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1話

私は佐藤 くるみ。高校3年生!クラスで一番かわいい女の子!

私の学校での一日は、いつも同じクラスの中村君に挨拶するところから始まる。


「おはよう!」


私があいさつすると中村君は恥ずかしそうにかおをそらす。

昼ごはんも一緒に食べよ!と提案したけど、断られちゃった。

みんなには、なんで中村君に挨拶するのか、仲よくしようとするのかよく聞かれる。

確かに中村君は、陰キャだしスポーツも運動もできないし、不細工だ。

でも私の美貌にひれ伏さない男がいるなんて私のプライドが許さなかった。

今日は中村君と一緒に日直をする日だ。

一緒に黒板掃除をしてると、不意に手が触れた。


「ご!ごめん!」


中村君はそういって逃げる。


「大丈夫だよー!」


私は平静を装うけれど、心臓の動悸が止まらない。


外では雨が降っていたので、私は傘を忘れたふりをすることにした。


「中村君!私傘忘れちゃった!かさいれてくれない?」


中村君はしぶしぶ承諾してくれた。

帰り道、話題を振ってもなかなか続かないので、弟が最近カードゲームにはまっている話をすると、中村君は早口でカードゲームについて語ってくれた。

話をしているうちに中村君の家に着く。


「ごめん、急に早口でしゃべってきもかったよね…。」


中村君が謝る。


「ううん!とっても面白かったよ!」


私はにっこり笑いながら、鞄から傘を取り出してさし、身をひるがえした。


家に着いたら、スマホを開く。

クラスラインから、中村君のラインを追加し、メッセージを送信する。


『今日はありがとう!とっても楽しかった!またカードゲームのこと、教えてね!』


と送るとすぐに返事が来た。

何通かやりとりして、勉強を始める。

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