霊力を感じたんだけど」
「多分気のせいですよ。お酒も飲んでましたし感覚が麻痺してしまってたんですよ」
適当な言い訳を並べ話を濁す。倒した西行妖は保持していた霊力だけを考えれば幻想郷最強といわれている霊夢よりも多かった。ただ、その膨大な霊力も上手く使えなければただの宝の持ち腐れ、正直霊夢の方が動きも使い方も上だ。
「そうかもしれないわ。それよりフランがあなたの事を探していたわよ?階段近くに居た筈だけど結構飲んでたみたいだから様子を見に行ってくれるかしら」
「いいですよ。ちょうど暇でしたし酔いも少し冷めてしまいましたから」
「ならお願いするわね。それじゃ私は霊夢と飲んでくるから行くわね」
レミリアは少しだけ口元を釣り上げながら付き添いの咲夜を連れて本堂の方へと歩いていった。さ、僕もそろそろ行こうか
「確か階段近くだったよね。久しぶりに沢山飲もう」
普段あまり飲まないが今回くらいは沢山飲んでもいいかと考えながらフランの居る場所に歩き出した。
今回話が可笑しかったり短くなってしまったのは早々と西行妖との戦闘を終わらせる為です。ここからまた少し宴会パートに戻ってから新章に入ります!三月までは定期的に更新できるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします!




