山の中の神社
どうもみなさんこんにちは夜桜デビルです。
今回は山の中の神社ー博麗神社へと狂夜くんは向かいます。え?もちろんあの方法でですよ?
今回少しグロイ表現があるので見るときは注意してください
それではどうぞ!!
「さて、どうしようかな…」
昼食を早い時間に食べた為まだ日は高いがやることがない。どこか行こうと思ったが止めた。僕はあまり人と絡むのを好まない為人里などは論外だしね
「狂夜~いる~」
「お姉さん?いきなり後ろに現れないでください」
なんて思っていたら僕のすぐ後ろから声をかけられる。この声はスキマ妖怪のお姉さんの声である。前にここに住んでいることを知らせてから偶にここに現れるようになっちゃってね。
「それで、お姉さんは何の御用で?」
「えぇ、ちょっと貴方に行って欲しい所があるの。博麗神社というところよ。貴方にもいい思い出があるんじゃないかしら?」
「博麗神社…聞いたことないと思いますけど?」
「百聞は一見にしかずということで行ってらっしゃ〜い」
「え?…わあぁ!!」
案の定足元にスキマが現れ転落していく。もう少し自重してよお姉さん…
---------欝少年転落中---------
「よいしょっと…ここが博麗神社…」
スキマから外へと吐き出される。着地は成功したよ。そして現在地は目の前……あれ階段?もしかして…
「階段を上っていけってことだよね…お姉さん神社前じゃなくて神社の階段前にスキマ開いたのか…」
はぁ…とひとつため息を漏らし階段をゆっくりと登っていく。
------------------------
「ふぅ、ちょっと疲れたな…」
階段を登り始めて数分目的の博麗神社に到着した。
「あれ?…ここって幻想郷に来る前に行ってた神社に似てるような…」
見た目が古びていないだけで鳥居も神社も殆ど同じ…成程だからお姉さんはここに送ったのか。まぁ、階段前に降ろしたのはちょっとした悪戯だろう。
「ん?あれは巫女さんと…魔法使いさんかな?」
賽銭箱のすぐ近くに座り談笑している少女が二人。一人は何故か脇が空いている巫女服を着た少女ー博麗霊夢。もう一人は黒を基調としたまんま魔法使いと言う感じの服を着た少女ー霧雨魔理沙と言うらしい。取り敢えず声をかけてみようか。
「すみません。ちょっといいですか?」
「ん?珍しいわね参拝客が来るなんて」
「明日は雨が降るぜ」
声をかけると談笑を止め少女二人はこちらを向いた。
「初めましてついさっき幻想郷に来た小路狂夜といいます。博麗霊夢さんと霧雨魔理沙さんであってますか?」
「えぇ、あってるわ。私が霊夢こっちが魔理沙よ」
「よろしくだぜ狂夜」
合ってるみたいで安心した。お姉さんが入れてくれた情報を疑ってる訳ではないが確認は大事だからね。
「幻想郷に来たってことは外来人よね?紫にでも連れてこられたの?」
「紫…あぁ、お姉さんの事ですか?」
「あのスキマ妖怪をお姉さんなんて変わってるぜ。紫は千歳以上のBB…うわぁ!!」
突然魔理沙の足元にスキマが現れ落ちていった。千歳を超えてても見た目はお姉さんだからいいと思うんだけど
「馬鹿ね…それで狂夜、ここに何しにきたの?」
「いえ、特に用事はないのですがお姉さんにこの神社を見てきなさいと隙間に落とされまして」
「それは災難ね」
ズズっとお茶を飲む霊夢。いつからあったの?という質問は多分流されると思うので言わないでおこう。
「災難ではないですよ。寧ろ感謝したいですね」
「あら、どうして?」
「僕が幻想郷に来る前に博麗神社な似た手入がされていない古びた神社があったんです。そこが僕のお気に入りだったので」
「お気に入りの場所に連れてきてもらったから感謝ねぇ…変わってるわねあなた」
「よく言われました」
そんな変わった雑談をしながら魔理沙の帰りを待った
----------------------
「ひ、酷い目にあったぜ」
「自業自得よ」
霊夢に僕の分のお茶を入れてもらい雑談をしていると少し離れたところから魔理沙が歩いてきた。服は所々破れたり焦げたりしている。お姉さんは何をしたんだろう。
「弾幕ごっこよ。幻想郷での遊びみたいなものよ。非殺傷の遊びだから死ぬことはないわ」
「それでもやり過ぎなような気がするのは僕だけかな?」
弾幕ごっこはお姉さんが入れてくれた情報にもある。僕や霊夢みたいな人間が誰でも微量は持っている力ー霊力。お姉さんや半妖みたいな妖怪が持つ力ー妖力。魔理沙や魔法使いが持つ力ー魔力
と言った力を圧縮した弾を使い相手を倒すというのが弾幕ごっこだ。ただ相手を倒すというこなとではなくどれだけ綺麗な弾幕を作り出し相手を魅了できるかということも弾幕ごっこの面白いところだ。更には幻想郷に影響を及ぼす 異変 というものや 揉め事 のときの勝敗としても用いられるらしい。
「あれくらいいつものことよ。もっとひどい時はスキマからボロボロになって落ちてくるわ」
「なんというか頑張って魔理沙さん」
「私を心配してくれるのは狂夜だけだぜ。霊夢は巫女として失格なんだぜ」
「大丈夫~魔理沙?(棒)」
「かぁ〜ムカつくぜ」
「まあまあ、魔理沙さんも落ち着いて。霊夢さんはあれなんです…ツンデレなんですよ」
「ぶふぅ!?な、何言ってるのよ狂夜!!」
「成程…霊夢はツンデレだったのか。それなら納得だな」
ニタニタと笑う魔理沙に顔を赤くして否定する霊夢に僕は※作り笑い※を浮かべる。
「狂夜笑ってないで何とかしなさいよ!!」
「やーいやーい霊夢はツンデレ〜」
「ツンデレはやめなさーい!!」
逃げる魔理沙を追いかける霊夢を見て僕はまた※作り笑い※を浮かべていた。
----------------------
「さて、こんな感じていいかな?」
話は飛んで僕の家(木の上)である。霊夢に夜にまた来るといい晩御飯を食べに帰ってきた。僕の分も作ると霊夢は言ってくれたが生憎今日の食料は調達済みだったので断り今に至たっている。
今日の晩御飯は兎の丸焼きと木になっていた林檎である。
兎は初めて調理するので簡単な丸焼きで、林檎は合わせるものが無いのでそのままで。一番苦労したのが兎の内蔵を取り出す所だ。動き回る兎の頭を切り落とし腹を裁く所まではいいのだが何故か頭を切り落としたのに四肢が動いて内蔵が出しづらかった。それを四回ほど繰り返し火にかける。火はそのへんの枝を掻き集めてジッポでつけただけだ。
そして焼けるまで林檎片手にタバコを吹かしている所だ。
「やっぱり血生臭いな…後で霊夢さんの所で洗わせてもらおう」
血だらけの右手に持っている煙草を顔に近づけると煙草の臭いよりも血の匂いの方強かった。
「さて、そろそろいいかな?」
食べ終わった林檎の芯を火へと投げ込み焼けた兎の丸焼きを手に取る。
「うん、美味しそうだ」
ジュウジュウと油が弾ける兎の丸焼きに僕はかぶりついた
さて、夜の山に人間が一人…これで次回登場する人物はわかる筈です!!
まぁ、ここではいいませんけどねw次回は明日か明後日に投稿します
次回も宜しくお願いします。